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田畑分科員 自由民主党、
田畑裕明でございます。
第一
分科会、質問をする機会をいただきまして、誠にありがとうございます。
西村
大臣におかれましても、お忙しいところ、御答弁といいますか、お越しをいただきまして、感謝申し上げたいと思います。
私からは、多様で柔軟な働き方について、この機会で議論、質問をさせていただきたいというふうに思います。
その前に、西村
大臣は、特にコロナ対応含め、今、緊急事態宣言の期限というものの迫っている部分もあり、見通して、様々なデータ分析に基づく政策立案を常に心がけていらっしゃるということ、いろいろな場面でも発信もされておりますし、お話もお聞きをさせていただいているところであります。医療従事者の方々、最前線で働く方々のことを思いながら感染拡大予防対策に日夜御尽力なさっていらっしゃること、本当に心から敬意と感謝を申し上げたいと思います。
また、昨日は経済財政諮問
会議も行われ、中でも、人への投資、人材の高度化を大きな目標とすべきだという民間委員の方からの御提案もあったかというふうに思います。特に、人材の高度化についてはきめ細やかな対応の実施を求めるというような趣旨のお話も、議論もあったのではなかろうかなというふうに思います。教育訓練の
充実というものも指摘がなされていたのではなかろうかなというふうに思います。
今日は、フリーランスですとかギグワーカーのことをちょっとお話をさせていただきたいというふうに思っておりますが、フリーランス、雇用保険に入れない方々ということにもなりますが、今日は、ちょっと議論とは外れますけれども、フリーランス、そうした方々への教育訓練の在り方とか、その方々がキャリアアップですとか自身の能力を向上していく中で、公的な
支援であったりですとか、そうしたことはこれからの課題ではなかろうかなというふうに思います。やはりスキルアップの機会を様々捉えていくということ、そのことも、また別の機会に、捉えながら議論をさせていただきたいなというふうに思います。
何よりも、多様で柔軟な働き方であるフリーランスの
支援ですとかギグワーカーの
支援についてお話をさせていただきたいと思いますが、私自身は、多様な働き方、これは当然
推進すべきだというふうに思いますし、その多様な働き方を通じて、自己実現ですとか、今ほども申し上げましたが、キャリアの形成ですとか、能力が発揮できる社会、日本版のジョブ型の雇用の広がりを日本の成長エンジンの一つにするということ、これは大変大事なことであり、それを信じて、私も、いろいろな政策提言ですとか政策づくりをこれからも行っていきたいなというふうに思っております。
とりわけ、フリーランスですとかギグワーカーとして働く方々の処遇の改善ですとか就労環境の
整備、これに努めるべきだという認識の下で質問をさせていただきたいと思います。
そして、この分野も、やはり調査ですとか分析ですとか実態把握、これはまだまだ不十分な部分が多いのではなかろうかなというふうに思いますので、データの収集ですとか、そのようないろいろな意味での政策を
推進する上での分析状況、こうしたことに西村
大臣のリーダーシップを発揮されることを何よりもまず期待を申し上げたいというふうに思います。
それで、昨年でしょうか、二〇二〇年に
内閣官房において、関係省庁と連携をして、一元的にフリーランスの実態調査がなされたというふうに承知をしております。それを踏まえて、七月の成長戦略実行計画に、フリーランスの健全な拡大と適切な
保護といったようなことについて検討課題として挙げられたというふうに承知をしております。
当然、方向性は評価するものでございますし、フリーランスをきちっと定義し、実態調査では約四百六十二万人という試算の人数も示されたところでございます。フリーランスにも、本業で主たる生計者であるということであったりですとか、本業ではあるが主たる生計者ではない方でフリーランスとしてのお仕事をされている方、なりわいとされている方、単純に副業でそうした
業務に就いていらっしゃる方等々、その
内訳も様々であろうかというふうに思います。
多様な働き方の拡大ですとか、高齢者雇用の拡大、健康寿命の延伸、社会保障の支え手、働き手の増加、新型コロナ感染症の感染拡大に伴い、フリーランスで働く方にも大きな影響が生じているというふうにも捉えているところでございます。
例えば、これは
政府も公式にも認めていると思いますが、具体的に、発注のキャンセル等が発生する際、契約の書面が交付をされていないために、仕事がキャンセルになったが、そのキャンセルになったということ自身が証明ができないといったような点が指摘をされているところでございます。
なお、フリーランスとして働く人の
保護のため、労災の特別加入制度の対象拡大もなされたというふうに承知をしております。具体的には、アニメーターですとか、俳優などの芸能関係者、柔道整復師の三業種において四月から労災の特別加入が適用されるというふうに承知をしております。
これは、大変拡大は評価をするわけでありますが、フリーランスの就業実態は極めて多様で、求められるニーズも大変異なるわけでございますから、更なる拡大に向けても門戸を開くべきであろうというふうに思います。
この労災の特別加入等はいわゆる労政審での
審議ということでございますから、これは厚生労働省ということになるのかもしれませんが、いずれにしても、しっかり横串を刺していただいて、フリーランス
支援、しっかりお願いをしたいなというふうに思います。
それで、まず
政府参考人にちょっとお聞きをしたいというふうに思いますが、まず、自分の仕事のスタイルで働きたいという方々、フリーランスに非常に多い選択動機だというふうに承知をしていますが、実際、フリーランスですとかギグワーカーと言われる方々、満足度が高いと思って自分で就労、就業されているわけでありますが、希望者は増加をしているんでしょうか。その要因分析について、少しコメントをお願いしたいというふうに思います。