○自見はなこ君 ありがとうございます。
これはやはり
厚生労働省と
総務省と文科省の三省庁の
連携が何より大事だと思っておりまして、大変言いづらいと思うんですけれど、やはり
厚生労働省からこのことはしっかりと
議題として
提案していただき、そこに文科省もしっかり自ら参画していただいて、三者で合わせて御協議をいただきたいと強く思います。
先ほど福島先生の、
委員からも、それから田島先生からもお話があったと思いますが、
地域医療構想、今数は違いますけど、当時四百二十四だったと思いますが、発表されまして、大きな衝撃を
全国に与えております。これは私の地元でいえば北九州の療育センター、たった一つしかない療育センター、子供たちが、おうちにも帰れない子たちもたくさんいますけれども、この療育センターも実は挙がったわけであります。
大臣含め皆様は大変簡単におっしゃいます、これはあくまで参考にと。ところが、地元ではそれは大変重たく受け止められていて、特に保護者の方々がどれだけ不安になっていると思っているんでしょうか。こういうことをやってしまっているんですね、平気で。ですから、
地域で話し合うのは当然だけれども、何で療育センター入れたんですか。こういうことをやっているとみんなが混乱するんです。ですから、
地域医療構想は大事だし、進めなければいけないし、これをやらざるを得ないというのは分かりますし、人口減になればおのずと病床は減っていくんだと思いますけれども、そのやり方については十分に
現場とコミュニケーションを取って、誤解のないように進めていただきたい。
また、今コロナということで一時ポストポーンしていただいているとは承知しておりますけれども、この議論が再開するときには
是非前回の反省を踏まえてしっかりと丁寧な
説明の下でやっていただくように、これは私からもお願いをしたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
さて、次の
質問でございますが、スチューデントドクターの法制化について御
質問をさせていただきたいと思っております。
資料の七を御覧いただければと思います。
これは、
医師養成の過程から
医師偏在是正を求める議員連盟、これ自民党で河村建夫先生が会長でありますけれども、二〇一七年の十一月から活動をさせていただいております。これ、元々、私が平成十六年のいわゆる初期の臨床研修の開始のときに
医師になりまして、大変な混乱でございました。今でも覚えておりますけど、医学部六年生になっても
厚生労働省から一向にマッチングの
説明がなくて、本当に大変な医学部六年生時代を実は送ったということがあります。そういう経験を持っていて、私は
医師として十年以上勤めて国会に送っていただきましたけれども、やはり
厚労省と文科省の
連携が本当にこの間なかったんだということも国会に来て分かったということでこの議連をつくらせていただきました。
この目的は、幾つか書いてございますが、まず一、これは今回法制化をされますけれども、いわゆる門田レポート、これは前川レポートから引き継いだものでありますけれども、リバイズしたものでありますが、これを法制化するということであります。このことにも、医学部の五、六の卒前実習に対してしっかりと違法性の阻却をしてこなかったんですね、二十五年、二十八年。私は、とても時間が掛かり過ぎではないかと思っています。私たちのキャリアデザインの時間を返していただきたいと。医学部の五年生、六年生のときに
医療実習ができなかったのは、
法律があったなんて知りませんでした。ですから、今回初めて、二十八年掛かってこの門田レポートというものが
法律で改正をされるということは喜ばしいんですが、
厚生労働省はしっかりと、当事者の医学部生たちがいるんだと、その子たちの一人一人のキャリアパスを預かっているんだという自覚の下に、必要な
改革は遅延なく行っていただきたいと思っております。
また、さらに、この重要なポイントがございまして、それは二のところに書いています国家試験の在り方というところであります。医学部を卒業された方は御案内のとおりかと思いますけれども、多くの私立医科大学では国家試験のために予備校の講師を雇うんですね。そして、ビデオを見たり、過去問をひたすら解く、ひたすらもう受験生みたいな、医学部生の六年生の後半は特にそういう時間を費やされていて、私はそれは健全ではないと思っています。本来はCBTできちんとこれはもう資格を与えるわけですから、ある意味、今回は特に。ですから、その後の二年間というのはしっかりと病棟での実習をしていただくための時間に
確保してあげてほしいと切に願います。
それは、女性
医師がやはり四割ということでありまして、私は早く妊娠可能な年齢に妊娠させてあげたいと、御希望があればですね。ですから、皆さん男性ばかりが多いので、政策をつくる方々にも、ともすると専門医の研修、ここにまた地方への回すということを義務化しようとか様々な義務を課すという発想になるんですが、女性
医師という視点が全く入っていないんですね。ですから、女性
医師にとっての半年間、二十四歳の辺りの半年間って大事なんですね。ここは
是非無駄にしてほしくないと思いますので、国家試験そのものも私は変えていく必要があるんだと思っています。
特に、このCBTは文科省の担当でありまして、国家試験は
厚労省です。この初期研修が始まった平成十六年の後に共用試験が始まっています。
連携が取れていなかったのも事実だと思いますが、今般、ようやく
法律でCBTが公的な
役割を与えられるということでありますので、この
医師国家試験の在り方、これをシームレスに見直すべきだという
観点からお考えを伺いたい。
また、これ
厚労省と文科省、それぞれでありますけれども、
医師国家試験とCBTの今後の
連携についても併せてお答えください。