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梅村みずほ君 御答弁ありがとうございます。
大臣が対面の
授業をとても重視されているというのは重々承知しております。けれども、やはりいつの時代も、教室にはいるんだけどグラウンドをぼうっと見ていたり、心ここにあらずでお絵描きしているというのも、私、過去の自分を振り返ってもあるわけなんですね。そういった、教室にいれさえすれば
出席になる。一方で、画面を通していたら、一生懸命先生の話を聞き、メモを
取り、問題を解いても
出席にならないというのはやはりおかしいのではないかと思っております。
大阪以外の自治体でも、例えば福岡市などでも市の責任においてオンラインも
出席扱いにするとしているところが出てきております。
文科省としては、先ほども申しましたが、対面でというこだわりもあるかとは思いますけれども、学習機会の確保という
観点からすれば、まだまだ感染収束が見通せない現
段階では、むしろオンライン
授業を積極的に行ってもいいんだよと後押しするように御配慮いただき、対面とオンラインを
状況に合わせてフレキシブルに行えるようにしていただきたく、もうそうですね、心から
お願いしたいというところでございます。
是非、ほかのいろんな自治体の首長、
教育委員会の御
意見も聞いていただきたい、このように思います。
また、これは
法案に関わることではないんですけれども、こうやって議場で
デジタル化、オンラインの話をしていてつくづく思うのが、なぜこの
国会だけは例外なのかということです。
子供たちにオンライン
授業を、企業の皆さんにはリモートワークをと、ずっと言ってまいりました。けれども、この議場にはパソコン
一つ、タブレット
一つ持ち込めないというのがおかしいですよねと何度も何度も、まあ
皆様もまたかと思われるかもしれないんですが、私、訴えてまいりました。
先日は、わざわざテレビ入りの決算
委員会で菅総理
大臣に、野党の一期生議員がぴいぴい言っても何も進まないんですと、
国会のことは
国会で決めるというのは分かっているんですが、お
言葉いただけないでしょうかというふうに
お願いしましたところ、菅総理
大臣からも、総理といえど
国会のことはほとんど口出しはできないんですという前置きがあった上で、
国会でもペーパーレス化、
デジタル化の
議論が活発化することが大切だというふうにおっしゃっていただきました。
そこで、
委員長、
委員会としては議運の方に
是非進めてほしいということで
意見を上げてくださっていると承知しております。そして、今日は議運
委員長も
委員としてこの議場にいらっしゃるわけなんですけれども、議運は大変お忙しい、本当に
コロナ禍で大変お忙しいというのは分かっております。けれども、
国民から見ると、なぜ
国会だけは特別なのですかという目を、大変厳しい目を向けられております。
この
デジタル化だけではなくて、例えばオリンピック、何とか開催しようと政府も頑張っていらっしゃいますし、そこに向けて力を合わせていらっしゃる方がたくさんいらっしゃいます。一方で、
子供たちの運動会が中止になっているという現状もあります。自治体の決定、
教育委員会の決定、
学校の決定というのはあると思うんですけれども、文科省としては、オリンピックもやるんだぞと言っているのであれば、
子供たちの運動会も何とか、こういうふうにやればできるよというふうに推し進めていただくとかですね、あとは、売店もですね、物を買うにも、キャッシュレスって今進めているはずなんですけれども、議員会館内の売店はキャッシュオンリーのお店もあるんです。
なので、灯台下暗しといいますか、おらが村だけは別だというような感覚では到底
国民には
理解できないと思いますので、やはりいま一度、参議院
文教科学委員会としては、
子供たちに背中を見せるといいますか、やはりオンライン頑張ってねと言っている立場ですので、タブレットやパソコンを持ち込むというのをいま一度声を届けていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。