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2021-03-12 第204回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第2号 公式Web版

  1. 会議録情報

    令和三年三月十二日(金曜日)    午後零時二十分開会     ─────────────    委員異動  三月十二日     辞任         補欠選任      大野 泰正君     今井絵理子君      山本 順三君     岩本 剛人君     ─────────────   出席者は左のとおり。     委員長         松下 新平君     理 事                 青山 繁晴君                 加田 裕之君                 北村 経夫君                 森本 真治君                 矢倉 克夫君                 清水 貴之君     委 員                 今井絵理子君                 岩本 剛人君                 小川 克巳君                 大家 敏志君                 佐藤 正久君                 高橋 克法君                 藤井 基之君                 本田 顕子君                 松山 政司君                 山田 太郎君                 石川 大我君                 古賀 之士君                 田島麻衣子君                 那谷屋正義君                 塩田 博昭君                 高瀬 弘美君                 梅村  聡君                 礒崎 哲史君                 大塚 耕平君                 井上 哲士君                 伊藤  岳君                 高良 鉄美君    国務大臣        外務大臣     茂木 敏充君    副大臣        外務大臣    鷲尾英一郎君        外務大臣    宇都 隆史君    大臣政務官        外務大臣政務官  國場幸之助君        外務大臣政務官  鈴木 隼人君        外務大臣政務官  中西  哲君    事務局側        第一特別調査室        長        清野 和彦君     ─────────────   本日の会議に付した案件 ○政府開発援助等に関する調査  (政府開発援助等開発協力基本方針に関する  件)     ─────────────
  2. 松下新平

    委員長松下新平君) ただいまから政府開発援助等に関する特別委員会を開会いたします。  委員異動について御報告いたします。  本日、大野泰正君及び山本順三君が委員を辞任され、その補欠として今井絵理子君及び岩本剛人君が選任されました。     ─────────────
  3. 松下新平

    委員長松下新平君) 政府開発援助等に関する調査を議題といたします。  政府開発援助等開発協力基本方針について、茂木外務大臣から所信を聴取いたします。茂木外務大臣
  4. 茂木敏充

    国務大臣茂木敏充君) 政府開発援助等に関する特別委員会の開催に当たり、御挨拶と所信を申し述べます。  我が国は、国際社会のニーズに対応し、保健医療や質の高いインフラ整備など様々な分野ODAを展開しています。日本ODA国際社会においても開発途上国の安定と発展に大きく貢献してきたと高く評価されており、今回の新型コロナ対策支援でも、そのことが改めて証明されました。ODAは、平和で安定した国際環境構築にも資するものであり、我が国自身の国益の増進にもつながっています。  国際社会は、今、三つの大きな変化、課題に直面しています。  第一に、新型コロナの世界的な拡大がもたらす危機への対応です。第二に、これまで国際社会の平和と安定を支えてきた普遍的価値国際秩序に対する挑戦です。そして第三に、気候変動を始めとする国際社会が直面する共通の課題等への対応です。  私は、包容力と力強さを兼ね備えた外交を更に前に推し進めていくため、これら三つ分野においてODAを戦略的に活用し、重点的に取り組んでいきます。  第一に、新型コロナへの対応です。世界的な感染拡大対応するためには、国際的な連携協力が不可欠です。新型コロナを一日も早く収束させ、次なる危機にも備えるために、そして、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの達成に向けて途上国保健医療システム強化に積極的に貢献するとともに、ワクチンへの公平なアクセスの確保を全面的に支援します。  第二に、自由で開かれたインド太平洋実現です。インド太平洋地域において法の支配に基づく自由で開かれた秩序構築することにより、地域全体、ひいては世界の平和と繁栄を確保していくという自由で開かれたインド太平洋の考え方は、今や多くの国々に共有されています。そして、ポストコロナに向けて、その意義、重要性はますます高まっています。この自由で開かれたインド太平洋実現のために、関係国と緊密に連携し、質の高いインフラ整備、海上安全の確保のための能力構築支援法制度整備支援などの協力を更に推進していきます。  第三に、地球規模課題への取組です。人間の安全保障の理念に立脚し、SDGsの達成を始めとする取組を加速します。特に、気候変動については、二〇五〇年カーボンニュートラルの実現に向け、本年のCOP26を含め、関係国連携しつつ、国際社会取組をリードしていきます。  また、ODAの効果的、効率的な実施のため、専門的な知見を有する国際機関民間団体、NGO、地方自治体などとの連携を一層強化します。さらに、ODAを通じて、高い技術を有する日本企業海外展開も後押しします。  最後に、ODA公的資金を原資としており、国民理解協力に支えられています。引き続き、国民の皆様に対し、ODA実施状況重要性についてしっかり説明していきます。  こうした取組を推進するため、外務大臣として全力を尽くす決意です。  松下委員長を始め、理事委員各位の御理解と御支持を心からお願い申し上げます。
  5. 松下新平

    委員長松下新平君) 以上で所信の聴取は終わりました。  本件に対する質疑は後日に譲ることといたします。  この際、鷲尾外務大臣宇都外務大臣國場外務大臣政務官鈴木外務大臣政務官及び中西外務大臣政務官から発言を求められておりますので、順次これを許します。鷲尾外務大臣
  6. 鷲尾英一郎

    ○副大臣鷲尾英一郎君) 外務大臣鷲尾英一郎でございます。  私が担当するアジア大洋州、東南アジア、中東、アフリカ諸国は、我が国が進める自由で開かれたインド太平洋実現のため重要な地域です。これらの国々における新型コロナ対策、質の高いインフラ整備人材育成を始めとする日本ODAはこれまで高く評価されてきました。  ODA日本外交を推進していくための重要なツールです。  引き続き、ODAを戦略的に活用し、茂木外務大臣の下、外務大臣として様々な外交課題にしっかりと取り組んでまいります。  松下委員長理事委員各位の御指導と御理解を心からお願い申し上げます。
  7. 松下新平

  8. 宇都隆史

    ○副大臣宇都隆史君) 外務大臣宇都隆史です。  現在、ODAを通じて解決すべき地球規模課題は山積しています。特に、新型コロナ対策気候変動問題は喫緊かつ国際的な連携協力が不可欠な課題です。  国際協力を担当する外務大臣として、自由で開かれたインド太平洋実現地球規模課題の解決に向けて、ODAを戦略的に活用すべく、茂木外務大臣の下、しっかりと取り組んでまいります。  松下委員長理事委員各位の御指導と御理解を心からお願い申し上げます。
  9. 松下新平

  10. 國場幸之助

    大臣政務官國場幸之助君) 外務大臣政務官國場幸之助です。  私が担当するアフリカでは、日本ODAが現地の人々の暮らしを支えています。例えば、ガーナでは我が国が長年において支援する野口記念医学研究所新型コロナ対策において中心的な役割を果たしています。  中長期的な視点に立ち、インフラ整備人材育成とを効果的に組み合わせ実施してきた我が国支援は、開発途上国経済社会発展に大きく貢献しており、二国間関係強化に役立っています。  引き続き、ODAを積極的に活用し、茂木外務大臣の下、外務大臣政務官として多様な外交課題にしっかりと取り組んでまいります。  松下委員長理事委員各位の御指導と御理解を心からお願い申し上げます。
  11. 松下新平

  12. 鈴木隼人

    大臣政務官鈴木隼人君) 外務大臣政務官鈴木隼人でございます。  私が担当する中南米諸国では、昨年十一月のハリケーンにより甚大な被害が発生し、我が国緊急無償資金協力による支援実施いたしました。先方政府からは、我が国の迅速な支援に対する高い評価と謝意が表明をされました。  ODAによる支援を通じた日本に対する信頼は我が国外交を支えております。  引き続き、ODAを効果的に活用し、茂木外務大臣の下、外務大臣政務官として各国の課題にしっかりと取り組んでまいります。  松下委員長理事委員各位の御指導を心からお願いを申し上げます。
  13. 松下新平

  14. 中西哲

    大臣政務官中西哲君) 外務大臣政務官中西哲です。  昨年十一月、我が国とOECDは質の高いインフラ投資に関するシンポジウムを開催し、私から、新型コロナからの復興においても日本が主導した質の高いインフラ投資に関するG20原則の実施が重要であり、我が国が積極的な役割を果たす旨述べました。  我が国は、主要ドナー国として、開発協力分野においても国際的な議論をリードしています。  国際協力を担当する外務大臣政務官として、今後も、茂木外務大臣の下で途上国の安定と発展への貢献を通じ、平和で繁栄した国際社会実現に尽力してまいります。  松下委員長理事委員各位の御指導と御理解を心からお願い申し上げます。
  15. 松下新平

    委員長松下新平君) 本日はこれにて散会いたします。    午後零時二十九分散会