運営者
Bitlet
姉妹サービス
kokalog - 国会
yonalog - 47都道府県議会
nisalog - 東京23区議会
serelog - 政令指定都市議会
hokkaidolog - 北海道内市区町村議会
aomorilog - 青森県内市区町村議会
iwatelog - 岩手県内市区町村議会
miyagilog - 宮城県内市区町村議会
akitalog - 秋田県内市区町村議会
yamagatalog - 山形県内市区町村議会
fukushimalog - 福島県内市区町村議会
ibarakilog - 茨城県内市区町村議会
tochigilog - 栃木県内市区町村議会
gunmalog - 群馬県内市区町村議会
saitamalog - 埼玉県内市区町村議会
chibalog - 千葉県内市区町村議会
tokyolog - 東京都内市区町村議会
kanagawalog - 神奈川県内市区町村議会
nigatalog - 新潟県内市区町村議会
toyamalog - 富山県内市区町村議会
ishikawalog - 石川県内市区町村議会
fukuilog - 福井県内市区町村議会
yamanashilog - 山梨県内市区町村議会
naganolog - 長野県内市区町村議会
gifulog - 岐阜県内市区町村議会
sizuokalog - 静岡県内市区町村議会
aichilog - 愛知県内市区町村議会
mielog - 三重県内市区町村議会
shigalog - 滋賀県内市区町村議会
kyotolog - 京都府内市区町村議会
osakalog - 大阪府内市区町村議会
hyogolog - 兵庫県内市区町村議会
naralog - 奈良県内市区町村議会
wakayamalog - 和歌山県内市区町村議会
tottorilog - 鳥取県内市区町村議会
shimanelog - 島根県内市区町村議会
okayamalog - 岡山県内市区町村議会
hiroshimalog - 広島県内市区町村議会
yamaguchilog - 山口県内市区町村議会
tokushimalog - 徳島県内市区町村議会
kagawalog - 香川県内市区町村議会
ehimelog - 愛媛県内市区町村議会
kochilog - 高知県内市区町村議会
fukuokalog - 福岡県内市区町村議会
sagalog - 佐賀県内市区町村議会
nagasakilog - 長崎県内市区町村議会
kumamotolog - 熊本県内市区町村議会
oitalog - 大分県内市区町村議会
miyazakilog - 宮崎県内市区町村議会
kagoshimalog - 鹿児島県内市区町村議会
okinawalog - 沖縄県内市区町村議会
使い方
FAQ
このサイトについて
|
login
×
kokalog - 国会議事録検索
2021-07-08 第204回国会 参議院 議院運営委員会 閉会後第2号
公式Web版
会議録情報
0
令和三年七月八日(木曜日) 午後三時開会 ─────────────
委員
の異動 六月十七日
辞任
補欠選任
宮本 周司君
宮崎
雅夫
君 柴田 巧君
石井
章君 伊藤 孝恵君
田村
まみ
君 六月十八日
辞任
補欠選任
加田
裕之
君 藤末
健三
君
安江
伸夫
君
三浦
信祐
君 六月二十一日
辞任
補欠選任
藤末
健三
君
加田
裕之
君
三浦
信祐
君
安江
伸夫
君 七月七日
辞任
補欠選任
田村
まみ
君
舟山
康江
君 七月八日
辞任
補欠選任
倉林 明子君
小池
晃君 ─────────────
出席者
は左のとおり。
委員長
水落
敏栄君 理 事
高橋
克法
君 長谷川 岳君 山下 雄平君 森本 真治君
吉川
沙織
君
竹谷とし子
君 東 徹君 浜野
喜史
君 委 員 岩本
剛人君
加田
裕之
君 清水 真人君 本田 顕子君
三浦
靖君
宮崎
雅夫
君 森 まさこ君
山田
太郎
君
木戸口英司
君
鉢呂
吉雄君 横沢
高徳
君
高橋
光男君
安江
伸夫
君
石井
章君
舟山
康江
君
小池
晃君 ─────
議長
山東 昭子君 副
議長
小川 敏夫君 ─────
国務大臣
国務大臣
(
内閣
府
特命担
当
大臣
(
経済財
政政策
))
西村
康稔
君
事務局側
事務総長
岡村 隆司君
事務次長
小林
史武
君
委員部長
大蔵 誠君 ───────────── 本日の
会議
に付した案件 ○
新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言
及びま ん
延防止等重点措置
の
期間延長
及び
区域変更
に 関する件 ─────────────
水落敏栄
1
○
委員長
(
水落敏栄
君) ただいまから
議院運営委員会
を開会いたします。
新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言
及び
まん延防止等重点措置
の
期間延長
及び
区域変更
に関する件を議題といたします。 まず、
西村国務大臣
から
報告
を聴取いたします。
西村国務大臣
。
西村康稔
2
○
国務大臣
(
西村康稔
君)
各党
の
皆様
におかれましては、
政府
の
新型コロナウイルス感染症対策
に御
協力
を賜り、御礼申し上げます。本日は、
緊急事態宣言
及び
まん延防止等重点措置
の
期間延長
及び
区域変更
について御
報告
いたします。 全国の
新規陽性者数
について見ますと、約三十の県で一桁台と安定しており、
地方部
を中心とした
地域
では
感染
を抑えられてきている
状況
にある一方で、特に、
東京
都、
埼玉
県、
千葉
県及び
神奈川
県の
首都圏
など大
都市部
で
増加傾向
が顕著になっていることから、
感染
の再
拡大
に
警戒感
を強めているところであります。 このような中、
緊急事態措置
を実施している
沖縄
県については、
新規陽性者数
は
減少傾向
となっているものの
減少速度
は鈍化し、依然として
ステージ
4
相当
であり、また、
病床使用率
、
入院率
は
ステージ
3から4
相当
であり、特に
重症者病床
の
使用率
が五〇%を超え、厳しい
状況
が継続しております。今後、
夏休み
のシーズンに向け、
人々
の
活動
や
移動
が活発になることも踏まえ、
緊急事態措置
を引き続き実施する必要があります。
まん延防止等重点措置
を実施している十
都道府県
のうち
東京
都については、昨日の
新規陽性者数
が九百二十人、最近一週間の十万人当たりで三十二人と
ステージ
4
相当
であること、
人流
が
増加
、
人流
が
増加
し続けている中で、
感染力
の強い
デルタ株
への置き換わりも進んでいること、七月の四
連休
、
夏休み
、お盆と続き、
人々
の
移動
、
活動
が活発になり、昨年もこの時期に
陽性者
が
増加
していること、また、
医療提供体制
を見ると、
ワクチン接種
の
効果
もあり、
高齢者
の
陽性者数
は低い水準で推移し、重症化する
割合
も一定程度抑えられているものの、四十代、五十代の
入院者数
などが増えてきており、
先手先手
で
医療提供体制
を確保する必要があることなどから、
緊急事態措置
の
対象
として、より強い
対策
を講じる必要があります。 具体的には、
緊急事態措置
の
対象
である
東京
都及び
沖縄
県については、
飲食店等
における
酒類提供
の
停止
や、
飲食店
に対する二十時までの
営業
時間
短縮要請
などの
取組
を徹底いただくことになります。また、
イベント
については、
人数上限
五千人かつ
収容率
五〇%を適用しつつ、二十一時までの
営業
時間
短縮要請
を行うこととなります。
酒類提供
の
停止要請
を行うに当たっては、
自粛要請
が長期化することや、
協力金
の
支給迅速化
への
要望
があることを踏まえ、
飲食店関係者
に御
協力
いただけるよう、
飲食店
に対する
協力金
の先渡しが可能となる仕組みの導入など、
支給
の
迅速化
に向けて必要な
取組
を進めることとし、同時に、
酒類提供
の
停止
を徹底するため、
酒類販売事業者
に対し、
酒類
の
提供停止
を伴う
休業要請等
に応じない
飲食店
との
酒類
の取引を行わないよう
要請
し、さらに、
特措法
に基づく命令、罰則を厳正に適用するなど、
取組
の更なる
強化
も行っていくことといたします。
埼玉
県、
千葉
県及び
神奈川
県については、
東京
都との
一体性
を考え、引き続き、
まん延防止等重点措置
の
対象
とし、
措置区域
における
酒類提供
の
原則停止
など、
東京
都と同等の強い
対策
を
一体
的に講じる必要があります。
大阪
府についても、
新規陽性者数
は
増加傾向
にあり、
大阪
市はほぼ
ステージ
3
相当
であることや、
リバウンド
が生じた場合に
影響
が大きい大都市であることを考慮し、引き続き、強い
対策
を継続する必要があります。 以上の
状況
を踏まえ、本日、
基本的対処方針分科会
を
開催
し、
緊急事態措置
については、七月十二日以降、
沖縄
県に加え
東京
都を追加するとともに、
期間
を八月二十二日まで
延長
すること、そして、
埼玉
県、
千葉
県、
神奈川
県及び
大阪
府については、
まん延防止等重点措置
を実施すべき
期間
を八月二十二日まで
延長
するとともに、
北海道
、
東京
都、愛知県、京都府、兵庫県及び福岡県は、
期間
とされている七月十一日をもって、
まん延防止等重点措置
を終了することについて、御了承をいただきました。この後、
政府対策本部
を
開催
し、これらについて決定したいと考えております。 なお、
沖縄
県の取扱いについて議論があり、
地元
からは
まん延防止等重点措置
の
要望
をいただいておりましたが、
新規陽性者数
や
医療提供体制
の
指標
が
ステージ
4
相当
であることなどから、結論としては
緊急事態措置
を継続することとなりました。その上で、
改善
が一層進めば八月二十二日を待つことなく
解除
すると、
分科会
として
確認
されたところであります。
沖縄
県の
皆様
にとっては厳しい
措置
ではありますが、
感染拡大
を抑えるべく、
事業者
、県民の
皆様
の御
協力
を
お願い
し、国としてもしっかりと
支援
をしていく考えであります。 また、
ワクチン接種
の促進と
抗原簡易キット
も活用した
検査
の拡充を組み合わせ、車の両輪として
対策
を進めることとし、夏の時期に
人々
の
活動
や
移動
が活発になることを踏まえ、
航空会社
、
旅行会社
に対し、
国内線利用者
、
国内線利用等
に際して事前に
PCR等検査
の勧奨を周知するよう
協力
を依頼するとともに、
夏休み期間
中、羽田空港、
伊丹空港等
から
北海道
及び
沖縄
県へ向かう
利用者
に対して、無料の
PCR検査
、
抗原定量検査
を行うことといたします。さらに、
沖縄
県において、那覇空港での現行の
PCR検査
に加え、
抗原簡易キット
を活用した
検査
を拡充するなど、
都道府県
とも連携しながら、
感染拡大防止
に万全を期してまいります。
国民
の
皆様
の命と健康を守ることを第一に、
ワクチン接種
を
円滑化
、加速化させながら、
感染力
の強い
デルタ株
への置き換わりの
拡大
や、夏の時期に
人々
の
移動
、
活動
が活発になることを念頭に置きつつ、
都道府県
と緊密に連携し、
感染拡大
の
防止
に向けた
取組
を徹底して、
先手先手
で機動的に厳しい
対応
を講じ、何としても
感染拡大
を抑え、
医療提供体制
を確保してまいります。
各党
の
皆様
におかれましても、何とぞ御
理解
と御
協力
をよろしく
お願い
申し上げます。
水落敏栄
3
○
委員長
(
水落敏栄
君) 以上で
報告
の聴取は終わりました。 これより
質疑
を行います。
質疑
のある方は順次御
発言
願います。
山田太郎
4
○
山田太郎
君 自民党の
山田太郎
でございます。 今回、
東京
都に四回目の
緊急事態宣言
が発令されることになりました。
国民
の最大の関心事だと思いますので、これはストレートにお聞きしたいと思います。
オリンピック
は
開催
するのかどうか、そして、もし
開催
するとすれば
観客
を入れるのか無
観客
でやるのか、この
辺り
をお聞きしたいと思っております。 まず、それを聞くに当たって、今回、三回のこれまでの
緊急事態宣言
を比較していきますと、一回目は
イベント
が開けませんでした、二回目は
上限
を決めて
イベント
の
開催
を行った、三回目は無
観客
、その後、
上限
を決めて
イベント
を開くということに変更した、で、四回目はということだと思います。非常に
対処
がぶれているというか、個々の
判断
をされたんだというふうに思いますが、なかなか分かりにくい。一方で、
観客
を入れて
開催
することに対しては、当然
感染拡大
を不安を持つ
国民
が多いというのもよく分かります。 ただ一方、実は昨日、
まん延防止措置
すら出ていない、屋外で行われる、茨城県で行われる予定でした
ロッキン
ですね、
ロック
・イン・ジャパン・フェスティバル二〇二一が急遽
中止
ということになったわけですね。これ、
ロッキン
の直前の
中止
については混乱とか落胆、怒りもネットの中では声が上がっています。
緊急事態宣言
とか
まん延防止措置等
が出ていないということになると、実はこれらの
補償
はどうなっているのかという問題も大きな問題になってきます。経産省のJ―
LODlive
も
文化庁
の
アーツ・フォー・ザ・フューチャー
も実は
対象外
ということで先ほど役所の方に
確認
させていただきました。キャンセル、
中止等
に関して国の
支援
が得られないという
状況
にもなります。 一方で、今後、同規模の
国民的イベント
と言われる新潟の
フジロック
ですね、これは八月に予定されております。それから山梨の
ラブシャ
、いわゆる
ラブシャ
、スペース・シャワー・スイート・ラブ・シャワー、これも八月に予定されておりまして、もし
地元等
の
要請
によって非
開催
となれば、これも
対象地域
じゃないので、
補償金
あるいは
補助
、
支援
もないままに
中止
になる
可能性
もあるというふうに思っています。 何でこんなことが起こるかというと、
緊急事態宣言
の発令とか
まん延防止措置
その他方法とかが、
新規感染者
をもってするのか
重症者
なのか、
死亡者
あるいは
病床
の
逼迫率
なのか、それによっても現場の
対応
ってみんな違うと思いますが、非常によく分からないと。
イベント
前のその
感染拡大
に対しても、やっぱりエビデンスを持って
対応
されているというふうには思えません。 そういう意味で、今後こういうことが続くと、
オリンピック
やるやらないということに対して、あるいは一方で
まん延防止措置等
が出ていないところに対しても
中止
に追い込まれるということになると、
オリンピックそのもの
も
国民
の
理解
なんというのは得られなくなってしまうのではないかと。それじゃスムーズな
開催
もできないと、禍根も残すというふうに私は思っております。本当に若い
子たち
が楽しみにしていたこういった
イベント
も次々と
中止
になってしまう、これ、やっぱり背景としてはその
基準
が明確じゃないんじゃないかと、こう思います。 そこで、
大臣
にもうお聞きします。 とにかくまず
オリンピック
、
開催
するのかしないのか、無
観客
でやるのかやらないのか、あるいはその
基準
。それから、今申し上げたような今後
開催
が予定されているいろんな
イベント
に対しても大きな
影響
があると思います。明確に、どのような
基準
でどうしてそういうふうにやるのか、お答えいただければ幸いです。
西村康稔
5
○
国務大臣
(
西村康稔
君) お答え申し上げます。 まず、
オリンピック
、パラリンピックについてでありますけれども、もう繰り返し申し上げていますけれども、この
東京大会
に関する最終的な
判断
は、権限はIOCにあるものという
理解
をしております。
関係者
が今
一体
となって、安全、安心な
大会
になるように、
感染防止策
を徹底しながらその
大会実現
に向けて準備が進められているものというふうに
承知
をしております。 その上で、今回、
緊急事態宣言措置
を
東京
で
お願い
することになりますので、五千人かつ
上限
、
収容率
五〇%ということで様々な
イベント
は
お願い
をしますので、
東京
のこの
オリンピック大会
の
観客数
については、この
基本原則
を踏まえながら五
者協議
で速やかに決められるものというふうに思います。 そうした中で、
丸川大臣
とも私も日々いろんな連絡を取り合い、
状況
を共有しながら
対応
しておりますけれども、例えば知事からの
要請
のある夜間の無
観客
など、こういったことも含めて様々な
対応
、特に
感染リスク
を下げるために、今の
状況
を踏まえて、
緊急事態宣言
ということも踏まえて速やかに検討がなされるものというふうに
承知
をしております。 そして、様々な
イベント
につきまして、御
指摘
の
文化庁
の
アーツ・フォー・ザ・フューチャー
、それからJ―
LODlive
、経産省の
補助金
それぞれ、
地域
を限定せずに幅広く
対象
となるというふうに私自身は
理解
をしておりましたが、御
指摘
のように
対象
にならないものがあるということでありますので、ちょっとその
辺り確認
をさせていただきながら、当然
東京
から行く方もいるでしょうし、それが行けなくなるということも含めて
イベント
の
開催
が難しくなるということでありますので、少し、そうした運用も可能なのかどうかを含めて、経産省、
文化庁
とも
確認
をしながら、できる限り
文化芸術
、エンターテインメントの
皆さん
にしっかりと継続してやっていけるように
支援
をしっかりと行っていきたいというふうに考えております。
山田太郎
6
○
山田太郎
君
対象地域等
を含めて、きちっと
政府
には
国民
の
理解
を得られるように
お願い
したいと思います。 以上です。ありがとうございました。
吉川沙織
7
○
吉川沙織
君
立憲民主党
の
吉川沙織
でございます。
緊急事態宣言
の
発出
は今回が昨年から合わせて四回目になります。二回目の
緊急事態宣言
は今年一月七日に
発出
、三月二十一日に
解除
になりました。しかしながら、二回目の
解除
の後、約一か月後の四月二十五日には三回目の
宣言
が
発出
されました。二回目の
解除
から三回目の
発出
の間は約一か月。今回、
東京
に関して言えば、六月二十日をもって三回目の
宣言
を
解除
した後、
まん延防止等重点措置
に移行しましたが、三週間しかたっていません。 三週間で四回目の
緊急事態宣言
の
発出
に至ったことになりますが、この間隔での再
宣言
となることは
想定
の範囲だったでしょうか。それだけお答えください。
西村康稔
8
○
国務大臣
(
西村康稔
君) 前回
解除
するときにも申し上げたと思いますけれども、今後も増えると、増えてきたときには機動的に
対応
するということを申し上げましたと思います。ちょっと正確かどうかはともかくとして、私どもとしてそういう
対応
で臨んでまいりましたので、今回
ステージ
4の
新規陽性者数
となり、また
医療
が今後逼迫されるおそれがあると。四十代、五十代の方が
入院
が増えている中で、そうしたおそれがあるという
専門家
の御
指摘
もいただきながら今回このような
判断
をさせていただいたところであります。
吉川沙織
9
○
吉川沙織
君 三回目の
緊急事態宣言
の
解除
の決めた六月十七日の
基本的対処方針分科会議事録
によると、
西村大臣
はこうおっしゃっています。各
指標
についておおむね
ステージ
3
相当
以下、特に重視をしております
医療提供体制
についても負荷の軽減が見られますので、
緊急事態宣言
の
措置区域
からは除外をする、さらに、しかしながら、足下で
人流
、
人出
が
増加傾向
、
変異株
も
想定
し、
リバウンド
を防ぐ必要があるし、そのためにも引き続き強い
措置
を継続していく必要があるとおっしゃっています。
解除
後、三回目の
緊急事態宣言
の
解除
後、
まん延防止等重点措置
に移行してそれを実施しましたが、有効でなかったがために今回また
宣言
に戻らざるを得ないと思います。何が
要因
であったと分析されておられますでしょうか。
西村康稔
10
○
国務大臣
(
西村康稔
君) 三回目の
緊急事態宣言
のときには、五月の
連休
を挟んで、百貨店の
休業要請
あるいは
酒類
の
提供
の
停止
など極めて強い
措置
で
感染者
の数を抑え、
医療提供体制
の確保に
効果
を有したわけであります。 当然、最も強いカードの
緊急事態宣言
を
解除
しますと、
人々
の気持ちはどうしても和らぎますし、当然
人流
が増えてくる。ですので、それによってまた上がってくれば、また強い
措置
をとるということを以前から申し上げております。
酒類
の
提供
についてもかなり限定的に行ってまいりましたけれども、
自粛
が長引く中でもあると思いますし、季節が良くなってきたこともあると思いますので、人の出がかなり増え、また
要請
に応じていただけないお店も出てくる中で、こうした
感染拡大
が出てきているものと思います。これに対しても今回
対応
していきたいというふうに考えております。
吉川沙織
11
○
吉川沙織
君 五月の
連休
中は比較的強い
措置
を打った、そういった中で
解除
して
人出
が増えたというようなお話もございました。 今、四回目の
緊急事態宣言
の
発出
に当たって、
国会報告
で
大臣
から
冒頭
の
報告
を承りました。その中に、「
人々
の
活動
や
移動
が活発になる」、「
人流
が
増加
し続けている」等の表現が今、
冒頭
、
委員会
の
冒頭
で受けた
報告
の中で四回ありました。 二回目の
緊急事態宣言
の
発出
と三回目の
緊急事態宣言
の
発出
のときに共通する
国会報告
の用語として、
人流
の
抑制
を始めとする
効果
的な
緊急事態措置
、
不要不急
の
外出
・
移動自粛
、これは、二回目の
緊急事態宣言
の
発出
を決めた一月七日、三回目の
発出
を決めた四月二十三日の
国会報告
で触れられている
言葉
です。 今回、
人流
の
抑制
という
言葉
もなければ、
不要不急
の
外出
・
移動自粛
もありません。この辺、先ほどの
答弁
からすれば増えてしまった
要因
の一つと捉えていいかと思うんですが、なぜ今回書かなかったんでしょうか。
西村康稔
12
○
国務大臣
(
西村康稔
君) 引き続き
国民
の
皆様
には
不要不急
の
外出自粛
を、これは
基本的対処方針
でも
お願い
をしておりますし、私ども、今後も
国民
の
皆さん
には
お願い
をしていきたいというふうに考えております。
人流
についても、できる限りテレワークなどによって、一般的に働く方もそうですし、様々な
活動
についてもオンラインで行っていただくなど、そうした
取組
は
強化
をしていきたいと思っておりますが、
焦点
として、昨日のアドバイザリーボード、
厚労省
の
専門家
の会合でもそうですし、今日もそうでありますけれども、やはりお酒を伴う
食事
ですね、そこが
リスク
が高いということが評価をされ、これは自宅での
食事会
なども含めてなんですが、
様々クラスター
が出ている中で、
焦点
を今回、
飲食店
への
協力
、これを徹底をするというところに
お願い
をしているわけでございます。
吉川沙織
13
○
吉川沙織
君 六月十七日、三度目の
緊急事態宣言
の
解除
を決めたときの
基本的対処方針分科会
の
議事録
で、
大臣
は、「必ず来るであろうと言われております
リバウンド
を大きな流行にしないように、徹底した
取組
を進めていきたい」とおっしゃっていました。
想定外
の早さで結局
リバウンド
が起こってしまいました。
大臣
の
発言
の一方で、複数の
委員
の方からは、「
東京
では
人流
の
増加
が始まっている」、「七月末にかけて
感染者数
、あるいは
重症者数
が
増加
する
可能性
が非常に高い」といった
指摘
、
東京
が
増加局面
に向かっている
状況
で本当に
解除
していいのかと多くの懸念が示されていました。これらの
発言
が既にあったことを考えると、
解除
から三週間後の今日、四回目の
発出
に至ることは全く
想定
できなかったとは言い切れず、三回目の
宣言解除
の
判断
は適切であったのかというところは疑義がございます。 そこで、お伺いいたします。 最終的に
緊急事態宣言
の
発出
や
解除
を決める
会議体
はどこになりますでしょうか。
西村康稔
14
○
国務大臣
(
西村康稔
君) 最終的には、この後行われます夕方の
政府対策本部
で決定をさせていただければと考えております。
吉川沙織
15
○
吉川沙織
君 今
大臣
から
答弁
いただきましたとおり、今回の
緊急事態宣言
の
発出
についても、
衆参両院
のこの
議院運営委員会
での
国会報告
を経て、十七時に開会される
政府対策本部
、
正式名称
は
新型コロナウイルス感染症対策本部
で最終的に決定されることになります。 では、この
政府対策本部
の
根拠設置法
は何でしょうか。
西村康稔
16
○
国務大臣
(
西村康稔
君) いわゆる
インフルエンザ
、
新型インフルエンザ等特措法
に基づいて
政府対策本部
は設置されております。
吉川沙織
17
○
吉川沙織
君
新型インフルエンザ等対策特別措置法
の第十五条第一項に基づき設置されているのが
政府対策本部
ということになります。 では、この
政府対策本部
の
本部長
はどなたになりますでしょうか。
西村康稔
18
○
国務大臣
(
西村康稔
君)
内閣総理大臣
になりますので、
菅総理
であります。
吉川沙織
19
○
吉川沙織
君 仮に
オリンピック
をこのまま
開催
するのであれば、
総理
は何度も安全、安心な
大会
とおっしゃっています。
オリンピック
を
開催
することで
感染症
により生じている
国民
の生命、生活、
経済
への
影響
を
拡大
させない、
改善
に導いていく、そのために具体的にこのような
措置
を講じていくということを、今回こそ
政府対策本部長
たる
総理
が
出席
し、
国民
の代表が集う
国会報告
の場で説明し、納得を得る努力をすべきではなかったかと思います。
大臣
、今年に入ってから、一月七日の二回目の
緊急事態宣言
の
発出
から今日に至るまで、
緊急事態宣言
の
発出
、
延長
、
解除
、そのたびにこの
委員会
やっておりますけど、今日で何回目ぐらいだとお思いでしょうか。もうかなりの回数数えていますけど、もし分かれば
お願い
します。
西村康稔
20
○
国務大臣
(
西村康稔
君) 一月からですかね。どうですかね、二十回ぐらいはやっているんじゃないかと思いますが。
吉川沙織
21
○
吉川沙織
君 実は今日で十七回目になります。 先日、
まん延防止等重点措置
の三県の
解除
は
委員会
ではなくて
理事会
で協議いたしました、
報告
もいただきましたけれども、今日で十七回目です。うち、
政府対策本部長
の
出席
があったのはたったの二回です。 今日は閉会中であって、
総理
が
国民
の
皆さん
に
国会
の場で
是非報告
をいただきたかったんですけれども、その代わりに
答弁
をしているということでよろしいですね。
西村康稔
22
○
国務大臣
(
西村康稔
君) はい。
特措法
の
責任者
でもありますので、また
政府対策本部
の副
本部長
でもございますので、できるだけ丁寧に御説明したいというふうに考えております。
吉川沙織
23
○
吉川沙織
君
西村大臣
は、確かに
政府対策本部
の副
本部長
でいらっしゃいます。 三回目の
緊急事態宣言発出
の際の
国会報告
には、「人の流れを
抑制
する観点から、
イベント
の
原則
無
観客化
」とありました。今回はより深刻な
デルタ株
の
割合
が急増している現状に鑑み、
オリンピック
は完全無
観客化
。だって、三回目の
緊急事態宣言
の
発出
の際は、
イベント
は
原則
無
観客化
と書いてあったんです。今回は書いていないですけれども。そういう認識で、前より深刻な
デルタ株
が猛威を振るい始めているんですから、それは認識合いますでしょうか。合うか合わないかだけで結構です。
西村康稔
24
○
国務大臣
(
西村康稔
君) 先ほども申し上げましたけれども、三回目の
緊急事態宣言
は、五月の
連休
という機会を捉まえて、
イベント
については無
観客
、そして百貨店など大型商業施設も休業を
お願い
する極めて厳しい
措置
で、当時はアルファ株でありましたけれども、
感染拡大
、特に
大阪
がああいう
状況
になって、
東京
が同様になるのではないかという大きな懸念の中からそうした
対策
を取らせていただいたものでございます。 今回、もちろん
デルタ株
への
状況
はありますけれども、
医療提供体制
などを含めて、まだ
東京
は
ステージ
4とかの
状況
では
医療提供体制
などありませんので、四月、五月の経験を踏まえ、早めの、先手の
対策
を取るということで今回はこのような
対応
を取らせていただいているところであります。
吉川沙織
25
○
吉川沙織
君 先手の
対応
をおっしゃるなら、伺います。 二回目の
緊急事態宣言
の
発出
は一月七日。
国会
は閉会中でしたが、十一日後に通常
国会
の召集は確定していました。三回目の
緊急事態宣言
の
発出
時は四月で、通常
国会
の会期中でした。今は閉会しています。先月の会期末に
感染症
対策
等に迅速に
対応
するため会期
延長
を申し入れましたが、
政府
・与党は一顧だにせず、現時点において召集される見込みがございません。
先手先手
の
対応
と何回もおっしゃっています。早急に立法
措置
が必要な場合、
国会
が開かれていなければ立法
措置
とれません。どのように
対応
されるおつもりでしょうか。
西村康稔
26
○
国務大臣
(
西村康稔
君) まず、このような形で閉会中審査も含めて、今日は厚労
委員会
も開かれておりますので、与野党の協議の下でできる限り
状況
などについては丁寧に説明をし、御
理解
をいただけるように私の立場からは
対応
していきたいと考えておりますが、当然法律の審議となれば
国会
を開かなきゃならないと思いますので、それは
状況
を見ながら
判断
をされていくものというふうに考えております。
吉川沙織
27
○
吉川沙織
君 憲法第五十三条の規定に、
内閣
は臨時会を召集できるとあります。今の
言葉
をそのまま捉えれば、私は開くと捉えます。 本日の朝示された
基本的対処方針
の案によれば、
状況
に応じて予備費の活用には臨機応変に必要な
対策
を講じていくとされています。事案の性質上、予備費による
対応
の必要性を否定はしませんが、予算の事前議決の
原則
から、必要であれば補正予算について
国会
において議論するのが筋です。 また、今般の熱海の土石流の問題を始め、様々な課題が山積しています。
国会
が開かれていなければ、十分な議論を行い、法律を成立させることはできません。社会全体が共通の危機感を共有し
対処
することが求められる中、
国会
として何をすべきか。唯一の立法機関として立法機能を放棄するようなことがあってはならないと考えますし、臨時
国会
の召集を強く求めまして、私の質問を終わります。 ありがとうございました。
安江伸夫
28
○
安江
伸夫
君 公明党の
安江
伸夫
です。 早速でございますが、私からは
感染
収束に向けた重要な鍵であるワクチンに関連して質問させていただきたいと思います。 まず、ワクチンの希望数と供給数のギャップの課題についてお伺いをいたします。 ファイザー社製のワクチンについては、七月分に当たる第十クールの全体配分量、これが全国的には市区町村の希望量の約三分の一程度であったために混乱が生じている旨が報道されております。なお、八月分に当たる第十一、十二クールの配分量については、昨日示されたものと
承知
をしております。各自治体からは、せっかく接種のスピードを上げてきたのに、あるいはせっかく準備してきた体制が一部無駄になってしまったという厳しい声や困惑の声、私の元にも上げられております。 改めまして、こうした混乱が生まれてしまったその客観的原因を
確認
するとともに、今後のこうした混乱を回避するための方策、とりわけ、今後のワクチン供給量をできるだけ早期かつ正確に自治体等に共有していくことが重要と考えます。
西村大臣
の御認識をお伺いします。
西村康稔
29
○
国務大臣
(
西村康稔
君) お答え申し上げます。 まず、ファイザー社とモデルナ社、合わせて九月までに二億二千万回分は確保しておりますので、接種
対象
となる全ての方に二回接種できる分は確保しているということをまず申し上げたいと思います。 その上で、
ワクチン接種
が体制が構築され加速されている中で、より多くの配送の
要望
があるというふうにも
承知
しております。そうした中で、ワクチンの
期間
ごとの配送量に限りがある中で、全ての自治体の希望量に満額回答というのは難しいというふうに河野
大臣
からも聞いているところであります。 ただ、御
指摘
のように、七月六日の河野
大臣
の会見におきまして、九月にかけての二週間ごとに一万箱程度ですね、これを自治体にお届けする方針が示されております。こうした早め早めの見通しをお示しすることによって、適切な接種計画が策定され、そして計画的に接種が進められていくことを期待をしたいと思いますし、そうなるように、河野
大臣
のラインと自治体との間で緊密に連携をしながら取り組んでいただければというふうに考えているところであります。
安江伸夫
30
○
安江
伸夫
君 ありがとうございました。 着実に前向きに、志は皆同じなわけでありますから、国と自治体との連携を
お願い
したいと思います。 続きまして、コロナワクチンに関する正確な情報の発信について伺います。 コロナ禍収束に当たりましては、行動範囲も広く
活動
も活発な若年層に対する
ワクチン接種
が進むことが重要と考えます。しかしながら、若年層が接種を避けたいと考える傾向なども報じられているところです。 この点、特に若者は、インターネット上の根拠の不正確なワクチンに関する情報に
影響
を受けている方も少なくないとのことです。例えば、女性は不妊になる、あるいは遺伝子が書き換えられるといったものなどです。現に私もそうしたものに不安を覚える若者の声にも接してまいりました。接種するか否かは
原則
として個人に委ねられているものの、その
判断
の材料となる情報については、その時点における最大限正確なものであることが望ましいのは言うまでもございません。 そこで、信頼の置ける情報源に基づかない不正確な情報については国から積極的に注意喚起を行うとともに、若年層も念頭に置いて、科学的根拠に基づく情報発信を様々な手法で行うべきと考えます。
西村大臣
の御見解をお伺いします。
西村康稔
31
○
国務大臣
(
西村康稔
君) 大変重要な御
指摘
だと思います。 まさに、私どもで実施した若者向けアンケートでも、できれば接種したくない、絶対にしたくない、合わせれば二五・六%ありまして、その理由として一番多かったのは、副反応が心配だからということでありました。より一層の御
理解
をいただきながら
感染拡大
を抑えていくために、正確で分かりやすい情報発信、重要であると考えております。河野
大臣
も様々デマについての発信をされております。 引き続き、メッセージの出し方を含め、
専門家
の意見を聞きながら、若者の
皆さん
に御
理解
をいただけるようにしっかりと
対策
講じていきたいというふうに考えております。
安江伸夫
32
○
安江
伸夫
君 最後に、
医療
従事者の先行接種が始まったのが今年の二月でございました。早い方は二回目の接種を三月中に終えて、それから四か月程度たっているわけでございます。そろそろワクチンの
効果
の持続性、持続
期間
についての関心も高まってきております。 まずは、希望する
対象
者全員が
ワクチン接種
を完了すること、このことに総力を上げるべきことは言うまでもございませんが、ワクチンの
効果
が永続的なものではない以上、その後のワクチンの接種の在り方についてもできるだけ早期に検討していくべきと考えます。
西村大臣
の御認識を伺います。
西村康稔
33
○
国務大臣
(
西村康稔
君) ファイザー、モデルナのワクチンにつきましては、六か月たった時点でも九割の発症予防
効果
は
確認
されておりますので、一定
期間
は有効性を有するものと
承知
しておりますが、開発されて間もないこともあり、現時点でそれ以降の有効性のデータは得られていないものというふうに
承知
をしております。 このため、どの程度
期間
持続するのか、今後、治験者の発症の有無のフォローアップ調査や発症予防
効果
と関連する抗体の持続的に、持続性に関する調査など、研究を基に検討がなされるものというふうに
承知
をしております。しっかりと情報収集し検証した上で、
厚労省
の審議会において
専門家
の意見を伺って検討されるものというふうに
承知
をしております。
安江伸夫
34
○
安江
伸夫
君 早期の検討を
お願い
して、終わります。 ありがとうございました。
石井章
35
○
石井
章君 日本維新の会、
石井
章でございます。 今、マスコミ等ではワクチンが足らない足らないという報道がなされていまして、
国民
は、このまんま足らないまんまワクチン打てないで終わってしまうんじゃないかという心配をしている初老の方もたくさんいらっしゃるということで、一応
確認
をしておきたいんですが、先ほど公明党の先生からの質問もありましたけど、二億二千万回分、そして、日本の人口を分母に例えれば十分なワクチンが
対応
できるということで、我々、台湾に百二十六万回分
支援
したときも、もう喜んで、台湾の
皆さん
に対してもこれで使ってくださいということであったはずであります。 しかし、今、マスコミ報道では
国民
をあおるような感じで足らない足らないと言っていますけど、実際どうなのか、
大臣
の口から御
答弁
いただきたい。 そして、当初はワクチンに対して打ち手がいなかったんですね。医師会に言っても打ち手は手挙げない、看護師会は逃げちゃっている。そこで、超法規的
措置
の中で歯科医師まで打てるようになった。そうすると、後から後から手挙げてきて、大規模接種会場に移り、それから防衛省までやってくれた。さらには、今職域まで接種会場が増えてきているんで、これは多分需要と供給のバランスもあると思うんですが、年末までのスケジュールの中で
国民
の方にはしっかりワクチンが行き渡るのかどうか、
大臣
、
お願い
します。
西村康稔
36
○
国務大臣
(
西村康稔
君) まず、今年の九月までですね、九月までにファイザー社とモデルナ社を合わせて二億二千万回分、二回打つとすれば、前提に一億一千万人分のワクチンを確保しておりますので、接種
対象
となる全ての人に二回接種するだけの分は確保されているというふうに
承知
をしております。 その上で、既に六月末までに約一億回分が輸入され、九千万回分を自治体に配付をしておりますので、
高齢者
が二回接種する分はもう既に自治体には供給されているというふうに聞いております。 したがって、一定の在庫量もそれぞれの自治体にあるんではないかということでありますので、在庫も活用しながら接種を進めていただければということでありますし、御
指摘
のように、今後の見通しについて、七月から九月にかけて二週間ごとに一万箱程度を自治体にお届けするという方針が示されておりますので、十月、十一月までに全ての
国民
に打ち終わるように、希望する方ですね、打ち終わるようにということで、その方針に基づいて進めているところでございます。
石井章
37
○
石井
章君 ありがとうございます。 したがいまして、
政府
の当初の予定どおり、
菅総理
がアメリカに行ってファイザー社の社長とも会談申し入れて、しっかり契約もしてきたということでありますから、それはもう全体的な量に関しては問題ないということが
国民
が分かれば、いや、うちの方の村にワクチン来ないんじゃねえかという、茨城弁で言えばですね、そういった心配がないということだけ今日は
確認
して、できましたので、ありがとうございます。 そこで、
東京
オリンピック
なんですが、今回、
東京
オリンピック
に際しましては、もちろん
開催
するということを前提で今進んでいます。しかし、今回、緊急の、また
小池
さんの方からいろんな話が出まして、コロナの中でまた一番重い
対策
取らなきゃならなくなってしまったんですけれども、今回、いわゆる
東京
の方で、飲み屋さんで飲む人あるいはそういった
関係者
のところで発生しているんじゃないかという、エビデンスがない中でそういったものが広がってしまっているんですが、実際問題、もう緊張感が解けてしまって、今までの
政府
のやり方が、どうも都民の
皆さん
、
国民
の
皆さん
の一部で緊張感がほどけてしまってこういった
陽性者
が増えてきているんじゃないかと思うんですが、その辺、
大臣
、どうでしょうか。
西村康稔
38
○
国務大臣
(
西村康稔
君) 先ほどの
吉川
委員
との議論でもありましたけれども、三回目の
緊急事態宣言
解除
する際に様々な議論が
専門家
の間で、
分科会
でありました。最終的には、一旦は
解除
しようということで全会一致になったわけですが、それは、まあちょっと比喩の
言葉
でありますけれども、一回は息継ぎをしなきゃいけないと。 つまり、
緊急事態宣言
をずうっと続けていくと、やはり途中でもう
効果
がなくなってくる。ずうっと
自粛
を続けるのはなかなか難しい中で、一旦少し
感染
が落ち着いたところで息継ぎをして、少し
活動
を認める中で、当然その後増えてくるわけですから、今回のように三週間後に
緊急事態宣言
というのは、御
指摘
のように、どこかで我々は機動的にやらなきゃいけないということを
想定
しながら
対応
しておりましたけれども、そういう意味で
国民
の
皆様
に様々な御
協力
を
お願い
することの難しさ、これもう本当に痛感をしているところであります。
飲食店
の
皆さん
にも
協力
をずうっと
要請
し続けてきておりますので、なかなか
要請
に応じていただけないお店も出てきております。そうした方々の、
協力
していただけるために、今回、
協力金
を先にお渡しして、しかも最大月額六百万円プラス、雇用調整助成金も二週間ぐらいで出ていますので、三十三万円までパート、アルバイトの方も全額国が休業した場合あるいは休ませた場合に
支援
するということでありますので、かなりの
支援
を行い、それを、特に
協力金
はもう先払いするということでありますので、そうしたことで
協力
を求めながら
対応
していければというふうに考えているところであります。
石井章
39
○
石井
章君 ありがとうございます。 今、
大臣
の
答弁
ですと、本当にバラ色に近いような
答弁
だったんですけれども、実際、現場は、私、常磐線で
国会
来るときに必ずアメ横通って様子見ながら来ます。で、いろいろ店主と話ししたら、その休業
補償
が一月、二月で、それ以上出ていないという店が多くて、そうすると一週間後に行ったらテナント募集の張り紙があったり、そういったものが、
政府
は百兆円近いコロナの予算付けてしっかり潤沢にやるということを
国民
にアピールしています。しかし、現場には届いていないという現状がありますから、その辺、地方自治体、いわゆる
東京
であれば知事の方にしっかり
要請
して、一番弱いところですからね、大企業にはもう後でもいいんですから、一番弱いところに早く渡していただきたい。 今の
答弁
ですと一〇〇%の
答弁
だったので、もう一度
大臣
の
答弁
をいただいて、最後の質問にしたいと思います。よろしく
お願い
します。
西村康稔
40
○
国務大臣
(
西村康稔
君)
飲食店
の
皆さん
からは、
協力金
が届かないという本当に切実な声も伺っておりますので、事務費を私ども
都道府県
に手当てをして、とにかく人数増やして人海戦術でいろんな処理を、審査を早くやってくれということでこれまで
対応
してまいってきております。 それによってかなり
迅速化
した部分がありますが、更にこれを一歩進めるということで、もう審査は言わば後にして、一回もう受けた人はもう直ちに出るという形で、先に渡すという仕組みを今回導入をすることとしておりますので、
事業者
の
皆さん
が何とか踏ん張ってやっていけるように、また
協力
に応じていただけるように、私どもも全力を挙げて、
協力金
が直ちに迅速に届くように
対応
していきたいというふうに考えております。
石井章
41
○
石井
章君
大臣
の
答弁
を信用して、質問を終わりにします。 ありがとうございました。
舟山康江
42
○
舟山
康江
君
国民
民主党の
舟山
康江
でございます。
東京
都に四回目の
緊急事態宣言
発令を決めましたが、まず、前回四月二十五日の
緊急事態宣言
の
効果
について、
東京
と
大阪
を比較してお聞きしたいと思います。
大阪
では、四月下旬の
感染
爆発後、
緊急事態宣言
下で急激に減少に転じた一方で、
東京
では、
緊急事態宣言
発令後も増え続けて、減少に転じたのは発令から二十日後ですね。さらに、最後、底を打つ前に
解除
したということで、僅か一か月で再
拡大
しております。 ここから読み取れることは何でしょう。何が
大阪
の
状況
と
東京
の
状況
を変えたのか、見解をお聞きします。
西村康稔
43
○
国務大臣
(
西村康稔
君) 様々な分析を行っておりますけれども、
大阪
は、先行して
増加
をして、そして
まん延防止等重点措置
を一定
期間
の後に
緊急事態宣言
で、その間かなり
人流
が、これは昼も夜も含めて減少しました。これによって
減少傾向
がかなり強くなりました。
東京
の場合も、特に
連休
中の
措置
を含めて厳しい
措置
を
対応
することによって、ピーク時、五月の
連休
後でありますけれども、一週間で六千四百人台だったものが、七月、現在は一千六百人まで、六日の段階で七五%ぐらいは落ちていますので、そういう意味で、それなりに強い
措置
を、それなりにと言ったら失礼ですね、かなり強い
措置
を
連休
中講じたことによって
東京
でも一定の
効果
が出たものというふうに考えております。
舟山康江
44
○
舟山
康江
君 いや、それは、
緊急事態宣言
出せば動きが止まりますから、少しは減るんです。ただ、やっぱりタイミングが適切だったのか、やみくもに出せばいいというものではないということの私、現れではないかと思うんですね。
大阪
は極めて危機感が高かった。で、打った途端にやはりみんなで
協力
した。
東京
は、何か、えっ、ここでもう緊急事態なの、どうすりゃいいのというところで、私、やっぱり危機感が薄かったんじゃないかと思うんですよね。 そう考えると、
発出
のタイミングというのが非常に大事であって、その点、今回このタイミングでもう一回出すことが本当にいいのかどうか。先ほど危機感が薄れたという
指摘
もありましたけれども、まあ
緊急事態宣言
の安売りによって、またかよと、こんだけ努力してもまたかよというところで、嫌悪感、危機感の薄れというところが広がっているんじゃないかという気がする中で、なぜ今回このタイミングで、確かに
増加
に転じていますけれども、果たしてここで
緊急事態宣言
を打って本当に減少するのか、こういったタイミングをどう見極めて、どういう見解の中で決めたのか、お答えください。
西村康稔
45
○
国務大臣
(
西村康稔
君) あの四月、五月の三回目の
緊急事態宣言
は、御
指摘
のように、
大阪
は、千人を超えている
状況
の中で、非常に危機感が高い中で、御
指摘
のように、
人出
も一気に減りました。他方、
東京
の場合は、どちらかというと、
大阪
の
状況
を見て
大阪
のようにならないようにするために、言わば予防的な観点も含めて先手で緊急事態を打ったというのが
専門家
の
皆さん
の分析でもあります。 したがって、
大阪
で
医療
が危機的な
状況
になった、
東京
はそれを回避できたという意味で、これは
専門家
の
皆さん
から、四月に、段階で強い
措置
を講じたことは
東京
の
医療
を守るために有効であったという評価がなされております。 したがって、今回も、御
指摘
のように、新規
陽性者
の数は
ステージ
4になっておりますが、
医療提供体制
はまだ
ステージ
3の段階で、あるいは2の段階、少し
入院
者の数が四十代、五十代中心に増えてきておりますので私ども
警戒感
を持っておりますけれども、まだ極めて緊迫した
状況
ではない中で、先手で機動的に
対応
することによって今回
感染
を抑え、また
医療提供体制
を確保すると、言わば予防的な面も含めて先手で
対応
するということで御
理解
をいただければというふうに考えております。
舟山康江
46
○
舟山
康江
君 先手で予防的にということで、一定程度
医療
への負荷を減らすという
効果
はあったかもしれませんけれども、それによってまさに
飲食店
とか
イベント
関係では大きな打撃を受けているという
状況
だと思います。 そういう中で、
感染
対策
には個別の
感染
対策
、
飲食店
でもつい立て作ったり、換気したり、消毒置いたり、非常に努力しています。それともう一つはやはり
人流
抑制
という集団的
対策
と、両方ある中で、どうも行動
抑制
ばかり
飲食店
に関しては強調し過ぎているんではないか。どんなに
対策
をしても、やめろと言われる、酒出すなと言われる。居酒屋にとって酒出すなというのは、
営業
するなと同じですよ。 そういう中で、何か
飲食店
だけが
感染
源かのごとく非常に厳しい
措置
がとられていますけれども、これ根拠があるのか、
飲食店
を経由して
感染
した人の
割合
はどのぐらいなのか、お答えください。
西村康稔
47
○
国務大臣
(
西村康稔
君) クラスターなどの分析を日々行っておりますけれども、引き続き
飲食店
でのクラスターは数多く発生しているということであります。もちろん、以前に比べては強い
措置
をとっておりますので数は減ってきておりますが、引き続き酒の
提供
によるクラスターは発生をしておりますし、昨日の
厚労省
の
専門家
の
委員会
、そして今日の
分科会
でもデータが出されましたけれども、やはりお酒を伴う飲食によって
リスク
は四倍程度になるという分析も
専門家
によってなされております。 この
まん延防止等重点措置
の中で、是非広げたいということで第三者認証制度、御
指摘
のようなアクリル板を置いたり、換気を良くしたり、会話のときにはマスクを推奨することによって、そうしたことをしっかりやっているお店は
提供
はできるということで、私どもも、まあ長い道のりの中ではありますけれども、そうしたしっかり
対応
を、
感染
対策
をしているお店を奨励をしながら何かめり張りを付けれないかということは引き続き考えてきておりますけれども、今回、
感染
がこうして
ステージ
4の段階になってきたこと、そして
医療提供体制
を守るという観点から、今回は
酒類
の
提供
を止めるという非常に厳しい
措置
でありますけれども、
飲食店
の
皆さん
にしっかりと
支援
を行いながら、御
協力
いただけるように
対応
していきたいというふうに考えております。
舟山康江
48
○
舟山
康江
君 HER―SYSのデータ見ますと、
飲食店
の
割合
が極めて高いとは言い切れないんですよね。そういう中で、ここだけを特出しするというのは、私は非常におかしいんではないかと思っておりますし、先ほど
山田
委員
からもありました、
地域
を問わず、
緊急事態宣言
が出ていない
地域
も
飲食店
も大変、いろんな
イベント
も芸術文化も大変だという中で、やはりこれだけ止めるのであればしっかりと
補償
をする、その
措置
をとっていく。 先ほど来、
協力金
とか
支援
金の話がありますけれども、まだ足りないと思うんですよ。その地方創生臨時交付金ではなくて、国が責任を持ってしっかりと
補償
する体制をやはりそろそろ考えていただくべきと思いますけれども、最後にお答えいただきたいと思います。
西村康稔
49
○
国務大臣
(
西村康稔
君) 御党の御提案、御
指摘
などもいただきながら、私ども、規模別の
支援
策で月額最大六百万円の
協力金
の
支援
、加えて、雇用調整助成金も、パート、アルバイトのシフト減も含めて三十三万円までは国が全額出すということで
対応
してきておりますので、かなりの部分、固定費も含めて
対応
できるものと考えておりますが、引き続き様々な
状況
を見ながら、更に言えば上乗せのいろんな交付金の
措置
もありますので、そうした
状況
を見ながら、引き続き必要な
対策
、不断の検討を進めていきたいというふうに考えております。
舟山康江
50
○
舟山
康江
君 倒産が相次いでいる現状もございますので、しっかり現実に目を向けて
対応
いただきたいと思います。 終わります。
小池晃
51
○
小池
晃君 日本共産党の
小池
晃です。 四度目の
緊急事態宣言
発令という重大問題の審議になぜ
総理
が出てこないのか。
緊急事態宣言
によって一月半もの間、
国民
には行動制限、
事業者
には
営業
の制限求めながら、その一方で五輪は
開催
すると。我慢の限界という声が広がっていますよ。私、コロナ
感染
を抑えるために一番重要なのは
国民
の納得と
協力
だと思うんですね。 議運の
理事会
では、与党も含めて
総理
出席
を
要請
することになったと聞いているんです。
総理
、なぜ
出席
を拒否したんですか。この場に出てきて、
国民
に直接訴えるのが
総理
の責任じゃありませんか。
西村康稔
52
○
国務大臣
(
西村康稔
君)
委員会
への
総理
の
出席
については、様々御議論があったものとは
承知
しております、聞いておりますけれども、
国会
でお決めになられたものというふうに
承知
をしております。 その上で、
菅総理
、節目節目で記者会見なども行い、また、呼びかけなど、
国民
への説明、呼びかけも行っているところであります。私は
政府
の副
本部長
でありますし、
特措法
の
責任者
ということで、できるだけ丁寧に御説明をさせていただければと考えているところであります。
小池晃
53
○
小池
晃君
委員長
、
国会
で呼ばないって決めていますか。
国会
で呼ばないって決めてないんですよ。
確認
してないんですよ。だから、これはまさに
総理
の問題なんですよ、
政府
の問題なんだ、
国会
が決めたことって逃げられないんですよ、今度はね。 私、やっぱり、長期にわたる
緊急事態宣言
を出し、五輪の
開催
の問題もある、これ、当然
国民
に直接
総理
が出てきて説明すべき問題じゃないですか。何で出てこないのか。これ、
総理
の問題ですよ、あなた方の問題ですよ、
国会
の問題じゃないんですよ、今回。何で出てこないんですか。
西村康稔
54
○
国務大臣
(
西村康稔
君) 済みません。私の
理解
は、今回のこの参議院について申し上げれば、参議院の議運で私の
出席
ということで決められたものということで私は
出席
をさせていただいているというふうに
理解
をしております。
小池晃
55
○
小池
晃君 まあそうかもしれないけど、
総理
を出さないというような
確認
はしていませんから。
総理
、やっぱり出てくるべきなんですよ、こういう場には、当然。
国民
には厳しい
自粛
を求めながら説明から逃げるようでは、
総理
の資格ありませんよ。私、これは、こんなことやっていたら
国民
に対する説得力もないと思います。幾ら
緊急事態宣言
出しても、これ説明、
政府
の
要請
に説得力がなければ、これ同じ失敗を繰り返すことになると思うんです。 昨日、
政府
分科会
の尾身茂会長は、しっかりとした
対策
とともに、矛盾したメッセージを出さないことが重要だと述べています。
国民
には厳しい行動制限を求めながら世界最大の
イベント
である五輪は
開催
をする、これ、まさに矛盾したメッセージじゃないですか。
西村康稔
56
○
国務大臣
(
西村康稔
君) 五輪の
開催
につきましては、最終
判断
は、繰り返し申し上げていますけれども、IOCにあるものと
理解
をしておりますが、
関係者
が
一体
となってその
感染リスク
を抑えるということで、水際
対策
、あるいはバブルの中で行動してもらうこと、あるいは来日後の
検査
、こういったことを含めて
対応
なされているものと聞いております。 その上で、今回、
緊急事態宣言
を
発出
いたしますので、
イベント
についても五千人
上限
で五〇%という制限が掛かりますので、それを踏まえて五
者協議
で速やかに検討されるものと、
観客
の扱いに、あっ、
観客
についてですね、決められるものというふうに考えておりますが、いずれにしても、知事からも例えば夜間の無
観客
などの
要請
もありますので、そうしたことも含めて様々な検討がなされるものというふうに
承知
をしております。
小池晃
57
○
小池
晃君 たとえ無
観客
にしても、海外から短
期間
に六万八千人もの人がやってくる。水際
対策
、水漏れです。バブルははじけています。こんなことやる一方で、
国民
には
自粛
せよ、酒を出すな、家にいろ、これ、
国民
が、
飲食店
が納得できますか。
西村康稔
58
○
国務大臣
(
西村康稔
君)
オリンピック
の
関係者
は
オリンピック
の
関係者
で、
開催
による
感染拡大
の
リスク
を抑えるということで様々な検討が、
観客
の取扱いを含めてですね、なされるものというふうに思います。 その上で、私の立場で申し上げれば、
感染拡大
の
リスク
を私の立場でも下げると、そして
医療提供体制
をしっかり安定的なもの、確保していくという観点から、今回、
皆さん
方に様々な御
協力
を
お願い
し、そうした
取組
を進めていきたいと考えているところであります。
小池晃
59
○
小池
晃君
感染
の
リスク
を下げる努力をする。要するに、五輪を
開催
すれば
感染
の
リスク
が高まることを認めるわけですね。
西村康稔
60
○
国務大臣
(
西村康稔
君) これ、尾身会長も言われておりますけれども、あるいはあの「富岳」の結果も発表されていますが、
感染
したその場所で、スタジアムで何か
感染
が広がるという
リスク
は非常に低いと言われております。ただ、人が動くことによって、終わった後の
食事
であったり様々な接触機会はできると思いますので、そういったところをどうやって下げていくかということの
対応
が様々検討がなされているというふうに
承知
をしております。
小池晃
61
○
小池
晃君 最も
リスク
を下げるのに実効がある
措置
は五輪を
中止
することですよ。
リスク
が高まることを
想定
して、やるということ自体が間違っているんですよ。それが、私は
国民
や業者の
協力
を得る一番のメッセージになるというふうに思います。
総理
は、六月の党首討論で、我が党の志位和夫
委員長
に、
国民
の命と安全を守ることが私の責務、守れなくなったらやらない、五輪はやらないと明言されたんですね。昨日の
東京
の
新規感染者
は九百二十名、一都三県のスクリーニング
検査
で
デルタ株
の比率は三割、
入院
患者も重症患者も今増えています。重症患者数は第四波を超えています。これは深刻だと思うんですよ、これ。しかも、ワクチンは、
東京
では一回接種者でも一八%ですよ。
大臣
、今、命と安全にとって深刻な
状況
だという認識はありますか。こんな
状況
で五輪を
開催
して、
国民
の命と安全を守れると断言できますか。
西村康稔
62
○
国務大臣
(
西村康稔
君)
東京
の
状況
を申し上げれば、
医療
の
提供
体制はまだ緊迫している
状況
ではないということであります。
重症者
もじわじわ増えてきておりますし、四十代、五十代の
入院
者の数も増えてきておりますので、言わばそれを、先手で
医療提供体制
を守るという観点から
緊急事態宣言
を
発出
させていただいております。御
協力
いただきながら、
医療
をしっかりと守っていく、全力を挙げたいというふうに考えております。
小池晃
63
○
小池
晃君 先手で守るというのであれば、五輪を
中止
するのが一番先手の
対策
じゃないですか。一番実効性のある
対策
じゃないですか。全く矛盾している。
国民
の命が守れないのであれば五輪はやらないと
総理
は言ったんですよ、党首討論の場で。重いですよ、これは。今の事態であれば、本当に命と安全を守れない。 私は、再度、
総理
がきちんと
国民
に対して説明をすべきだということを申し上げたいし、今日は正副
議長
も御
出席
いただいておりますが、熱海での土石流の問題などもあります。やはり
国会
が
国民
に対する責任を果たすためにも、臨時
国会
の召集を強く求めたいというふうに思います。 終わります。
水落敏栄
64
○
委員長
(
水落敏栄
君) 以上をもちまして本件に対する
質疑
を終了いたします。 本日はこれにて散会いたします。 午後三時五十四分散会