○浜口誠君 ありがとうございます。
やっぱり
効果あるんですよね。アンケート結果からしても、実際に訪問されている方、移動のコストがもっと
負担が軽減できれば、安くなれば、
地方に行ってみたいということに、これ背中を押すことになるというふうに思っております。
今、高速
道路はもう
地方と都市圏を結ぶ大変重要な
インフラだというふうに思っております。非常にきめ細かく全国各地に張り巡らされております。したがって、
関係人口を増やしていく、
地方への移住ですとか、
地方経済を活性化をさせていく、こういった視点から、もっともっと高速
道路を使っていただく、その環境を整えていくということが大変重要な視点ではないかというふうに思っております。
一方で、今の高速
道路料金は対距離料金で、
地方に住む人からすると、走る距離が長くなればなるほど料金が上がって、やっぱり
地方と都市を遠ざけている、そういう料金になっているんではないかなというふうに私は思います。
そこで、提案なんですけれども、まさに高速
道路をもっと
活用していただくために、五百円、ワンコイン、定額でもう乗り放題と、こういった定額制料金を導入することによって、
地方と都市部の移動のハードルを大きく下げて、人々が行き来しやすくできる、そういう料金体系に変えていくべきではないかなというふうに思っております。
お
手元の
資料を見ていただきたいと思います。
資料一が実際に定額料金、これはワンコイン、五百円の例で示しておりますけれども、いろんな区間並べております。これ一例ですけれども、東京―名古屋とかですね、ここにあるとおり、中長距離を移動する場合、やっぱり大きなメリットが定額制料金の場合あるというふうに思っております。
こういった改革を、
是非定額制料金の導入というのを、
国民の
皆さんがわくわくどきどきする政策を
是非国交省の方には御検討いただきたいというふうに思っております。
もう一枚めくっていただきまして、二ページが、どういったメリットがあるのかというのを整理をさせていただきました。
国民目線でいうと、とりわけ中長距離利用のときには大幅な料金の低下になります。短距離は値上がりする
皆さんもおられます。約四割ちょっとぐらい値上がりになるんですけれども、そのときは、三百円
程度値上がりが一割です、二百円
程度が一割、百円
程度が二割です。これぐらいの値上がりで済みますけど、一方で、中長距離は大幅に料金は下がります。あと、
産業界にとっては物流コストの低減ですね、これは農産品も含めて、
地方から農林水産品を運ぶときも一気に物流コストが低減することができると、競争力の
強化にもつながります。また、
地方は、
関係人口あるいは観光、
地方の経済の活性化、こういうことにもつながっていきます。
高速
道路会社にとっても、これ、今、NEXCO三社、あと本四橋を合わせると年間で二十八億台、高速
道路を利用しております。年間の料金収入は二兆三千億円です。一台当たりに換算すると、平均約八百円
程度なんですね。したがって、五百円というのは、永久有料という、償還主義を見直して永久有料という考え方を入れていけば十分達成できる、あとターミナルチャージとかはもうこの料金八百円には含まれていますから、そういった面を含めれば、十分高速
道路会社も料金収入を
確保できると。
政府にとっても、税の投入はほとんど必要ありません。高速
道路無料化のときは相当財源が必要でしたし、上限千円も財源が必要でしたけれども、この定額制であれば、ほとんど
政府としても財源を投入することなく
実施できると。
まさに
国民の
皆さんにとってもいろんな
関係者にとってもウイン・ウインの料金制度にしていくことができるんじゃないかと、こういった新たな
令和の時代のパラダイムチェンジを高速
道路料金でもしっかりやっていくべきではないかなというふうに思っております。
是非、国交省の御見解をお伺いしたいと思います。