○
穂坂分科員 ありがとうございます。
今、一定
程度とありましたが、やはり私は非常に大きく貢献をしてくれた制度だなというふうに思っています。
是非、いつまでとかではなくて、やはり数字を見ながら
対策というのは立てなきゃいけないなと思います。この二・九%という
世界に誇るべき数字、せっかく残しているんですから、こういった数字を維持するために、じゃ、いつまでやっていくのか。一概にこの
緊急事態宣言が解けたからとか、そうではなくて、やはりそういった数字も見ながら
対策を立てていただきたいなというふうに思います。
日本というのは、やはり何といっても
経済対策は
失業率だというふうに思います。
失業率を下げて、インフレターゲットをつくってGDPを上げていく、こういった循環をつくっていく、GDPが上がれば自然にまた
失業率も下がっていくだろう、そのように思っておりますので、その循環をつくるときに、今、
雇用調整助成金で何とか
雇用を維持している
中小企業が切られてしまっては、新しい投資もできないし、また、
雇用も維持することができなくなる、
是非ともそのタイミングの見極め、難しいとは思いますが、よろしくお願いを申し上げます。
この
失業率というものは、選挙においても非常に重要な数字になってきます。というのは、
国民の皆さんはやはりここだと思うんです、食いぶちだと思うんです。働く場所があるということ、そして、この働く場所があるということが
自殺率を減らしていくのであったり、また、いじめとかそういった問題にも私は非常につながってくるんだろうな、もちろん治安もそうです、そういったところにつながってくるんだろうなと思いますので、何度もしつこく済みませんが、よろしくお願い申し上げます。
この
失業率について、関連した質問をさせていただきますけれども、
日本国全体で考えていけば、労働者でも失業者でもやはり国内にいる
日本の大事な財産だというふうに思います。企業でしたら、リストラをして労働者を外に出せば、そこに対するコストもかかりませんし、筋肉質になったりスリム化していったり、企業体質になると思いますが、国というのは、そういったところを見捨てた瞬間に
失業率になって、また、そこの資産がフル活用できなくなっていくような
状況が出てきてしまいます。この
失業率をつくらないためにも、私は、労働者の権利を守りながらも、やはり労働市場というものを流動化させていく、こういった準備を徐々に進めていかなければいけないんだろうというふうに思います。
時代とともに、
経済構造であったり産業構造は変わってきます。ある産業から別の産業に移りやすくするような、こういったものをどんどんどんどん推奨することによって、私は、
経済構造の転換とともに、労働者も動いて、
失業率を結果的になくすことができるのではないか、そのように思っています。
すぐに次が見つかるという、この労働者の安心感があることによって、私は労働市場ができ上がっていくんだろうというふうに思いますが、例えば、今、週休三日制の議論をしています。三日とか四日とか出てきておりますけれども、ここで、いつも座談会とかで出てくるのは、週休三日、四日どうですかといったときに、給料は減るんでしょうと言うんですね。ノーワーク・ノーペイの原則かもしれませんけれども、週休三日となったとしても、同じ成果があれば同じ給料を出すような、やはりこういった意識というものが
日本にはなかなかまだまだ根づいていないなというふうに思います。
以前、働き方改革で高プロ等がありました。労働裁量制の問題がありましたけれども、こういった議論も必要なんじゃないか。
そしてまた、副業、兼業に関しても、今、
厚生労働省の方は進めて、モデル就業規則等を作りながら進めているとはいいますが、例えば、社会保険料を按分化していったりとか、相手の企業と共に一緒にやっていくみたいな、すごくこれも壁が高い、ハードルが高い
仕組みになっているのかなというふうに思います。
そしてまた、解雇についても、これも非常に大きな壁がある。当然、労働者の権利、生活というものは守らなければいけませんけれども、今回の
コロナで思ったのは、大企業のところというのはしっかりしています。解雇にしても、事前の退職希望者を募り、適正な手続をもってやっていくんですが、
中小企業はやはりそうはいかないんですよね。最後の最後まで踏ん張って何とかしようという中で、急に突然倒産になったり、急に突然解雇を言い渡されたり、全然事前の準備がなくやっていくようなところが実は今回散見をされています。私の地元の企業だけですけれども、散見をしているように思います。
この解雇というものも、法的にやはりもっと流動化をしていかなければいけないんじゃないかな、そんなふうに思っています。今、定年退職だけが法的な、許される退職ではありますけれども、解雇では、いわゆる解雇かもしれませんけれども、法的に認められるものでありますけれども、やはりそういった金銭解雇等のルール化もしっかり行っていくべきだというふうに思います。
上記、今三つ挙げさせていただきましたが、こういった議論を踏まえて、
経済産業省の見解、お聞かせいただければと思います。