○石井苗子君 今おっしゃったこと全部が
国民の信用性を担保できない根幹にあると思います。
内部の事情に精通した者が
委員のメンバーの下に付いてこれを手助けするということは、これは
国民の皆様が信用できるやり方とは言えません。内部の方をその
委員のメンバーの下に置いたとしても、やはり内部の
人間の理屈が通用すると思うかという気持ちを払拭するために
外部の
人間の法的担保をするべきだったと思います。
国民が信用できるやり方になっていたことが一番大事だったのに、そこが欠けていた。法的の面から見ると非常に惜しかった、残念だったと。
これは、こういうことをやっていると、ずっとその省庁というのはこの繰り返し。どんな不祥事があっても、内部で繰り返し、繰り返し。根っこに何々がないと言いながら、全部内々なんですね。これがどういうふうに
国民の信用を失っていくかというのが、その政治的行政にゆがみがなかったということに対して、はてな印をどう持ってしまうかなんですが、政治的な
影響について次は
質問させていただきます。
検証委員会は、結論として、
秋田元
代表から
吉川元
農林水産大臣等への
働きかけも
確認されたものの、
政策がゆがめられた事実は認められなかったとしています。
政策の方針が変わらなかった根拠として
報告書にはいろいろ書かれてあるように思いますが、読ませていただきます、一部ですが。
動物衛生課は、採卵鶏のアニマルウエルフェアに関する
OIEコード二次案を入手した。この二次案は、止まり木等の設置を必須事項とする
内容となっていた。この二次案の
内容について、将来的に長い時間を掛けて対応するならともかく、今これが国際基準になってしまうと日本で九割以上を占めているケージ飼いの方法が困難となり、ひいては鶏卵の価格が高騰する可能性もあったことから、二次案を入手して間もなく、伏見と、これは畜産興振課長でいらっしゃいますね……(
発言する者あり)あっ、失礼しました、
振興ですね、畜産
振興課長と書かれています、担当者が打合せをした結果、我が国として反対意見を出すべきだという方針を固めていたことが
確認されている、括弧閉じと、こうなっております。
英語を読みますと、シュッド・ビー・プロバイディッド、設置すべきという強い言葉がオファーに変わっておりまして、要求された場合はという大変丸くなっております。こういう変更があった。つまり、これは行政として変更を強い反対の要望において
働きかけていたわけです、外国のことではありますが。
つまり、
秋田元
代表から
吉川元
大臣への
働きかけがある以前から、養鶏・鶏卵業界の経営のためには
OIEコード二次案は反対すべきことになっていました、なっていました。だから、
吉川元
大臣への
働きかけとこのコードに関する
政策決定の間には因果
関係はないと、なかったということなんでしょうか。ここはすごく微妙なところです。
検証委員会が
農水省内で、
農水省の内部で、元々、元々二次案に反対意見を出すまで、出すことだと、出すべきだと固まっていたと認定した証拠、根拠はどこにありますか。