○大塚耕平君 国民民主党・新緑風会の大塚耕平でございます。
今の続きの
質疑をもっと聞きたかったような気もいたしますが、今日は十二分いただいておりますので、大きくは二つお伺いをしたいと思います。
一つは、この度のこの
協定、我々も賛成ですので特に内容について細かくお伺いするつもりはありませんが、以前もこの場かあるいは
予算委員会で申し上げたことがあるかもしれませんが、
日本は貿易大国というイメージが我々の世代は強いし、いまだに学校でそういう教え方を子供たちがされている面もありまして、本当にそうなのかということで数字を見ると、
アメリカの貿易
相手としては
日本はもう僅か五・三%。当然、EU、中国、メキシコ、ASEANより更に下と。ヨーロッパから見たら、EUの僅か一・三%の貿易
相手国にすぎないんですね。中国から見ても、中国の貿易に占める
日本は僅か七・三%。トップはASEANです。米国、EUがあって、で、今
韓国と競っていますので、間もなく
韓国にシェアで抜かれます。
そうすると、
日本から見たら中国は大変重要な
相手なんですけれども、
相手から見たらどうかというと、どんどんプレゼンスが下がっているんですね。じゃ、ASEANかというと、ASEANにおいても
日本は今八%。当然ASEAN域内の域内貿易が大きいんですが、それとほぼ同じ水準で中国があって、
アメリカがあって、EUがあって、
日本はも
うその下ですから、ここも
韓国に抜かれそうです。
こういう
状況の中で、先ほど
小西委員との
質疑の中で、これまでの経過も聞かせていただきました。二〇〇〇年頃から二〇二〇年、百を
目標にここまでやってこられたというのは、それはもう本当にそうあるべきだと思いますが、今後、その御
答弁の中で、バイの
目標よりも、より魅力的なところとか他国に劣後するところを強化していくという御
答弁をしておられたので、今申し上げましたような全体の
日本の置かれた環境の中で
租税条約や
投資協定を
締結する意義とその効果、そして、先ほどの
答弁で他国と劣後するところを強化していくとおっしゃいましたので、その辺りについてちょっと基本的な
考え方をお聞かせいただければと思います。