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宮崎分科員 飯田部長、ありがとうございます。
大変短期間の中で精力的に
中小企業庁がまとめていただいていることを、私もよくやり取りしていますので承知をしているところでございます。
今御
説明がありましたように、それをしっかり疎明ができればいい。あと、中間に、金融機関、税理士さん、
商工会議所、商工会、こういったところも関与していただくという仕組みが取られるというふうになっておるようでございますので、基本的には、今、飯田部長の
お話にあった迅速に支給できる方法を
検討しつつ、不正が起きないようにすることも大切でありますので、必要に応じて、改めての、例えば書類提出を中企庁が求められるようにするとか様々な、あと、万が一の不正のときには返還を含めたサンクションがあるとか、こういった形で対処をしていただくことも必要かと思います。
いずれにしましても、沖縄のような、私ども、この六十万、三十万の一時
支援金に対する目線は非常に熱いものがありますので、是非、適用がなされるようにしっかりとした
対応をお願いを申し上げたいと思っております。
次、もう
一つは、GoToトラベルの再開についてちょっとお聞きしたいと思っております。
沖縄は海に囲まれております。隣県と陸でつながっていないというのが他府県との大きな違いであります。これは、観光業という観点から見ますと、飛行機による長距離移動が主となりまして、旅行計画を持って訪問されるお客様が多く占めているということになりますので、月ごとに客層というのが違いが出るわけでありますね。
例えば、家族旅行というお客様の層だとすると、春休みやゴールデンウィークの四月、五月、夏休みの七月、八月、冬休みの十二月、一月というようなところが客層になるわけです。そうすると、ターゲットを絞った経営というのは、ちょっと沖縄では困難。つまり、家族旅行だけにターゲットを絞っちゃうと、この六か月しか仕事が成立しないということになりますので、こういった意味からすると、基本的には、シーズナリティーといいますか、季節ごとに異なる客層の
方々に
対応する観光業経営というのが求められることになるわけであります。
また、飛行機での往復が基本であるということからすると、予約から実際旅行するまでに二月程度間が空くということも特性になります。今度の週末は天気がいいから、じゃ、ちょっと沖縄へ行くか、そうはならないわけでありますね。近くの温泉に行こうというのとはやはり、距離があるということから、ちょっと違いが出てくるということであります。
沖縄へ観光で来ていただく方の大部分を関東、関西などの大都市圏の方が占めていただいております。先ほど
大臣から御
指摘もありましたけれども、こういった
地域での
経済活動、人の移動が止まると、併せて沖縄への観光、流入していた方が止まってしまう、こういった実情も持っているわけであります。
また、ここは、
政策論のときに是非御理解いただきたいと思っているのが、近隣
都道府県間でのマイクロツーリズムという
経済効果も発生しないということであります。
実際、去年、GoToトラベルがスタートをして、十月に東京がGoToトラベルの対象になって、本州、特に関東近県、一円ではマイクロツーリズムの
影響で旅行需要が喚起されたと数字でも報告されておりますし、報道などでもそういったことが、人出があるということが出ておりました。
しかし、私
たちの沖縄では、十二月の中旬までは旅行需要も非常に弱いままでありました。実際の予約は十二月の下旬、末ぐらいのものから入ってきたわけであります。ただ、この部分も、結局、GoToの一時中止ということで全部キャンセルという形になってしまったというわけであります。
こうした沖縄の観光業、観光業を超えて、沖縄
経済全体の特性から、大都市圏を含めた全国の旅行需要を喚起できるGoToトラベル
事業というのは、我々沖縄
経済、観光業は屋台骨でありますので、非常に重要な施策であると考えています。
海に囲まれた離島県の沖縄と、近隣の県が陸でつながっている本州の各県の観光とでは、行こうと決意をしてからその実行まで時間は異なる部分があるという本質的な相違がある。それゆえ、ある程度先を見越して観光の需要を喚起する
支援策を打っていただかないと、実は、こういう遠隔地、沖縄、北海道のようなところでは
支援にならないというような実情がございます。
もとより、コロナの
感染拡大の
防止対策をしっかりと取る、これは当たり前の、大前提のことであります。国家的命題である。それは十分に理解をした上でのことでありますけれども、
経済活動をそのために止めざるを得なかった、そのことによって、私
たちの沖縄においては、主要
産業である観光が著しく停滞をして、県民の皆さんの暮らしには大きな
影響が出ています。生活、暮らしは命に直結をしていると言っていいわけでありまして、県民の暮らしを支える、毎日の生活をちゃんと維持していただく、こういう意味でも、観光業に対してGoToトラベルで旅行需要を喚起していただく。
そして、県内の各地で、本当に多くの人に来てもらって、あのにぎわいのある景色をもう一回取り戻したい。空港にも人がいっぱいいる、国際通りや各地の観光地、離島にも多くの人がいる、離島への船着き桟橋のところにもいっぱい家族連れの人がいて、子供
たちがきゃっきゃきゃっきゃ言いながら走り回っている、こんな姿をもう一回取り戻さないといけない、本当にそう思っています。
そこで、まず端的に、このGoTo
事業の再開について、今
政府はどのように考えているのか、お聞かせください。