○
国務大臣(
西村康稔君) お答え申し上げます。
まさに、
ECMOは、人工呼吸器よりも更に重症になった方ということだと思いますけれ
ども、大事な命綱でありますので、それぞれの必要な方がしっかりと活用、使えるように支援をしていかなきゃならないというふうに考えております。
御
指摘のように、現在、国内千六百七十台、
ECMOあるんですけれ
ども、利用
状況は、ピーク時は五十八台、昨年ですけれ
ども、これが直近は三十一台となっております。
これ、合併症も多く
ECMO診療では発生するために、患者さんの基礎疾患、年齢な
ども考慮して、慎重にかつ総合的に判断して
対応するかどうか判断をされる必要があるというふうにされているところで、さらには、御
指摘のように、
医療従事者の人数が必要だということであります。
こうした
状況で、御
指摘のように、
大阪では活用件数九件という
報告を受けておりますけれ
ども、現状では
ECMOの
対応となる患者が少ないことによるものというふうに承知をしておりますが、私自身、
ECMOの診療の現場も視察をさせていただきましたし、また、
ECMOnetの竹田医師とも
意見交換をさせていただきまして、人材育成が必要だということで、昨年、二年度の補正予算におきまして三億円を
確保して養成事業を行いました。
全国で二千百五十三名の人材育成事業を行ってきております。こうした
方々に活躍をいただければというふうに考えております。
さらに、
重症者治療搬送調整等支援事業の中で、日本集中
治療医療学会、医学会に委託をして、
ECMOの
適用、
治療管理上の相談を行う
体制整備であるとか、あるいは
専門家チームの現地への派遣など、委託をして行ってきているところであります。
引き続き、こうした
専門家とも
連携しながら、
大阪の
状況もしっかり見ながら
対応していきたいというふうに考えております。