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田村国務大臣 一つは、なぜ
病床がこの年末年始、非常に厳しくなったか。これは、やはりこれもまた、我々、想定していなかったでは済まされない話なんですが、
感染症の
専門家の
方々もおっしゃっておられることですが、
感染拡大が予想以上だったというようなこと、つまり急激に伸びたものですから、それまで一生懸命、各
自治体でも保健所の機能、ここも強化いただいておりますし、ベッドの方も、我々、十一月からフェーズを上げて
病床を確保してくださいというお願いをしておりましたので、
病床を増やしていたのは事実なんです。
でも、それ以上に
感染者が増えた。一、二週間で一・七、八倍というような形で増えていった。こういうようなところでどうしても
病床が逼迫し、一方で、保健所もどうしても回らないという
状況が起こりましたから、待機者等々も増えた、というような方、
調整者というのも増えたということというふうに認識いたしておりますが、あくまでも
協力ベースであります。先ほど言いましたけれども、そもそも、
地域医療計画にも入っておりませんでしたので、体制が十分に準備できていなかったという事実もあると
思います。
例えば、受け入れたいけれども看護師の
方々が足らない、いや、
病床は今埋まっているから、そこに入っておられる
患者の
方々をどこかに移さなきゃいけない、その
協力もしていただけないのに受け入れることはできない。もっと言うと、造りから、なかなか
感染防護、動線等々をちゃんと分けられないというような
病院もあるかも分かりません。様々な
理由で受けられなかったという
理由がある、そこはもう我々も十分に
理解いたしております。
そんな中で、でも、もう一段フェーズを上げていただきながら、そういうところも、じゃ、後方
支援病院、つまり
コロナ感染後治った方だけでも、ちょっと体が弱っておられてリハビリが必要な方を受け入れる受皿にはなろうじゃないかだとか、いろんな形で御
協力をいただいてきております。
ですから、言われるとおり、
協力が
基本でございますので、必ず
罰則というわけではありませんが、一方で、いろんな報道を見ておりますと、受けないと。これは報道でありますから本当かどうか分かりませんけれども、そういうふうなことを言われている
医療機関が北の方にあるというふうにお聞きしましたけれども、そういうような問題もあります。
いろんなものを
考える中において、
実効性というものを確保するためには、一定のこのような
対応も必要であろうということで、こういう形で
提出をさせていただいたということであります。