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柳ヶ瀬裕文君 でも、それは、これまでも一万円以上はちゃんと
報告せよということがあったけれども機能しなかったから、だからこういう事態に陥って、これだけ大きな国益を損ねているわけですよ。ですから、それであれば、私は、税金をしっかりと投入をして、このような事態に陥らないように
徹底して管理をしていくということを
是非お勧めをしたいというふうに思います。
それで、そもそもなぜこのような
接待問題が起きたのかといったならば、それは
総務省が電波
通信行政において極めて大きな裁量の権限を持っているといったところに起因するというふうに私は考えています。ですから、今回の事案を根本から解決していこうとしたならば、この電波
行政の
在り方、これを
徹底して透明化していくということが必要ですし、公平性、公正性をいかに担保していくのかということが大きな課題だというふうに思います。
ですから、もし私がこの
放送・
通信事業者のメンバーの一員であったならば、やっぱりこれは
徹底して
接待しますよね。もう
接待しますよ、明らかに。それはなぜかといったならば、新しい電波がもらえるのかどうなのかと。電波の割当ての権限持っているわけでしょう。電波の割当てがもらえるかどうかというのは、その
放送・
通信事業者にとってはまさに生死を決することですよ。つまり、皆さんは
放送・
通信事業者の生死を決めることができるんですね。
それが透明だったらいいですよ。でも、透明じゃない。極めて裁量の大きい比較審査方式によってこれ決めているわけですよね。つまり、
総務省の裁量ですよ。だから、情報が欲しいし、また、今回の
東北新社の事例のように、じゃ、何かトラブルがあったときに、
自分の持っている命であるその電波を、帯域を取り上げられるんじゃないか、規制の問題ですね。この規制に関しても、一手に
総務省は握っているわけでしょう。
僕は、今回の
東北新社の電波の認定取消しはおかしなことだなということを以前
質疑をさせていただきましたけど、職権による取消しというのはおかしなことだということを言わせていただきましたけれども、つまり、それは職権によって取り消さないこともできたわけですよ。
つまり、
総務省の
判断によって、その電波をどうするのか、その
事業者が持っているですね、これを決めることができるわけです。電波の割当ても、それを取り上げるかどうかという権限も、全部
総務省が握っている。その仕組みがブラックボックスになっている。
だから、もし私が
放送・
通信事業者であれば、それを何とかしてそのブラックボックスをひもといて、皆さんに接近をして、できればどんどん個人的な利益を投入して、それによって会社の利益を得ようというふうに考える。これは普通のことですよね。ですから、私、
民間企業にいたときにかなり
接待していましたよ。
接待する理由というのは何かといったならば、それは目的があるからですよね。目的のない
接待はありません。目的はあるんですよ。その目的というのは、
総務省の持っている大きな許認可権限、ここにどうやって食い込むのかということなんではないか。ですから、今回の
接待問題の根源は、この許認可権限の
在り方、これが問われているんだというふうに思います。
その中で、我が
日本維新の会は、一昨日、電波オークションの導入と独立
行政委員会の設置を行う法案をこの参議院に提出をさせていただきました。議員立法ですね、提出をさせていただきました。片山代表を始め、この法案の提出をさせていただいたところであります。
先ほど
吉田委員の方から同じような話がありました。済みません、ちょっと御相談にお伺いするのが遅れまして、また後ほど御相談にお伺いしたいと思いますけど、
是非皆さんの御
理解をいただきたいというふうに思っておりますけれども、やっぱりこれを、今の問題を根源から解決するためには、私は、電波オークションが必要だし、先ほど
吉田先生がおっしゃっていた電波監理
委員会、
第三者委員会にすることが必要だと思います。
今何が問題かというと、やっぱり振興するということと規制側、これが
一体となっているということですよね。今の比較審査方式は余りにも不透明だ、だから電波オークション。電波オークションについては、これまでもさんざんお話をさせていただきました。
その中で、電波オークションだと価格が高騰して他国でやめたんだというような話をよくされるわけですけど、これ実際やめた事例とかってあるんですか。どれくらいの国が今電波オークションをされているのか、それをどのように認識されているのか、この点をお伺いしたいと思います。