○森屋隆君 ありがとうございます。
二月から新たな制度、産業雇用安定助成金ということで、全体では三千五百九十五人、割と高い数字かなと思っていまして、これからまたどんどん増えるのかと思います。そして、業種については、やはり運輸
関係が四二%ということで、やはり人流を止めている中で、一方では物流
関係では仕事が増えているところもありますから、そこのマッチングの中でやり取りがされているのかなと、こういうふうに感じております。
私が今日
意見の中でお聞きをしますと、やはり専門性の高い業種ということもありまして、新たな人を雇って、そしてすぐ仕事に就けるような
状況がやっぱりないわけですね。例えば鉄道の運転士さんでいえば、一年間の教習があって、その費用も約一千万ぐらい免許取るまで掛かるということを考えれば、バスもタクシーも、あるいはホテルマンもそうかもしれませんけれども、やっぱり専門性が高いということで、この助成金を使わなくて、企業の中で出向をさせて何とかその働く場所をキープしているという、厳しいながらもキープをしているという、こんな
意見も今日あったかと思います。
是非私は、いろんな問題抱えているのかもしれませんけれども、こういうところにも助成ができるような形を検討していただきたい、こんなふうに思っています。今日のところは、これは要望として押さえて、ここで要望ということでお聞きをしていただければ結構かと思います。是非よろしくお願いをしたいと思います。
次に、もう一点、持続可能な公共交通ということで、毎回同じようなことを
質問しているかと思いますけれども、よろしくお願いしたいと思います。
これも
コロナで大分弱っている業種の方から御
意見いただいております。今ありました、人流を抑制しているということで、公共交通を中心に、やはり、前回は航空法の問題もありましたけれども、大変厳しい
状況が続いています。
そんな中で、これも
政府の方の支援として、大分
地域では使い勝手も良かったというふうに聞いております
地方創生臨時交付金でございます。
地域の中で判断をしていただいて弱っているところに使っていただく、これはいいことだと思います。しかしながら、一方で、
地域の中で判断をするということでありますから、鉄道やバスへ使った、あるいは病院へ使ったありますけれども、それに温度差がやっぱり多少なりともあったと、こういうふうな
意見を聞いております。
そしてもう一つは、先日総務省より少しレクチャーを受けました。これ、特別交付税の
関係について、
内容が少し変わったということでレクチャーを受けたんですけれども、特別交付税を交付するに当たって、病院だとかいろんな施設、その中に
地方バスも含まれていまして、計算上ですけれども、協会が調べた中では、この全体的な交付金のパイは大体一兆円ぐらい毎年あるらしいですけれども、その中で、計算上積み上げていった
全国の、これバスですけれども、
地方バスのその交付税額は七百二十二億円、これ令和元年ですけれども、協会調べでありました。
私は、この七百二十二億円あれば
全国の路線バスを含めてバス会社は大体黒字化をされる、激変をするんじゃないかと、こんなふうに思っているところでございますけれども、実際は、
先ほど言ったように、交付税でありますから、交付された後の使い道はやはり現地、
地域の中で判断をするという性格のものだと思いますから、これは致し方ないのかなと思っています。
そんな中で、あえて、少し早いのかもしれませんけれども、今回の
地域公共交通確保維持改善事業の中で予算が二百六億円、令和三年度予算が二百六億円、そして令和二年度の第三次補正予算が三百五億円、十五か月予算ということで決めてもらっています。これは、特に今回
コロナの
関係がありますから、切れ目がないような予算処置だというふうに承知をしておりますけれども、私は、ここはやはりその十五か月予算じゃなくて、しっかり、二百億円台ではなく三百億ぐらいが、十年前を見れば三百億ぐらいをキープしていたわけでございますから、こういった予算取りが必要ではないかと、こんなふうに思うのですけれども、その辺について
見解をいただきたいと、こういうふうに思います。