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国務大臣(
西村康稔君) お答え申し上げます。
国会でも様々な御議論、御提案もいただきました。与野党を超えていろんな御提案、御議論いただく中で、また附帯決議もいただきまして、私
ども、経営の
影響の度合いに応じた
支援ということの検討をしてまいりました。
そして、今回の
まん延防止等重点措置を入れる機会に、基本的にこの
規模に応じた
支援に変えていこうということで
取組を始めた、スタートしたところでありますけれ
ども、基本的に売上げに占める平均的な固定費が約三割であるという、これデータ上出ておりますので、様々なデータで確認できますので、それをカバーできる
水準ということで、基本的に売上げの四割をカバーできる
水準に設定をしております。そして、人件費は別途、雇用調整助成金もありますので、これが売上げの三割ぐらい占めるということで、まあ、あと原材料費が三割程度あるんですけれ
ども、これは
時短などによって仕入れが減る分もありますので、そういったことを勘案して売上げの四割というものを基本としております。
したがいまして、二十時までの
時短に応じていただいた場合の、中小企業の場合は最も小さい
事業者であっても一日四万円、月額換算百二十万円を、応じていただければ最低ラインとして、そこから
規模に応じて最大十万円、月額換算三百万円まで
支援があるという仕組みにしております。
また、大企業の場合はもう少し細かく作業もできるであろうと、事務作業もできるであろうということで、売上高の減少額に応じて
支援を行っていく仕組みとしておりまして、最大月額換算六百万円まで
支援ができます。中小企業でも、その売上げの減少をしっかり資料を示せるようであればこちらの仕組みも選択することが可能ですので、全体でいえば最大六百万円まで月額、最低は百二十万円の
支援ということで、その幅で
支援を行っていくことが、行うこととしております。
そして、作業が、事務手続が煩雑になるんじゃないかという御
指摘もあるんですけれ
ども、全事業所の約八割は、まあ小
規模な
事業者が多いものですからこの百二十万円のラインでいけますので、これで十分な方は
追加的な事務作業なく支給が迅速に行われるということであります。
規模がそれに、大きくなるにつれて当然事務作業増えることも考えられますけれ
ども、
都道府県には事務費を
措置することとしておりますし、また、台帳とかあるいは申告資料、税の申告をした資料などで、できるだけ簡便に、
事業者の皆さんに負担を掛けずに迅速な
支援ができるように
対応していきたいと考えております。
いずれにしましても、
都道府県と相談をして進めてきておりますけれ
ども、今後も
都道府県の事務作業もしっかりと
支援しながら迅速な支給となるようにしたいと思います。
いずれにしましても、厳しい
状況にある
事業者の皆さんに最大六百万円までの
支援を行いますので、是非
時短への御協力もお願いをしたいというふうに思います。