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矢田わか子君
国民民主党・新緑風会、
矢田わか子と申します。
東京都で四回目の
緊急事態宣言の発出から三週間がたちまして、その発出した当初の
新規感染者数から更に今、昨日現在でも四倍の
感染者が出ていると、そういう
状況です。
全国でも一万人を超えたというところであります。
政府高官や
東京都の幹部は、
ワクチン接種によって
高齢者の
感染率と
重症化率が大幅に低下しているので、
新規感染者の増大をそれほど深刻に考える必要はないと、このような
発言をされていますが、私はとんでもない認識だと思っています。
昨日の内閣
委員会で尾身会長も、七割の
ワクチン接種率では
感染拡大は食い止められないと
発言されており、また、京都
大学の西浦教授のシミュレーション、このまま
感染拡大のペースが続けば、八月下旬には
東京都の一日の
感染者数、何と一万人超えてくると、急増するというようなシミュレーションも出ています。まさに多くの
国民の命に関わる重大な局面にあるということをまずもって
皆さんで認識しなければいけないと思います。
既に、
東京都と近郊の
首都圏三県、一番懸念されていた
病床の逼迫、起こりつつあります。
皆さんには資料をお配りしておりますけれども、本当にこの
病床逼迫どうするのかということであります。
中等症、それから
重症者の
方々、入院できないという
医療崩壊の
リスクも高まってきています。助かる命も助けられないということなんです。
中等症という呼び方も本当どうなのかということです。
重症者は既に危篤状態、中等者こそがもう重症にあるという認識に私たちは立たなくちゃいけないし、
国民に向けてもそういう発信をしなければいけないんじゃないかと思っています。
特に、結果的に、残念ですけど、
緊急事態宣言、それからこの
まん延防止等重点措置、様々な
対策打ってきていますが、今のこの特措法上の
措置だけでは食い止められないという
感染防止策の効力が極めて落ちてきているというふうに思いますので、昨日の内閣
委員会でも、
西村大臣、私
指摘しました。特措法の改正、やっぱりしなければいけない、その局面に入っているんじゃないですかということなんです。
都道府県知事による
要請ベースの
対策ではもう限界です。
飲食店など休業や営業時間の短縮の補償、ようやく規模別に
国民民主も提案して変えていただきましたけれども、それでもまだ十分でないから半分しか
要請に従っていない、いえ、従えない
状況なんだということであります。
若者の
皆さんも
コロナ慣れですよ。
緊急事態宣言慣れ。もう町にあふれて、路上ライブとかやっていらっしゃる。しかも、路上飲みですよね。今日、またそれも資料を配らせていただいています。路上飲み収まらないんですよね。
この特措法の
措置だけではもう
抑制力がない、実質的に
効果が生じていないということを私たちは認識しなければならないですし、今、国全体、この日本の国全体がまさに緊急事態でなくもう非常事態なんだという宣言に切り替えていかなければいけないと、そのような強い
危機感を持っています。
コロナとの闘い一年半、最大の危機に来ている、これ昨日の尾身会長の言葉でもあります。
早期にまずは臨時国会を開いて、法改正や補正予算について
検討すべきだと思います。今日この場面に
対策本部長の
総理も出てきていない、こんな状態で本当に
国民の
皆さんに
危機感が伝わるんでしょうか。
与野党を超えて、もう本当に知恵絞り出して、
国民の命を一つでも二つでも必ず救い出すんだと、落としてはならない命、こぼしてはならない命を私たちが守り切るんだと、それぐらいの強い意識を持って私は臨むべきだと思いますが、
西村大臣、いかがですか。