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高井委員 国民民主党・無所属クラブの
高井でございます。
今日も
内閣委員会で質問の機会をいただき、ありがとうございます。
恐らく、
内閣委員会で今国会、質問できるのは最後だと思いますので、今日は、両大臣、まさに
コロナ対策の中核を担っておられる、そしてお二人とも、私は、未来の
総理候補であり、大変期待されている大臣でございますので、是非、所掌を超えて、
総理を説得するぐらいの話を是非今日していただきたいなと思って、私もそういう覚悟で今日は参りました。
今日私がお二人の大臣にお伝えしたいのは、やはり国民の
皆さんの声が、恐らく、私ももちろん地元からもいろいろな声をいただきますけれ
ども、私は今、野党の国民民主党という会派に所属してこれで六十三回目の質問に立つんですけれ
ども、という機会をたくさんいただいているので、私は毎日テレビを録画しています。朝から、朝の番組、それから昼の
情報番組、夜のニュース、全部録画をしてばあっと見て、それで、国民の
皆さんの世論というか声を聞いています。
恐らくお二人は忙しいからそんな見ていられないと思うので、ちょっとお伝えしますけれ
ども、やはり相当、お二人が想像している以上に、
皆さん、怒りの声があります。やはりそれは、この
緊急事態宣言が
人流抑制という名の下に、ちょっとエビデンスに基づかずにやっているんじゃないか、なぜ
飲食店なんだと。それで、何でお酒、本当に、お酒の
提供が止まったことで、
飲食店の多くがもう予約もなくなって営業できなくなっているという話も聞きます。あるいは、映画館が何で駄目なんだとか、あと、オリンピックですよね。これで怒りに火を注いだところがあって、パブリックビューイング、何でできるんだとか、あるいはオリンピック村では何でお酒が飲めるんだとか、いろいろな矛盾が出てきて、火に油を注いでしまっているところがあります。
私は、想像以上の国民の
皆さんの怒りの声の原因は、やはり今回の
緊急事態宣言の
対策が中途半端に終わってしまっているからだというふうに思います。私は、この
対策をやはりどっちかにするしかないんだと。
一つは、やはり十分な
補償をした上で、もう完全にロックダウンしてしまう。その代わり、ロックダウンですから一週間か二週間でやるべきで、それであれば、私は十分な
補償をしてもできると思うんですよ。でも、今もう実質三か月、四か月、ずっと続いて、
協力金も出し続けている。本当に、これは逆に税金の無駄じゃないかなと思います。
私権制限ができないとよく言いますけれ
ども、だけれ
ども、災害
対策基本法だって、原子力特措法だって、私権制限なんか全然やっていますから、そういう意味では、私は、特措法を改正してでも、これは十分やれると思います。
それか、若しくは、それをやらないのであれば、今の
緊急事態宣言の中で、お店にまず徹底した
感染防止対策をしっかりと義務づけた、これは山梨とか富山とかやって、うまくいっていますよね。これをちゃんと全国にやってもらう。
それともう
一つ大事なのは、やはり国民の側に、お客さんに、マスクして会食を、これもできれば義務づける。義務づける、努力義務が限界だと思いますけれ
ども、でも、努力義務は、私、かけると思いますよ。あるいは、努力義務も難しいというのであれば、例えば警視庁と書いたポスターを貼っているだけでもいいと言うんですよ、お店の人は。こんなのはできるじゃないですか。とにかく、やはりお客さんにもちゃんと義務があるんだということをちゃんと
政府が発信をして、それこそ
総理の
記者会見でまずそれをお願いするでもいいですよ。
それと、もう
一つ提案は、
ワクチンの
接種、それとPCR検査で陰性だった人には証明書、これは是非河野大臣に聞きたいんですけれ
ども、パスポートを発行して、そして、その方には認めてあげる。これは差別じゃないですよ、だって、今は全員禁止なんですから。だけれ
ども、
ワクチンを打って、若しくは、
ワクチンは嫌だ、打ちたくない、打てないという人にはPCR検査でいいですよ。PCR検査はもちろん期間が限られますけれ
ども、それは何回か受けていただいて、そして、陰性証明を取ったら、その方には
飲食店に行っていただく、そして、お酒も飲んでいただく、もちろんマスク会食をする。
ということをやるということを、本当にこれを求めている声、テレビのコメンテーターなんかはみんなそれを言っているんですよね。これはやはり、今からでも遅くないので、
西村大臣が主担当ですけれ
ども、私は、河野大臣も、
ワクチンパスポートの件とかもありますから、是非これは両大臣が一緒にやるべきだと。
それをやるとした場合、やるとなったら、私はやはり、証明書なんて一々紙で持ち歩くのは大変ですから、せっかく
ワクチンパスポートを、今、VRSがすばらしいと足立さんが言っていましたけれ
ども、私もそう思います。せっかくああいうVRSというシステムをつくったんですから、そこに連動させて、そして、PCR検査の陰性証明もこのVRSに、マイナン
バーと全部ひもづいていますから、それをやって、かつ、スマートフォンにしっかり搭載をして、そして、気軽に、スマートフォンをピッとかざせば入店できると。
これをオリンピックでやろうなんて案がありますけれ
ども、オリンピックだけでやったら国民は怒るんですよ。そうじゃなくて、国民全体にそれをやって、陰性証明を取った人はお酒も飲めるというふうにすれば、国民は怒らないわけです。
それと、ちょっと長くなりますけれ
ども、
ワクチン接種の進捗
状況と
感染の相関
関係というのを、これは
政府としてちゃんと私は出すべきだと。
今いろいろな、例えば、東大の仲田准教授さんが、一日百万回
ワクチン接種を打てばこのまま
緊急事態宣言は出さなくて済む、だけれ
ども、
ワクチン接種を一日五十万回で終わったら、八月には第五波が来て、そして
緊急事態宣言を出さなくなるというシミュレーションを出しています。
こういうシミュレーションを、私は、
政府としてちゃんと、もちろん、正確に出すのは難しいですよ、それでも、シミュレーションですから、あくまでも。ある意味、
政府が都合のいいようにしてもいいじゃないですか。とにかく
ワクチンを打ってもらうためには、こうしたいんだ、これだけ、
ワクチンを百万回打ったら
緊急事態宣言は出さなくていいんだ、いついつから、もう行動制限もなくなって、そして経済も自由になるんだと。イギリスなんかはそういう
やり方で、しっかり
ワクチンのロードマップを作って、そしてそれを行動制限と解除してやるという
やり方をやっているわけですよ。
そうすることによって、やはり国民の
皆さんは、じゃ、いつまで我慢すればこういうことができるんだということが明らかになるので、ちょっと幾つか通告した質問をこの後お二人にお答えいただきたいんですけれ
ども、今私が提案した、非常に大変な作業だと思います、ですけれ
ども、お二人にしかできない、お二人が連携をして
総理を説得をすれば私はできることだと思います。今からでも遅くない。もっと前にやってほしかったけれ
ども、今からでも間に合いますから、是非、この提案、いかがですか。両大臣、
西村大臣、河野大臣、それぞれお答えください。
〔平
委員長代理退席、
委員長着席〕