○下条
委員 開催国が決まった時点では、大臣、このコロナというのはなかったとは思うんです。ですけれども、今
日本が置かれている状態、
国民の気持ち、
実態の姿、これを見たとき、やはり、今おっしゃっていただいたことを貫いていく以上に、御要請をしていただければ。
あと二か月ですから、やるとした場合ですよ、僕はやるとした場合の話を今していますから。二か月なので、これは向こうで、何かあったとき、つまり、二百人とか二百八十人が応募に来たとか、何かいろいろ話はあります。それ以外に、看護師さんの話もある。僕は、看護師さんというのは、ある意味で一番重要かもしれません、日々に、その選手の体調、熱、また、今回はある意味で相当ストイックに、言いにくいですけれども、体が元気な人を全部閉じ込めなきゃいけないような状態になったときに、精神的なプレッシャーとかいろんなものが出てくると思うんです。
そういうときに、もちろんドクターもそうですけれども、それに対して日々のヒアリングをする看護師さんも、
日本からではなくて、海外が、こういう状態で来るのであれば、開くのであれば、丁寧に
説明をして、今まで以上に要請をしていくことをつけ加えさせていただきたい。よろしく
お願いいたします。
次に、私は、これは積極的に進めるのではなくて、どっちかというと難しいんじゃないかなという場合のプレゼンをさせていただく。
その
一つに、私は、オリンピックというのは、今回生まれたコロナだけではないと僕は思っているんです。それ以外に、例えば七月の二十三からでやれば、八月の上旬までの間というのは、これはどう見ても温度が高い。異常に温度が高くなります。今コロナだけの話をしたが、そうじゃない。
この
日本国は、三年前にも、大臣御存じかあれですけれども、別にこれは質問通告していないのでぱらっと言っちゃいますと、三年前は九万人以上の人が熱中症で救急搬送されています。九万人です、九万人ですよ。つい最近でも、やはり六万、七万人が熱中症で救急搬送されている。
そういうときに、私のところにある厚労省のデータによりますと、重症と中等症、搬送したらやはり入院しなきゃいけない、点滴を打たなきゃいけない、そして体がドライになっているのもケアしなきゃいけない。そのために、確実に入院が必要なのは四割と出ています。今これだけコロナで切迫している病棟、病床、医療従事者の下に、四割の人が入院しなきゃいけない可能性があるんですよ。
今度、この七月から八月でいきなり温度が二十度になるのか、それは知りません。ただし、私の田舎は結構涼しいんですけれども、大臣は暑いところにお住まいで、涼しいところも行かれていると思いますけれども。だけれども、そういうのを考えたときに、この熱中症の問題というのは、この
日本丸を含めて、非常に大きな
課題の
一つになると思うんですね。
だから、僕は、これはあえて質問しませんが、この数字だけを言っていきますと、これだけの人が、今逼迫している医療体制、医療従事者の中に救急搬送されなきゃいけないという、この事態を絶対
日本の国
会議員は忘れちゃいかぬと思うんです。ですから、これはあえてつけ加えさせていただく。
その一方で、今日のいろんなところのデータによりますと、東京以外で八自治体が、オリンピック用の医療確保ができない、こう宣言していますね。だから、この状態で本当に大丈夫ですかというのが僕のネガティブの方のプレゼンです。これを言っておきます。
これは所管ではないかもしれませんが、大臣、コントロールするタワーの中心の人間として、これだけあるということは、今の段階ではないですよ、政治は、今の段階はもちろんですが、この先どうなるかを見ながら、読んでいかなきゃいけない。
その後、二つに、僕が思うのは、夏というのは、これだけ異常気象があると、各地区で異常な環境になると思うんです。例えば、豪雨になる、台風が来る、それから川が増水してあふれる。そういうときに、また病院、頼らなきゃいけない、オリンピック、自衛隊の
皆様、そういうのも出てくるわけですよ。
だから、目がコロナだけじゃないんです。また地震があるかもしれない。それを、コロナがないときは、いや、それも一括して何とかなるんじゃないのと。僕は暑いと思ったんですよ、実を言うと。一九六四年は十月からですからね、オリンピックが。これは七月なので。私もアメリカでしたね、大臣もアメリカにいましたけれども、アメリカの言いなりになり過ぎたなとは思っています。ただ、持ってきたのは偉いと思う、そう思っているので。
この七月に、今言った、まず熱中症の問題、そして、異常気象によってどこかで破裂する、どこかで地震がある、これがあったときに、半端じゃない人たちを病院に運び込まなきゃいけない可能性もあるわけですよ。これは分からない。全然、からっぱれで、何も起きなくて、温度も二十度かも、それは分からない。ただ、先読みをしたときに、コロナだけが大臣の頭に入っているか分かりませんが、違うことも入っていることが僕のプレゼンです。それを申し上げています。
それから三つ目は、私も防衛省にいましたけれども、やはりテロ問題ですよ。やはり一番狙ってくるのは、いろんな国があります、どこの国かは申し上げないけれども、いろんな人もいる。その中で、やはりテロというのは、人々がそこに向いちゃっているときに、足下が浮くじゃないですか。これは警戒もそう、自衛隊もそう、警察もそうです。そのときにぱっと出る可能性があるから、日々
準備しているわけですよね。まあ、今日はこの辺は余り詰めないようにしますけれども、ちょっと時間の
関係もあるものですから、済みません。
だから、その辺を含めたときに、本当に、さっき言ったオリンピック用の病床も確保できない状態で、まためちゃくちゃに暑くなるかもしれない、そしてワクチンの問題がある、その中で、僕は、このネガティブの方のプレゼンというのは、慎重に考えていくしかない。大臣、大分があがあ言われてきていますけれども、僕は慎重に
判断していただきたいと思います。
なぜかというと、最後にもう
一つ申し上げます。
やはり、オリンピックの開会というのは天皇陛下がなさるわけですよ、天皇陛下がなさる。世界中の何十億人という方々に天皇陛下が開会宣言をする、その平和の祭典で、
日本の大臣若しくは
皆様が誤った
判断をして、何千年続いた、言いにくいですけれども、陛下の顔に泥を塗るような、東京コロナの発信をしてはいけないと僕は思っているんです。
ですから、ここで、恐らく安心、安全とおっしゃるかもしれないし、僕はなかなか答えにくいプレゼンをしました。最初の方は、やった場合の話。今は、僕はネガティブ、消極的な部分の。なぜかというと、実を言うと、いろんな問題が目を外れた部分にあるわけですよ。それを僕はプレゼンをして、そして、さらに、名誉総裁は天皇陛下であるということです。我々の象徴です。その方に何か泥をかぶせるようなことがあってはいけないという、私の、中止の意味でプレゼンをさせていただきます。いかがですか。