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森田委員 これは、さっきの取引の話と有効活用の話と、ちょっと相矛盾するようなところもあるので、非常に難しい点もあろうかなと思うんですけれども。
池田政務官にお
伺いをしたいと思うんですが、私がいろいろと猟友会の方からお話を聞いていると、これは、いろいろな
凶悪犯罪に銃が使われているというような経緯がありますので当然そうなると思うんですが、非常に手続が複雑というか、平たく言えば面倒だというような
状況があるということで、それは別に、いろいろな今までの
事件だとか
社会の背景がありますので、それ自体を否定するものではないんですが。
例えば何が面倒かというと、まず
所持許可証ですね。さっきは、取引のときにはそれがないと駄目ですよ、原本がないと駄目ですよというお話がありましたけれども、まず
所持許可証。あとは、県のやり取りで、狩猟免許、これは三年に一回更新をしなければいけない。それから、銃そのものの登録、これはやはり三年ごとに更新をする。
熊谷ですと、ちょうど今、熊谷署に
皆さんが銃を持ってこられて、一斉に毎年定期的な検査をするらしいんですが、そういう時期になっているということで、最近というか今年はコロナウイルスの
関係もあるので、出張サービスで署から係の方が来ていただいて、銃を
複数持っている方なんかのところには検査は出向いてやっていただいたりしているらしいんですけれども。
そういった
所持許可証であったり狩猟免許であったり、さらに、銃の登録をするときに、猟銃だとか鳥獣駆除用の登録というものをするためには、今度、市の方で、この方は鳥獣駆除をやりますというところの届けというか指定の紙がないと、登録の項目に駆除用の文言が入ってこない、そういうこともあるらしいので。
いずれにしても、役所との行き来、役所というのは、市役所との行き来だとか県との行き来だとか、それから当然
警察署との行き来だとか、こういったものが非常に手間暇がかかるということで、もう年を取ったから、俺は面倒くさいからいいやといって手放す人もいるし、そもそも若い人が全然入ってこないということがある。
私も、どこの
団体もそうなんですけれども、お年寄りが増えちゃってなんというぼやきを聞くことがあって、じゃ、何で
皆さんが若い頃はそんなに猟友会の会員さんって多かったんですかと言ったら、やはり、おやじがやっていたとか、ふだんからそういう風景を目にしていて、鳥を撃ったりなんだりしているというところを目にしていたので、大きくなったらそういうことをやりたいなというふうに接していた面もあったらしいんですけれども、今、みんな勤めをしていますし、そういうふうに
地元で農業をやっていたり商売をやっていたりという方も少ないので、なかなか、いろいろな意味で難しいんだろうということもおっしゃっておりました。
ということもいろいろあって、せめていろいろ御貢献をしていただいている方には幾らかの手間でも渡るように、聞くところによると、鹿だとかイノシシを撃てばそれなりのものが出るという話も聞いておりますけれども、是非、鳥の方についても積極的にお
考えいただきたいと思うんですが、政務官、お
考えをお聞かせいただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。