○川合孝典君 総論の
部分を聞いているわけじゃなくて各論の話しているんで、そこのところを踏まえて簡潔に、済みません、呼んでおいて簡潔にというのも失礼な話ですが、よろしくお願いします。
今、
一般論としてそういう
説明していただいたんですけど、実際調べてみましたところ、多言語
対応できる窓口なんてほとんどないですよね。要は、ポルトガル語が、二年前のこれデータなんでその後どうなっているか分かりませんが、ポルトガル語が
対応できるところが十九か所。ブラジル人の労働者が多い場所ですね、いわゆる群馬県ですとか静岡ですとか。英語が
対応できるところが十五か所、中国語十三か所、スペイン語九か所といったような形になっているんです。だから、多言語と言いながらも極めて限られた言語での
対応しかできないような整備
状況にしか今まだなっていないというのが現実だということなんです。
で、何かあったら相談ダイヤルがありますという話はありますけれども、実際、そのNTT回線使ったダイヤル相談でどれだけの人たちが相談に、窓口にアクセスできるのかという話になったときに、それが有効に機能しているかどうかということも実際検証はされていませんよね、数は把握はされているんだろうと思いますけれども。
私、やっていないと言っている話じゃなくて、なぜ、要は、
法務省としては多言語
対応をということで交付金まで出して取組をしていただいていることに対して、
厚生労働省の都道府県の窓口、労働基準監督署でその取組が速やかに進んでいないのかという、
外国人労働者の方がこれだけ急速に増えてきているのであれば、それに
対応できるだけの
相談窓口が必要だという
認識を
厚生労働省としてお持ちになっているのかということが問われているということを
指摘をさせていただいているということを御
理解いただきたいと思います。
これ以上踏み込んだ話は田村厚生労働
大臣と多分させていただかなければいけないと思いますので、
答弁は求めませんけれども、お願いしたいのは、それぞれの
相談窓口でどういう言語での
相談窓口の
対応ができているのかということを
是非速やかにお調べいただきたいと思います。コロナ
対応があって皆さんも大変だと思いますけど、その多言語
対応が実際それぞれの地域でどう
対応できているのかという、言語ごとに
是非調べていただきたいということをお願いをしておきたいと思います。
済みません、こちらの方の
質問はこれで終わらせていただきたいと思います。
次に、一番目の
質問に戻らせていただきたいと思いますが、いわゆる
外国人技能実習
制度に関しては、監理団体ですとか送り出し先機関の問題ですとか、研修、実習実施企業の問題ですとか、様々なステークホルダーに関わる問題というのが
指摘されておりますけど、本日はその中で、この研修や技能実習を適正に実施する上でその妨げとなるような不正
行為について
法務省として
調査をされているというふうに伺っておりますが、近年のこの不正
行為の実態について、まず
上川法務大臣の御
認識をお聞かせいただきたいと思います。