○大塚耕平君 いや、私が是非
大臣にもお考えいただきたいのは、おけの高さの違うこのグルーピングが行われている中で、みんながおけの高いところに行けばベストですよね。いや、ところが、いや、おけの……(
発言する者あり)分かります、おっしゃりたいことは分かるけど、おけの低いところで、おけのゲームに入ってきた中国は膨大なマーケットを持っているわけですから、みんなこの中国と組みたいわけですよ。そうすると、中国がのめる高さの低いこのおけにルールが統一されちゃっていく形でグルーピングが行われていっては困るなというふうに私は思っています。
だから、WTOの流れが続いていると考えるのか、WTOと異なる流れが続いていると考えるのか、ここがポイントだと思っています。だから、同じ流れが続いているということならば、これはできるだけ高さを高くしていくということで、例外をつくっちゃ駄目なんですね。例外をできるだけつくらない様々なグループをつくっていって、だんだんだんだん高さをそろえていくということならいいんですけれども、幾つもグループがあって、対等ならいいですよ、日本と中国が貿易、経済で対等ならいいですけれども、あちらの方がバーゲニングパワーが持っているときに、低い方にそろっていくようなモメンタムが各国に働いてしまっては、
最後、じゃ、それにそろえて日本も含めてワールドワイドでやったときには、日本にとっては相当不利な条件に収れんしてしまう
可能性があるのではないかということを申し上げているわけです。
ほかにも、大分時間も足りなくなってきているので、十九番、本
会議のときに
質問させていただいた十九番、RCEPに対する日中間、日本の経済界と中国当局の
認識のギャップについてお伺いしました。これは、
答弁の中では、他国の
認識等について
お答えする立場にはありませんという一言で片付いちゃったので、特に数字は打っていません。
ただ、私、本
会議のときも申し上げましたが、日本の経団連会長は前向きな非常にコメントを出しておられた、これは当然だと思うんですが。もう一回そのときの
発言繰り返しますけれども、中国の習近平主席は、去年の四月十日の中国共産党の中国財経
委員会の
会議で、国際的なサプライチェーンを我が国に依存させ、供給の断絶によって相手に報復や威嚇できる能力を身に付けなければならないと、これは中国の
報道機関でも
報道され、そして外電でも引用されているんですね。
だから、やっぱり、さっき私が申し上げたようなことやこういう日中間の
認識ギャップについて、時と
場所を捉えて、ちゃんと言うべきことを言っておく必要があるんじゃないかということで
質問したわけですが、残念ながら、御
答弁では、他国の
認識等について
お答えする立場にはありませんということだったので、ここも残念でしたということを申し上げたいと思います。
もうちょっと突っ込んだ議論をさせていただきたかったですし、特に、この本
会議でお伺いした十一番の第十二章の三条三項、こだわるようですが、これが何を言っているのかがよく分からないので、これも改めて外務省にあ
るいは経産省に聞いてみたいと思います。
それでは、
最後の
質問ですが、外務省の方から、三月二十三日のこの
委員会と二十四日の本
会議での
大臣の
答弁の一部を修正させてほしいということで御要請がありました。これ、最終的にはもちろんオーケーしますけれども、大事な修正なので、これはちょっと
委員会でその御
趣旨をお伺いしてから判こを押しましょうということになっています。
それはどういうことかというと、例の駐留外国軍がその国の法律に従うかどうかというくだりで、受入れ国の同意を得て当該受入れ国内にある外国軍隊及びその構成員等は受入れ国の法令を遵守する義務を負いますと、
委員会と本
会議で二度にわたって遵守するというふうに御
答弁になったんですが、外務省
事務方からここを尊重するに変えさせてほしいといって要請があったわけです。
これは、二度にわたってそういう遵守と
お答えになっているので、それは
大臣の、まあ言わば、担当
大臣としてのこの確信を持って遵守というふうに
お答えになったのか、それとも、ここは読み間違いということでそうなったのか。そして、最終的にはこの遵守を尊重というふうに直すということで、私もオーケーしますけれども、この遵守を尊重と変えることの意味は一体どういう
趣旨なんでしょうか。