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塩村あやか君
大臣は今ちょっと勘違いをされています。今
大臣が御
答弁されたのは緊急避妊薬の話です。それは次の議論です。間違っています。これが薬局でそのまますぐ買えたら、それはそれで問題だと思いますから、ちょっと違うと思うんですよね。
今
大臣といろいろ議論をしていて思ったのは、もう女性の立場に立ってきちんと推進をしていくなり、これはいろんなステークホルダーがいるのは事実です。だからこそ進んでいかないという現実もあるんだと思います。
この薬、実は百二十円ぐらいで買えるものなんですよね、お医者さんでは。これは胃や十二指腸潰瘍治療薬として認可されているんですが、適用外使用はしちゃいけないということで、だからこれが日本ではメディカルアボーションとして使えないんですよ。
日本は中絶と流産って同じ措置をしていると皆さん御存じでしょうか。物すごい懲罰的な方法で今流産の方も中絶の方も手術を受けているんですよ。現在、中絶費用は、妊娠何週目かにもよりますが、八万円から二十万円ぐらいだということです。この高額な費用もスティグマを生んでいるとも
指摘がされていますし、そもそも論として本当に皆さんに改めてお伝えしたいのは、流産と中絶は同じ医療行為であるということです。流産された方にも不必要な身体的、精神的な負担を負わせているのが今の日本の手術の
状況です。麻酔で掻爬手術をして、日本ではこんなに懲罰的な方法が今使われています。見直しの要望をしておきたいと思っておりますし、女性を守る視点から、
大臣にもここを改めて理解をしていただいて、何とか女性を守るというところでお立場を表明していただきたいなというふうに思っているところです。
次に移ります。これが今、私が今から話をするのが緊急避妊薬なんですよね。
これ、
大臣にお伺いしたいのは、緊急避妊薬のスイッチOTC化、これを聞こうと思っておりました。先ほど
大臣が先に
答弁してくださったので、答えがもう分かってしまいました。いろんな議論があるので、そこを見守っていくというような
内容だったと私は承知をしています。
あのですね、これ早く飲まなきゃいけないんですよ。だから、いろんな議論をするのは構いませんが、早く結論を出すことが非常に重要だというふうに思って私はいます。先ほど言いましたが、十代、二十代が大半なんですよね。みんな産婦人科に行くのもためらっているような
状況です。そして、結果として掻爬手術を受けるということになっているんです。ためらっていると、どんどんおなかの中で赤ちゃんは育ってきますから、中絶を選択しなくてはいけないというような
状況になってくる、これが現実なんですよね。
海外では普通にこれこそが薬局で買えるんです。先ほど
大臣が
説明したものになってきます。私も海外で確かめました。確かにありました。日本はないんですよね。だけど、コロナの特例ということでオンラインが認められて、それで手に入れやすくなったと。ここは良かったことだなというふうに思っています。
そこで、改めて
大臣にお伺いいたしますが、これ、スイッチOTCにしていくことは非常に重要だと思っています。日本だけこんなに遅れている
状況は早く解決しなくちゃいけないと思っておりますので、先ほど私がお伝えしました中絶や流産の術式ですよね、そしてセーフアボーションです、そしてこのスイッチOTC、これ含めて、全てしっかり
大臣、認識をしていただいて、積極的な議論、そして速やかな解決、女性に寄り添った結果を得られるように
大臣も旗を振っていただきたいんですが、いかがでしょうか。