○国務
大臣(赤羽一嘉君) 必ずしも私の所管ではありませんが、政府の一員として申し上げさせていただきますが。
今回、ゴールデンウイークに臨むに当たって、こうした平常の、毎日勤務があるという
期間ではないゴールデンウイークという
期間を捉まえて、ややもすると様々な娯楽活動等々が予定されている中、あえてちょっと特別な
期間ということで、相当強い、お酒を出さないこととかそうしたことを、百貨店に対する規制、営業の自粛等々、相当強いことは行ったと思います。
当初から、この十七日間の中で効果があったのかないのかというのは、私はあったというふうに思っておりますけれども、その十七日間の中で感染の数が明示的に減少するかどうかというのは、それはまだよく分からないといった部分もあったかと思います。ただ、それを、ずっと同じだけの厳しいことを五月十一日以降というか十日の月曜日からずっと同じことが続けられるのかどうか、これはなかなか他方で考えると厳しいんではないかということで、一月の
緊急事態宣言と同じ程度のものは五月三十一日まで、大変国民の皆様には申し訳ないけれども御協力をお願いしたいと、そうした流れだというふうに思っております。
ですから、我々は、こうした中で国民の皆様には大変御不便もお掛けしますが、やっぱり国民全体の生活、また経済活動についても感染の収束というのがやはり大変重要でありますし、同時に、ワクチンの接種も始まっておりますので、これはやっぱり決定打の一つということで、早期にワクチンの接種を進めていかなければいけないと、こうした判断は政府全体の思いだというふうに思っております。
他方で、その中で、
観光関連、
交通事業者は一番影響を受けている
産業の一つだというふうに思っております。私も、
地元が神戸市北区、有馬温泉の近くですので、有馬温泉に灯がともらない
状況というのは想像できておりませんでしたが、昨年のゴールデンウイークはほぼ全館休業しておりましたので、極めて日常じゃないというか平常じゃない
状況だということを感じました。
今年は、若干営業をされているところもありますが、通年の
書き入れ時とはまた違うわけでございまして、今何とか雇用だけは支えていただいているというような
状況でありますけれども、こうしたことはやっぱり長く続くわけではないので、何とか早期収束をし、ワクチン接種を進める中で一日も早く
観光を楽しめる環境をつくっていかなければいけないと、こういう思いでございます。
その間潰れては困りますし雇用もしっかりと守っていただかなければいけないので、
先ほど御
答弁させていただきましたが、雇用調整助成金の拡充の延長を引き続き求めておきたいですし、資金繰りの支援につながる諸施策についても、関係
大臣とはしっかり今綿密に取って
対応していく決意でございます。
また、先日
発表させていただいた、これまで自己
負担でやっていただいた感染拡大
防止対策、これは、様々旅館、ホテルを回りますと、相当大掛かりなことをされているところもありますし、消耗品のアルコールのあれも相当な量で費用が掛かっておりますので、そうしたことに対しては国として、国交省として支援ができるようにということで、緊急の
措置として急遽決めたところでございます。
思いは多分同じだと思いますが、
地域にとって、
地域産業、
地域雇用にとって
観光関連、
交通事業者というのはなくてはならない大切なインフラでありますし、今後の日本の経済成長、
地方創生ということを考えれば、そこの部分の
産業の
皆さんがやっぱりもっと元気に力強くなっていただかなければ前に進めないというふうに思っておりますので、そうした思いを込めて、現場の
皆さんが喜んでいただける適切な支援策はしっかりと打っていこうと、こう決意をしておるところでございます。