○寺田静君 寺田と申します。本日もよろしくお願いいたします。
私からは、今日は
法案の中の質の高い自然体験
活動の
促進という観点から質問をさせていただきたいというふうに思います。
今回の
法案の、
改正案の目的、
意義ですけれども、先ほど
大臣もおっしゃっていた
保護と利
活用というところにあるのだというふうに思っています。私自身も
環境問題に最初に興味を持つようになったきっかけが、この
保護と利
活用というところでした。
二十代に始めたスキューバダイビングで毎年マレーシアの海にダイビングに出かけていましたけれども、毎回行くたびに、目に見えて失われていくサンゴ礁と。でも、結局、
自分たちが行くからその船底で傷が付いたりしてサンゴが傷ついていくと、
自分たちがそこに泊まるから
生活排水で汚れたりもすると。ティオマン島という小さな島でしたけれども、一泊二千円ぐらいの宿に泊まって、雷が鳴るとすぐ停電が起きてと。温水シャワーのために千円高く払っているんですけれども、結局停電になると温水が使えないので水シャワーで、それに文句を言いに行くと、ろうそくを渡されてろうそくで
生活せよと言われると。結局、そういう感じの、自然はすごく豊かなんですけれども、
生活がやっとだというようなところで、当然ですけれども、
環境のことなどには余裕がなくて手が回らないということで、
自分たちがどんどん行くから汚れていくんじゃないかというところがいたたまれなくて、だんだん足が向かなくなってしまったということがありました。
その後、じゃ、
保全とその
環境にちゃんと生かすということを両立するにはどういうふうにしたらいいんだろうということがずっと自分の頭の中にありまして、それを両立しているのは、じゃ、どこなんだろうということを思ったときに、短絡的ではありましたけれども、ハワイだろうと。ハワイはきちんと
自然環境を
保全しながら観光にも十分生かしているということで、ハワイに留学をしたということがありました。ハワイに留学をしていたと言うと遊んでいたんじゃないかと言われますけれども、海洋科学部というところで、一応海洋のことと
保全のことを学んできたつもりです。
その一方で、
生活をしながらですけれども、ハワイは、じゃ、どうやってやっているんだろうということを見ていますと、有名ですけれども、ハナウマベイというところは、入場料を取って、それを
保全に生かしながら、また、サンゴにダメージがあるということで、当時は日焼け止めの使用も禁止をされていました。また、ウミガメがいますけれども、そこはちゃんと二メートルぐらいの距離を取って見てくださいというところで、観光客がたくさん来るところにはきちんと監視員もいてということで、両立、観光資源として生かしながらきちんと
保全もしているということが分かりました。
WWFのインスタを見ていましたら、「かわいいは、守りたいのはじまり」というのがキャッチコピーとして
利用されていて、私は、知ること、体験することは
保全への
意識につながるんじゃないかなというふうに思っています。
今日、お手元に資料として配らせていただきましたのが、この、お手元届いていますでしょうか。あっ、
大臣のところに届いていませんでした。申し訳ありません。イレギュラーで申し訳ございません。今日、このようなものを配らせていただきました。(資料提示)
大臣、通告をしておりませんけれども、これ、何だかお分かりになりますか。