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2021-01-26 第204回国会 衆議院 本会議 第4号
公式Web版
会議録情報
0
令和
三年一月二十六日(火曜日) ――
―――――――――――
令和
三年一月二十六日 午後五時 本
会議
――
―――――――――――
○本日の
会議
に付した案件
令和
二
年度
一般会計補正予算
(第3号)
令和
二
年度
特別会計補正予算
(特第3号)
地方交付税法等
の一部を改正する
法律案
(
内閣提出
)
国立研究開発法人情報通信研究機構法
の一部を改正する
法律案
(
内閣提出
)
令和
元
年度歳入歳出
の決算上の
剰余金
の処理の
特例
に関する
法律案
(
内閣提出
)
国立研究開発法人科学技術振興機構法
の一部を改正する
法律案
(
内閣提出
) 午後七時十二分
開議
大島理森
1
○
議長
(
大島理森
君) これより
会議
を開きます。 ――――◇―――――
武部新
2
○
武部新
君
議案上程
に関する
緊急動議
を提出いたします。
令和
二
年度
一般会計補正予算
(第3号)、
令和
二
年度
特別会計補正予算
(特第3号)、右両案を
一括議題
とし、
委員長
の
報告
を求め、その
審議
を進められることを望みます。
大島理森
3
○
議長
(
大島理森
君)
武部新
君の
動議
に御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
大島理森
4
○
議長
(
大島理森
君) 御
異議
なしと認めます。 ――
―――――――――――
令和
二
年度
一般会計補正予算
(第3号)
令和
二
年度
特別会計補正予算
(特第3号)
大島理森
5
○
議長
(
大島理森
君)
令和
二
年度
一般会計補正予算
(第3号)、
令和
二
年度
特別会計補正予算
(特第3号)、右両案を一括して
議題
といたします。
委員長
の
報告
を求めます。
予算委員長金田勝年
君。 ――
―――――――――――
令和
二
年度
一般会計補正予算
(第3号)及び同
報告書
令和
二
年度
特別会計補正予算
(特第3号)及び同
報告書
〔
本号末尾
に掲載〕 ――
―――――――――――
〔
金田勝年
君
登壇
〕
金田勝年
6
○
金田勝年
君 ただいま
議題
となりました
令和
二
年度
一般会計補正予算
(第3号)
外一案
につきまして、
予算委員会
における審査の経過及び結果を御
報告
申し上げます。 まず、
補正予算
二案の概要について申し上げます。
一般会計補正予算
については、
歳出
において、昨年十二月八日に
閣議決定
された
国民
の命と
暮らし
を守る
安心
と希望のための
総合経済対策
を実施するために必要な
経費
の
追加等
を行う一方、
既定経費
の
減額
を行うこととしております。 また、
歳入
において、前
年度
剰余金
の受入れ、租税及び
印紙収入
の
減額
、
公債金
の
増額等
を行うこととしております。 これらの結果、
令和
二
年度
一般会計予算
の総額は、
歳入歳出共
に第二次
補正
後
予算
から十五兆四千二百七十一億円増加し、百七十五兆六千八百七十八億円となります。
特別会計予算
については、
労働保険特別会計
、
エネルギー対策特別会計
など十一
特別会計
において、所要の
補正
を行うこととしております。 なお、
財政投融資計画
については、
総合経済対策
を踏まえ、一兆四千三百四十一億円を追加しております。 この
補正予算
二案は、去る一月十八
日本委員会
に付託され、二十二日
麻生財務大臣
から
趣旨
の
説明
を聴取し、昨日から
質疑
に入り、本日、
質疑
を終局いたしましたところ、
立憲民主党
・
無所属
及び
日本共産党
の
共同提案
により、また、
日本維新
の会・
無所属
の会、
国民民主党
・
無所属クラブ
のそれぞれから、
令和
二
年度
補正予算
二案につき撤回のうえ
編成替え
を求めるの
動議
が提出され、
趣旨
の
説明
がありました。 次いで、
補正予算
二案及び各
動議
について
討論
、採決を行いました結果、各
動議
はいずれも否決され、
令和
二
年度
補正予算
二案は
賛成
多数をもっていずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
) ――
―――――――――――
大島理森
7
○
議長
(
大島理森
君) 両案につき
討論
の通告があります。順次これを許します。
吉川元
君。 〔
吉川元
君
登壇
〕
吉川元
8
○
吉川元
君
立憲民主党
の
吉川元
です。 私は、
立憲民主党
・
無所属
を代表して、ただいま
議題
となりました
令和
二
年度
第三次
補正予算案
に
反対
の
立場
から
討論
をいたします。(
拍手
) まず、
討論
に先立ち、これまで
新型コロナウイルス
でお亡くなりになった
方々
の御
冥福
をお祈りするとともに、
感染
された
皆様
にお
見舞い
を申し上げます。 また、
医療
を始め、各分野において
国民
の生命と健康、
生活
を守るため奮闘しておられる全ての
皆様方
に、心からの
敬意
と
感謝
を申し上げます。 昨年九月の
菅内閣
の発足以降、いや、その前の
安倍内閣
を含め、
政府
の
対応
は、その
場しのぎ
の場当たり的なものに終始したと言わざるを得ません。 昨年十一月二十五日、
政府
は、
勝負
の三週間を宣言しました。本来であれば、その
時点
で、
GoToキャンペーン
を
停止
するとともに、
生活
、
事業支援
を策定し、既に逼迫し始めていた
医療体制
の
充実
を図るべきでした。しかし、そうしたことは行わず、
施策
は
国民
への
お願い
のみ。ついには、
尾身分科会会長
から、
個人努力
に頼る
ステージ
は過ぎたと言わしめる
有様
。その後の
政府
の
対応
は、まさに泥縄という言葉がぴたり当てはまる
状況
でした。 結果、
新型コロナウイルス
は年末年始を境として爆発的に
拡大
し、新たな
ステージ
へと移行しました。それでもなお、
政府
の
対策
、
対応
は
遅れ
に
遅れ
ています。 私
たち
は、昨年十二月の半ばには、もはや
緊急事態宣言
を
発令
すべき時期にあると
提案
をしてきました。しかし、
菅政権
が一都三県の
知事
の
要請
に押し切られたように渋々と
発令
を決めたのは、年が明けてからの一月七日。それから一週間もたたない十三日には、更に七府県を追加せざるを得なくなりました。この一連の
対応
は、
後手後手
、無計画であり、無
責任
です。
政府
の
対応
は、一事が万事、このような
有様
です。 第三次
補正予算案
が
閣議決定
された十二月十五日は、
勝負
の三週間の
最終日
、敗色濃厚であり、その前日には
GoToトラベル全国
一斉
停止
が発表されていました。当然、
政府
は、徹底した
感染防止対策
と
医療崩壊
の阻止のために、思い切った
予算措置
へと踏み切るべきでした。その
時点
での
新型コロナウイルス感染症対策予備費
の残額は六兆八千九百二十四億円あり、今回の第三次
補正予算
に
感染症拡大防止策
として計上されている四兆三千五百八十一億円を大幅に上回る金額でした。 しかしながら、
政府
が昨年のうちに
予備費
の
追加使用
を
決定
したのは、十二月二十五日の四千八百六十二億円にすぎず、これら
感染症拡大防止予算
の大半は、一月後半まで成立が期待できない第三次
補正予算
へと先送りされることになったのです。これは、まさに
政府
の不
作為そのもの
ではありませんか。そのことを強く指摘しておきます。 また、前日に
GoTo
一旦
停止
を発表しながら、翌日の
閣議決定
で
GoTo予算
を一兆円余り積む。全く
理解
できません。 第三次
補正予算
のベースとなった昨年十二月八日
決定
の
追加経済対策
では、「「
守り
」を固めるとともに、新たな
時代
への「
攻め
」に
軸足
を移す」と記されています。違和感を覚えざるを得ません。今、
全国
において、連日のように五千人前後もの新たな
感染者
が確認され、また、連日のように多くの方が命を落とされている
状況
です。私
たち
が
全力
を挙げて取り組むべきは、
感染拡大防止
です。今、果たして
守り
が固まっていると言える
状況
なのでしょうか。
攻め
に
軸足
を移す
状況
なのでしょうか。
追加経済対策
のこの文章は、
現下
の
状況
と全く一致していません。
感染拡大防止
あってこその
経済
です。新たな
時代
への
攻め
に
軸足
を移すのではなく、今の段階では、何より
守り
を固めるために、
我が国
の持てる力の全てを注ぐべきなのではないでしょうか。物事には順序というものがあります。上着を羽織る前に肌着を着るべきです。 また、
本案
の
内容
には、必ずしも
補正予算
にはなじまず、本来であれば
年度
当初
予算
において
措置
が検討されるべきものが多数含まれています。
補正予算
とは、
年度
当初
予算
を
編成
する際に想定できなかった事柄に
対応
するために、
臨時
で組む
予算
のことです。 確かに、一年前、
新型コロナウイルス感染症
がここまで
拡大
することは予想できませんでした。ですから、想定されなかった
新型コロナ
の
感染拡大防止
のための
経費
は、
補正予算
として
是非
とも必要です。 しかしながら、今回の
補正予算
の大宗を占める
ポストコロナ時代
を踏まえた中
長期
的な
政策課題
、例えば
大学ファンド
や
カーボンニュートラル
、
国土強靱化
などは、僅か数日の
審議
しかされない
補正予算
で慌てて
措置
するものではなく、来
年度
以降の当初
予算案
でしっかりと議論し、検討すべき種類のものではないでしょうか。そして
補正
では、
感染防止対策
の方に
軸足
を置いた
予算編成
とすべきです。 その一方で、私
たち
の命を守る、必要不可欠な
予算
が欠落してしまっています。
感染拡大
が深刻化する中、
医療
、
介護
、
障害福祉
、子ども・
子育て支援施設
の
現場
で働く
方々
は、日々、
新型コロナウイルス
の
リスク
にさらされながら、多くの人々の
生活
を支え、命と健康を守るために
努力
されています。我々は、そのような御苦労を重ねる
方々
に対し、その労苦に少しでも報いるため、二度目の
慰労金
を
提案
していますが、そのための
予算
は
本案
には含まれておりません。 また、私
たち
は、無
症状感染者
が
感染源
となることを防ぐためにも、特に
重症化リスク
の高い
場所
で働く
方々
への
検査
を強化することが必要と考えます。
医療
、
介護
、
障害福祉
、
保育従事者
、
学校教職員
などのエッセンシャルワーカーを始め、希望する
方々
が
定期検査
を公費で受けられるようにすべきと主張していますが、
本案
ではこの
予算
も含まれていません。 さらに、足下の
感染
急
拡大
や
事態
の
長期化
により困難に直面する多くの
事業者
の倒産や廃業を食い止めることが必要です。
政府
は
持続化給付金
の
受付期間
をたった一か月だけ延長しましたが、それでは全く不十分です。既に
給付
を受けた
事業者
に対しても、
持続化給付金
を再度支給することが必要であると考えます。 我々
立憲民主党
は、
予算委員会
での
審議
において、これら我々が必要と考える
経費
を追加支出すべく、第三次
補正予算
の組替え
動議
を提出しました。しかしながら、
与党
の無
理解
によって否決されてしまいました。極めて残念です。 昨年十二月に作成されたこの第三次
補正予算案
は、そもそも、現在の
緊急事態宣言下
における危機的な
国民生活
や
事業
、
医療体制
が想定されたものとはなっておらず、
GoTo
など完全にタイミングを誤った
予算
であり、
総理
の言う
感染対策
に
全力
を挙げるものになっておりません。 以上が、
政府
の第三次
補正予算
に
反対
する
理由
であります。 御
清聴
ありがとうございました。(
拍手
)
大島理森
9
○
議長
(
大島理森
君)
細田健一
君。 〔
細田健一
君
登壇
〕
細田健一
10
○
細田健一
君
自由民主党
の
細田健一
です。 私は、
自由民主党
・
無所属
の会、公明党を代表し、ただいま
議題
となりました
令和
二
年度
一般会計補正予算案
及び
令和
二
年度
特別会計補正予算案
、以上二案に対しまして、
賛成
の
立場
から
討論
を行います。(
拍手
) まず、
新型コロナウイルス感染症
によって亡くなられた
皆様
に謹んで哀悼の意を表しますとともに、
感染
により
治療
を受けておられる
皆様
、
症状
はなくとも不安な日々を過ごしておられる
皆様
の一日も早い御回復を心からお祈り申し上げます。 また、
対応
が
長期
に及び、疲労も蓄積する中で、日々、命を守るために戦っておられる
医療関係者
の
皆様
を始め、職場、
学校
、家庭、様々な
場所
で
対応
しておられる全ての
方々
に改めて
感謝
の意を表します。 また、先般、私の
地元新潟
県を含め北陸を中心に、記録的な
豪雪
が大きな被害をもたらしました。私の
地元
でも、
除雪作業
中の事故により亡くなられた方がいらっしゃいます。犠牲になられた
皆様
の御
冥福
を心からお祈りするとともに、今回の
豪雪
により被災された
皆様
にお
見舞い
を申し上げます。
政府
として、既に、
小此木防災担当大臣
、
赤羽国土交通大臣
、
野上農林水産大臣
が現地入りし、また、
自衛隊派遣
などの
対応
を取っていただいております。これまでの
対応
に
感謝
申し上げますとともに、今後とも十分な
対応
を取っていただくよう、この機会に
お願い
をいたします。
我が国
における
新型コロナウイルス
の
感染者数
等は、多くの
方々
の
努力
もあり、なお
主要先進国
の中では低い水準にとどまっています。しかし、昨年末からの
感染拡大
は我々の
生活
に大きな
影響
を及ぼしており、この現実を直視して、
日本
における
感染
の
状況
を踏まえた効果的な
対応
を進めていく必要があります。そのためには、
感染拡大防止策
、
雇用
や
生活
の
支援策
について、的確な
予算措置
を講じていかなければなりません。 また、
現下
の
状況
に
対応
しつつ、将来にわたって
我が国
の
経済社会
の基盤を確固なものとし、
国民
の
生活
を守っていく観点から、
デジタル化
や
グリーン化
、
中小企業
の
事業構造転換
など、
我が国経済社会
が緊急に
対応
すべき
課題
に的確に応えていくとともに、
国民
が
安心
して力を発揮できる環境を整えていく必要があります。 このような考え方を基に、
財政負担
に留意しつつ、
現下
の
状況
を乗り越えるための効果的な
施策
を集中的に講じながら、
我が国
の
経済社会
の望ましい
転換
を促していく、そのために策定されたのがこの第三次
補正予算
であります。 以下、本
補正予算
に
賛成
する主な
理由
を申し述べます。 第一に、病床や
宿泊療養施設等
の確保、
PCR等
の
検査体制
の
充実
、
ワクチン接種
の
体制整備
など、
感染拡大防止策
に必要となる
経費
に加え、
雇用調整助成金
の
特例措置
、
緊急小口資金等
の
特例
貸付け、
資金繰り支援
、
地方創生臨時交付金
など、
雇用
や
生活
の
支援
に必要な
経費等
を計上しており、既に講じている
予備費
での
対応
と併せ、
新型コロナウイルス感染症
への
対応
に万全の
措置
を講じる
予算
となっております。 第二に、これまでの
対応
の中で明らかとなった
デジタル化
の
遅れ
を早期に解消していくための
デジタル改革
や、
世界
に先駆けて脱
炭素社会
を実現し、新たな力強い成長を生み出していくための
グリーン化
など、今後の
世界
の動向も見据えながら、
国民
の
生活
を支えていくための
現下
の
重要課題
に
対応
する
予算
となっております。 第三に、激甚化する風水害や切迫する大
規模地震
から
国民
を
守り
、今後一斉に
老朽化
が進むインフラを適切に維持更新していくため、
防災
・
減災
、
国土強靱化
を着実に進めるとともに、
令和
二年七月豪雨の
被災者等
の
生活
、なりわいの再建や
復旧復興
に必要な
施策
を盛り込むなど、
国民
の安全、
安心
を確保するための
予算
となっております。 以上、本
補正予算
に
賛成
する
理由
を申し述べました。
議員各位
の御賛同を賜りますよう強く
お願い
を申し上げ、私の
賛成討論
の結びといたします。 御
清聴
ありがとうございました。(
拍手
)
大島理森
11
○
議長
(
大島理森
君)
藤野保史
君。 〔
藤野保史
君
登壇
〕
藤野保史
12
○
藤野保史
君 私は、
日本共産党
を代表して、
政府提出
の二〇二〇
年度
第三次
補正予算案
に
反対
の
討論
を行います。(
拍手
)
新型コロナ感染拡大
の下で、入院もできず、
宿泊療養
もできず、自宅で不安な日々を過ごし、その中で命を失うという、あってはならない事例が急増しています。
コロナ
以外の病気でも、
救急車
が
搬送先
を見つけられないなど、まさに
医療崩壊
の
状態
です。今こそ、命を
守り
抜く
立場
で、
政治
がその
責任
を果たさなければならないのではないでしょうか。 ところが、
本案
は、
総理
が、昨年十二月、
緊急事態宣言
は想定していないと言っていた時期に、
コロナ収束
を前提に
編成
されたものです。現在の
感染拡大
に全く
対応
していません。これでは、
国民
の不安と切実な願いに応えることはできません。
本案
は、
感染拡大
を招き、
停止
せざるを得なくなった
GoTo事業
の延長に一兆円を超える
予算
をつけています。
感染拡大
を引き起こしたことについて、何の反省もないのでしょうか。 その一方で、
中小
・
小規模事業者
が切実に求めている
持続化給付金
や
家賃支援給付金
については、一回限りで冷たく打ち切ろうとしています。長引く
コロナ禍
の下、
中小業者
は存続の危機に直面しています。二度目の
緊急事態宣言
が
事業継続
を断念する
最後
の一押しになりかねないという悲痛な声も寄せられています。再度の支給こそ行うべきです。 今、
政治
に求められているのは、
PCR検査
の
抜本的強化
、
医療機関
などへの
減収補填
、自粛と一体の十分な補償です。こうした本来の
政治
の
責任
を果たすこともせず、罰則で
国民
に
責任
転嫁するなど、断じて認められません。
国民
の命と
暮らし
、営業を本気で
守り
抜くために、
日本共産党
は、
立憲民主党
と
共同
で
予算組替え
を
提案
いたしました。
医療機関
、
従事者
などへの
支援
に三兆円、
PCR検査
の拡充など
感染防止対策
の徹底に一兆五千億円、
生活困窮
への
支援
に三兆四千億円、
中小企業
を始めとする
事業
や
雇用
への
支援
に七兆五千億円など、
国民
が切実に求める
施策
に集中的に
予算
を振り向けるものです。
GoTo事業
や
マイナンバー
の普及、
災害復旧事業等
を除く
国土強靱化事業
、
防衛装備品
の支払いの前倒しのための
経費
などは撤回することを強く求めます。
最後
に、
コロナ対策
を進める上で、何よりも大切なのは
政治リーダー
への
信頼
です。
日本学術会議
の問題では
任命拒否
の
理由
を一切
説明
しない、桜を見る会の問題では一年間も国会にうそをつき続けてきた、河井元
法相夫妻
の
選挙買収疑惑
、
吉川元
農水大臣
らの
収賄事件
、いずれも
総理
からまともな
説明
がありません。これでは
国民
の
信頼
は到底得られません。
安倍
前首相の
証人喚問
を始めとして、
真相究明
を強く求めて、
討論
を終わります。(
拍手
)
大島理森
13
○
議長
(
大島理森
君)
藤田文武
君。 〔
藤田文武
君
登壇
〕
藤田文武
14
○
藤田文武
君
日本維新
の会・
無所属
の会の
藤田文武
でございます。 私は、
会派
を代表して、第三次
補正予算
二案について、
賛成
の
立場
から
討論
をいたします。(
拍手
) まず初めに、
新型コロナウイルス
により亡くなられた
方々
のみたまの平安をお祈りするとともに、現在
治療
中の方、御家族の
皆様
にお
見舞い
を申し上げます。また、
最前線
で
治療
に関わられる
医療従事者
の皆さんには心から
敬意
と
感謝
を申し上げます。 昨年七月に始まった
新型コロナウイルス感染症
の第二波は完全に
収束
することなく、第三波となって
感染者数
が増加し、
都道府県知事
の
要請
を受けて、
政府
は
緊急事態宣言
の再
発令
を行いました。この
影響
による厳しい
経済情勢
、
国民生活
、
医療体制
を踏まえれば、
コロナ対策
を主眼とした
一定規模
の
補正予算
が必要なことは明らかであり、
状況
の変化に応じて機動的に活用することが適切ではないでしょうか。 しかしながら、
政府
の第三次
補正予算案
は、
緊急事態宣言
が出される前に
編成
された上、
年度内
に緊急に実施する必要がないものが多く含まれております。
防災
・
減災
、
国土強靱化
のための五か年
加速化対策
、
グリーンイノベーション基金事業
、
大学ファンド
の創設などは、その
趣旨
は
理解
をいたしますが、本
予算
に入れるべき
内容
であると言わざるを得ません。
日本維新
の会は、
新型コロナ感染症
により大きな傷を受けている
事業者
への
支援
、
最前線
で働く
医療機関
への
支援
、
水際対策
、そして、
地方
を
支援
するための
地方創生臨時交付金等
に使うべきであると考え、第三次
補正予算
に対する組替え
動議
を提出いたしました。これにより、
新型コロナ
の
感染拡大
を抑え込むとともに、
経済復興
への機動的な
施策
が実行できるようにする狙いであります。
政府
の第三次
補正予算案
については、最善の案とは申し上げられませんが、やむを得ず
賛成
とした上で、
政府
・
与党
には
補正予算
の
原理原則
に立ち返ることを強く求め、我が党といたしましては、引き続き、
コロナ
の
収束
に向けて知恵を出し、
全力
を尽くしていくことをお誓い申し上げ、
討論
を終わります。 ありがとうございました。(
拍手
)
大島理森
15
○
議長
(
大島理森
君)
高井崇志
君。 〔
高井崇志
君
登壇
〕
高井崇志
16
○
高井崇志
君
国民民主党
・
無所属クラブ
の
高井崇志
です。
会派
を代表して、ただいま
議題
となりました
令和
二
年度
第三次
補正予算
に
反対
の
立場
から
討論
をいたします。(
拍手
) 冒頭、
新型コロナウイルス感染症
によりお亡くなりになられた
方々
にお悔やみを、今なお闘病されている
方々
にお
見舞い
を、そして、
最前線
で命を守ってくださっている
医療従事者
始め
コロナ禍
と戦っている全ての
方々
に心から
感謝
を申し上げます。 第三次
補正予算
の
編成
が指示されたのは昨年十一月十日、
閣議決定
は十二月十五日。そのときから
状況
は一変しています。本年一月七日には二度目の
緊急事態宣言
が出され、多くの
国民
は、
コロナ対策
に特化した
補正予算
が当然組まれるものと期待したことでしょう。しかし、
政府
は一切
見直し
を行いませんでした。それどころか、財務省は、
見直し
の検討すら行っていないことを明らかにいたしました。
補正予算案
にある
デジタル化
、
カーボンニュートラル
、
不妊治療支援
などは大いに進めるべきです。しかし、今、
国民
が
補正予算
に期待しているのは
コロナ対策
です。
菅政権
の
重要政策
は堂々と当初
予算
に計上すべきです。近年、
霞が関官僚
の間では、重要な
政策
は
補正予算
でというのが暗黙の了解となっています。一体いつまでこんな
状態
を続けるのでしょうか。
補正予算
がなければ
重要政策
は進まない、そんな
状況
は一刻も早く改善すべきです。 今、
国民
が最も心配しているのは
医療崩壊
です。
民間病院
が
コロナ患者
を受け入れられないのは、
赤字
になるからです。
コロナ患者
一人を受け入れるのに、三つから四つのベッドを潰さなければならない。しかし、その
赤字分
は、今の
補助金
では補填されません。 諸外国では、
コロナ患者
を担当する
医師
や
看護師
には倍の給与が支払われる国もあるのに、
我が国
はボーナスまでカットされている。
補助金
の
使い道
を変えるだけで
医療崩壊
は防げる、
医療現場
からは強い
要望
があると我々が幾ら
提案
しても、
厚生労働省
は聞く耳を持ちません。
菅総理
は、一月十一日には神奈川県の
コロナ対策責任者
の
阿南医師
から、一月十六日には
東京慈恵医大
の
大木教授
から我々の
提案
と同じことを提言され、分かりました、久しぶりに明るい話を聞いたと応じたと報道されていますが、今なお改善されていません。 昨日の
予算委員会
での
後藤委員
との議論を聞いていても、
菅総理
は、我々や
阿南医師
、
大木教授
からの
提案
を誤解されているように思います。
補助金
の
使い道
の変更であれば、それほど
予算
は必要ありません。これで
医療崩壊
はかなり防げます。多くの
専門家
や
現場
の
医師
がそう言っています。今すぐ
厚生労働省
に指示を出してください。
国民民主党
は、
緊急事態宣言発令
後、オンラインで
国民
から意見や
要望
を集めたところ、短期間で二千二百件余りが寄せられました。その中で最も多かったのがお金と住まいに関することで、
現役世代
への十万円一律
給付
や
総合支援資金
の
貸付枠拡大
への
要望
が特に多かったです。
年度内
に執行できるとは到底思えない
GoToトラベル
に一兆円以上の
予算
を使うならば、数百億円の
予算
で多くの
生活困窮者
を救うことができる
総合支援資金
の
貸付枠拡大
の方がはるかに効果的です。
現行予算案
の枠内で十分できます。
国民民主党
は、
国民
の声に寄り添い、
政府
が見落としがちなきめ細かな
政策
も含めて、
政策提言
型の
改革中道政党
として、引き続き
政策提言
を続け、一日も早い
新型コロナウイルス感染症
の
収束
に
全力
を尽くしてまいります。
是非
とも、我々の
提案
に耳を傾け、一つでも多く採用してもらうことを
お願い
して、
討論
といたします。 御
清聴
ありがとうございました。(
拍手
)
大島理森
17
○
議長
(
大島理森
君) これにて
討論
は終局いたしました。 ただいまから十分後に採決いたしますので、しばらくお待ちください。 ――
―――――――――――
大島理森
18
○
議長
(
大島理森
君)
令和
二
年度
一般会計補正予算
(第3号)
外一案
を一括して採決いたします。 両案の
委員長
の
報告
はいずれも可決であります。両案を
委員長報告
のとおり決するに
賛成
の諸君の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
大島理森
19
○
議長
(
大島理森
君)
起立
多数。よって、両案とも
委員長報告
のとおり可決いたしました。 ――――◇―――――
武部新
20
○
武部新
君
議案上程
に関する
緊急動議
を提出いたします。
内閣提出
、
地方交付税法等
の一部を改正する
法律案
、
国立研究開発法人情報通信研究機構法
の一部を改正する
法律案
、右両案を
一括議題
とし、
委員長
の
報告
を求め、その
審議
を進められることを望みます。
大島理森
21
○
議長
(
大島理森
君)
武部新
君の
動議
に御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
大島理森
22
○
議長
(
大島理森
君) 御
異議
なしと認めます。 ――
―――――――――――
地方交付税法等
の一部を改正する
法律案
(
内閣提出
)
国立研究開発法人情報通信研究機構法
の一部を改正する
法律案
(
内閣提出
)
大島理森
23
○
議長
(
大島理森
君)
地方交付税法等
の一部を改正する
法律案
、
国立研究開発法人情報通信研究機構法
の一部を改正する
法律案
、右両案を一括して
議題
といたします。
委員長
の
報告
を求めます。総務
委員長
石田祝稔君。 ――
―――――――――――
地方交付税法等
の一部を改正する
法律案
及び同
報告書
国立研究開発法人情報通信研究機構法
の一部を改正する
法律案
及び同
報告書
〔
本号末尾
に掲載〕 ――
―――――――――――
〔石田祝稔君
登壇
〕
石田祝稔
24
○石田祝稔君 ただいま
議題
となりました両
法律案
につきまして、総務委員会における審査の経過及び結果を御
報告
申し上げます。 まず、
地方交付税法等
の一部を改正する
法律案
について申し上げます。
本案
は、
令和
二
年度
分の
地方
交付税の総額を確保するため、今回の
補正予算
による国税の減収に伴う
地方
交付税の減少額二兆六千三百三十九億円について、同額を
令和
二
年度
分の
地方
交付税の総額に加算することとしております。 また、同
年度
における交付税
特別会計
の借入金を増額するほか、同
年度
に限り、
新型コロナウイルス感染症
の
影響
に伴い大幅な減収が生じる見込みの
地方
税等について、
減収補填
債の対象に追加することとしております。
本案
は、去る一月二十二
日本委員会
に付託され、昨二十五日、武田総務大臣から
趣旨
の
説明
を聴取した後、
質疑
を行い、これを終局いたしました。本日、
討論
を行い、採決いたしましたところ、
本案
は
賛成
多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、
国立研究開発法人情報通信研究機構法
の一部を改正する
法律案
について申し上げます。
本案
は、将来における
我が国
の
経済社会
の発展の基盤となるビヨンド5Gの実現に不可欠な革新的な情報通信技術の創出を推進するため、国立研究開発法人情報通信研究機構について、高度通信・放送研究開発に係る助成金交付業務の対象を
拡大
するとともに、当該業務並びに情報の電磁的流通及び電波の利用に関する技術の研究及び開発に関する業務のうち一定の要件を満たすものに要する費用に充てるための基金を設けようとするものであります。
本案
は、昨二十五
日本委員会
に付託され、本日、武田総務大臣から
趣旨
の
説明
を聴取した後、
質疑
を行い、これを終局いたしました。次いで、
討論
を行い、採決いたしましたところ、
本案
は
賛成
多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。 なお、
本案
に対し附帯決議が付されました。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
) ――
―――――――――――
大島理森
25
○
議長
(
大島理森
君) 両案を一括して採決いたします。 両案の
委員長
の
報告
はいずれも可決であります。両案を
委員長報告
のとおり決するに
賛成
の諸君の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
大島理森
26
○
議長
(
大島理森
君)
起立
多数。よって、両案とも
委員長報告
のとおり可決いたしました。 ――――◇―――――
武部新
27
○
武部新
君
議案上程
に関する
緊急動議
を提出いたします。
内閣提出
、
令和
元
年度歳入歳出
の決算上の
剰余金
の処理の
特例
に関する
法律案
を
議題
とし、
委員長
の
報告
を求め、その
審議
を進められることを望みます。
大島理森
28
○
議長
(
大島理森
君)
武部新
君の
動議
に御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
大島理森
29
○
議長
(
大島理森
君) 御
異議
なしと認めます。 ――
―――――――――――
令和
元
年度歳入歳出
の決算上の
剰余金
の処理の
特例
に関する
法律案
(
内閣提出
)
大島理森
30
○
議長
(
大島理森
君)
令和
元
年度歳入歳出
の決算上の
剰余金
の処理の
特例
に関する
法律案
を
議題
といたします。
委員長
の
報告
を求めます。財務金融
委員長
越智隆雄君。 ――
―――――――――――
令和
元
年度歳入歳出
の決算上の
剰余金
の処理の
特例
に関する
法律案
及び同
報告書
〔
本号末尾
に掲載〕 ――
―――――――――――
〔越智隆雄君
登壇
〕
越智隆雄
31
○越智隆雄君 ただいま
議題
となりました
法律案
につきまして、財務金融委員会における審査の経過及び結果を御
報告
申し上げます。
本案
は、
令和
二
年度
第三次
補正予算
の
編成
に当たり、国債の発行を抑制するとの観点から、各会計
年度
の
歳入
歳出
の決算上の
剰余金
の二分の一を下らない金額を翌々
年度
までに公債又は借入金の償還財源に充てなければならないと定めている財政法第六条第一項の規定は、
令和
元
年度
の一般会計
歳入
歳出
の決算上の
剰余金
については適用しないこととするものであります。
本案
は、昨一月二十五日当委員会に付託され、本日、
麻生財務大臣
から
趣旨
の
説明
を聴取した後、
質疑
を行い、
質疑
を終局いたしました。次いで、
討論
を行い、採決いたしましたところ、
本案
は
賛成
多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
) ――
―――――――――――
大島理森
32
○
議長
(
大島理森
君) 採決いたします。
本案
の
委員長
の
報告
は可決であります。
本案
を
委員長報告
のとおり決するに
賛成
の諸君の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
大島理森
33
○
議長
(
大島理森
君)
起立
多数。よって、
本案
は
委員長報告
のとおり可決いたしました。 ――――◇―――――
武部新
34
○
武部新
君
議案上程
に関する
緊急動議
を提出いたします。
内閣提出
、
国立研究開発法人科学技術振興機構法
の一部を改正する
法律案
を
議題
とし、
委員長
の
報告
を求め、その
審議
を進められることを望みます。
大島理森
35
○
議長
(
大島理森
君)
武部新
君の
動議
に御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
大島理森
36
○
議長
(
大島理森
君) 御
異議
なしと認めます。 ――
―――――――――――
国立研究開発法人科学技術振興機構法
の一部を改正する
法律案
(
内閣提出
)
大島理森
37
○
議長
(
大島理森
君)
国立研究開発法人科学技術振興機構法
の一部を改正する
法律案
を
議題
といたします。
委員長
の
報告
を求めます。文部科学
委員長
左藤章君。 ――
―――――――――――
国立研究開発法人科学技術振興機構法
の一部を改正する
法律案
及び同
報告書
〔
本号末尾
に掲載〕 ――
―――――――――――
〔左藤章君
登壇
〕
左藤章
38
○左藤章君 ただいま
議題
となりました
法律案
につきまして、文部科学委員会における審査の経過及び結果を御
報告
申し上げます。
本案
は、
我が国
の大学の研究環境の整備を進めるため、国立研究開発法人科学技術振興機構において、
政府
出資や
長期
借入れ等により調達した資金を運用するとともに、大学に対し、国際的に卓越した科学技術に関する研究環境の整備
充実
並びに優秀な若年の研究者の育成及び活躍の推進に資する活動に関する助成業務を行うために必要な
措置
を講じるもので、その主な
内容
は、 第一に、大学に対する助成業務及び国立大学寄託金運用業務を機構の業務に追加すること、 第二に、機構に資金運用を担当する理事を置き、金融、資産運用等の
専門家
を充てるとともに、同分野の学識経験者、実務経験者から成る運用・監視委員会を設置すること、 第三に、助成業務に係る資金の運用に当たり、文部科学大臣は、運用資産の構成の目標、資金の調達等に関する基本指針を定め、これに基づき、機構は、運用の基本方針を作成し、文部科学大臣の認可を受けなければならないこと などであります。
本案
は、昨二十五
日本委員会
に付託され、本日、萩生田文部科学大臣から
趣旨
の
説明
を聴取した後、
質疑
を行い、
討論
、採決の結果、
本案
は
賛成
多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。 なお、
本案
に対し附帯決議が付されたことを申し添えます。 以上、御
報告
申し上げます。(
拍手
) ――
―――――――――――
大島理森
39
○
議長
(
大島理森
君) 採決いたします。
本案
の
委員長
の
報告
は可決であります。
本案
を
委員長報告
のとおり決するに
賛成
の諸君の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
大島理森
40
○
議長
(
大島理森
君)
起立
多数。よって、
本案
は
委員長報告
のとおり可決いたしました。 ――――◇―――――
大島理森
41
○
議長
(
大島理森
君) 本日は、これにて散会いたします。 午後八時九分散会 ――――◇――――― 出席国務大臣 内閣
総理
大臣 菅 義偉君 財務大臣 麻生 太郎君 総務大臣 武田 良太君 法務大臣 上川 陽子君 外務大臣 茂木 敏充君 文部科学大臣 萩生田光一君 厚生労働大臣 田村 憲久君 農林水産大臣 野上浩太郎君
経済
産業大臣 梶山 弘志君 国土交通大臣 赤羽 一嘉君 環境大臣 小泉進次郎君 防衛大臣 岸 信夫君 国務大臣 井上 信治君 国務大臣 小此木八郎君 国務大臣 加藤 勝信君 国務大臣 河野 太郎君 国務大臣 坂本 哲志君 国務大臣 西村 康稔君 国務大臣 橋本 聖子君 国務大臣 平井 卓也君 国務大臣 平沢 勝栄君