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萩生田国務大臣 大学における対面
授業を促進するためにも、個々の学生の感染対策に関する意識の向上は重要であり、各大学においては、
新型コロナウイルス感染症に関する正確な情報の学生への周知や、感染対策のための留意すべき事項の注意喚起の徹底を図っていただくことが必要と考えております。その際、これらの注意喚起等が学生の行動変容にしっかりつながるよう、各大学には、学生との信頼関係を
構築した上で、感染対策に関する働きかけを行っていただくことが重要です。
文科省としては、各大学において学生に注意喚起などを行うべき事項等について、累次にわたって通知などをお示ししてきたところであり、各大学においても、通知の
趣旨に沿って、学生一人一人に伝わるような形で注意喚起等を行っていただいております。
一方で、そのような感染対策を講じたとしても、感染リスクをゼロにすることはできません。この前提に立って、
文科省としては、学生に感染が確認された場合でも、感染した学生や
学校の対応を責めるのではなく、衛生管理を徹底し、更なる感染を防ぐことが重要である旨を発信をしているところでございます。
文科省としては、大学における感染対策や学生への注意喚起の徹底を引き続き促しつつ、その結果、感染者が生じたとしても、大学や学生が差別、偏見、誹謗中傷などの対象とならないよう、配慮をしっかり求めてまいりたいと考えております。
この間、私も大学関係の皆さんに、是非ハイブリッド型の
授業をやってほしい、オンラインが全て悪いとは申し上げませんけれども、やはりキャンパスで学生の皆さんと語り合いたい、こういう学生
たちのニーズが非常に多いということは伝えてきたんですけれども、大学の皆さんは、
社会的使命が高いということをおっしゃるんですね。私、それはいいことだと思うんです、大学自らが、
社会的使命が高いと。したがって、過去の例で、運動部の合宿所などからクラスターが出ると、そのことをもって
社会的に物すごく批判されるということを気にしていました。
私は、大学の中で、何らかの形で感染対策をしているにもかかわらず、それは出ることだってあるわけですから、それをもって大学を批判したり叱正するつもりは全くないので、そこはもう自信を持ってやってほしいということは繰り返し申し上げていますが、新学期を迎えるに当たって、もう一度、各大学の皆さんに、是非対面の
重要性というものも促していきたいと思いますし、仮に、結果として感染者が出るようなことがあっても、それを、
学校を責めたり学生を責めたりということは全く考えていません。ある
学校の学長さんは、じゃ、文科大臣が責任を持ってくれるんですかと随分責められたので、持ちますと答えました。
すなわち、学生の皆さんが
学校へ行くために
学校の皆さんが様々な努力をしていただくことに対しては、
文部科学省、
文部科学大臣としては共に責任をしっかり持ちながらやっていきたいと思いますので、どうかフリーズしないで、スイッチがオンとオフしかないんじゃなくて、いろんな知恵を出しながら学生の
学びの
機会をしっかり確保していただきたいなと思っています。