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高橋光男君 公明党の
高橋光男です。
初めに、この度の停滞前線の影響により、大雨によって被災された
全国各地の
皆様に心よりお見舞い申し上げます。引き続き最大限の警戒をお願い申し上げるとともに、公明党として、一日も早い復旧に尽力していくことをお約束申し上げます。
時間の
関係上、二問まとめてお伺いします。
一点目は、
抗体カクテル療法についてです。
軽症者や
中等症Ⅰの方に
投与し
重症化リスクを低減することができるこの療法は、
医療機関の病床
確保や
自宅療養者の救済にも役立つ重要な
治療法です。現在、国が委託した製薬会社のロナプリーブ登録センターというところを通じて薬剤の配分が行われています。
先ほど
大臣から、量は
確保されているというふうにおっしゃいましたが、問題はスピードです。
投与が可能なのは発症から一週間以内とされていますが、発注しても納品まで二、三日を要し、
医療機関が診察した時点で既に数日間経過していますので、実際には二、三日程度しか処置できる
期間がなく、間に合わないケースが多々発生しています。
そこで、現場からは、薬剤を迅速に
投与できるよう、一定程度ストックできるようにしてほしいという声が上がっています。確かに数には限りがございます。また、一バイアル二人分あり、一回分使うと二回目は最大四十八時間以内に
投与が必要なことから、在庫は認められていません。しかし、例えば広域的に在庫管理をすれば、近隣の
自治体間で有効に活用することができるはずです。
ついては、国として、
抗体カクテル療法の円滑な実施のため、薬剤の迅速な
供給体制を至急構築すべきと
考えますが、いかがでしょうか。
次に、コロナワクチンの健康被害救済制度についてお伺いします。
公明党の推進により、定期接種ではない臨時接種であるコロナ
ワクチン接種が予防接種法上の救済制度の
対象とされています。これ自体、画期的なことであります。
一方、国の疾病・障害認定審査会に届いた事案は既に五十件程度に上りますけれ
ども、いまだ認定された件数はゼロです。私
自身、先月から求めていますが、いまだに第一回の審査会の
開催日程も決まっていません。今後の件数の増大に備え、審査会の
開催頻度を高め、迅速に判断していくべきです。
また、窓口となる各
自治体の調査
委員会が円滑に必要資料を
確認できるよう、より丁寧なガイドラインを示すことなど、相談
体制を拡充すること、これ極めて重要だというふうに思います。
いずれにしましても、この制度の趣旨を
国民の
皆様に分かりやすく説明し、
対応状況についても透明性のある情報公開を行うことこそがワクチンの円滑接種推進にとっても不可欠であるというふうに
考えますが、いかがでしょうか。
以上二点についてお答え願います。