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舟山康江君 国民民主党の
舟山康江でございます。よろしくお願いします。
今回の改正
法案は、
農業法人投資育成
事業の対象
法人につき、
現行法から大幅に拡充して、
林業、
漁業を営む
法人や輸出
事業者等が追加されることとなったというものだと
理解しております。
先ほど
漁業の話、また
林業の話がありましたけれども、私からは、まずは輸出が加わったということで、輸出全般について、今の現状をお聞きしたいと思います。
政府は、
農林水産物・食品の輸出拡大に向けまして、政権交代直後、二〇一三年に
農林水産業・地域の活力創造プランにおきまして、二〇二〇年に輸出額を一兆円に倍増するという計画を決定をしております。翌年には、これに加えて二〇三〇年に輸出五兆円を目指すという
目標を掲げ、途中の改訂でこの一兆円
目標を一年前倒しして二〇一九年に一兆円という形になっております。これを実現するために、お手元に資料、A3縦でお配りしていますけれども、様々な
事業を創設して多額の
予算を投入してまいりました。
こんなにあるんだなということなんですけれども、二〇二〇年度まで、これ、下段が前年度の
補正予算ですけれども、ここまで当初、補正合わせて千九百九十五億円、約二千億円に上る
予算を投入しているということであります。
これ、赤字で書いておりますのが、行政
事業レビュー、これ農水省からいただいた資料にはなかったんですけれども、行政
事業レビュー等で農水省から提示された資料にあったものですので、参考までに書かせていただきました。なぜ抜けているのかよく分からないんですけれども、これを入れると更に金額が上がるのかなと思っております。
一方、輸出額がどれくらい伸びたかといいますと、その前年の二〇一二年から二〇一九年までで約四千六百億円輸出額が伸びているということです。
それに加え三年度
予算、今年度の
予算と二年度補正合わせると、ここまで全部で二千五百億円程度の
予算を投入していると。それで伸びたのが四千六百億円。簡単にはそういう形になるんですけれども。
これまでのこの輸出促進の
取組の総括について、やはりこれ一旦総括をして、何が必要なのか、何が足りないのか、この目指す方向性が正しかったのかどうだったのか、やはりきちっと考えて次に進んでいかなければいけないと思いますけれども、これまでの
取組の総括、
効果、そして元々の目的含めて、まずは
大臣からお答えいただきたいと思います。