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高井委員 国民民主党・無所属クラブの
高井でございます。
水曜日に引き続き
質問の機会をいただき、ありがとうございます。
岸本委員に感謝を申し上げます。
昨日、
国民民主党の党内、会派内でこの
法案の
議論もしたんですけれ
ども、非常に残念な状態になっているなと思います。これは本当に重要な
法案で、そもそもはやはり経済
安全保障だと思うんですよ。特に、やはり中国に対する経済
安全保障というのは、今本当に
日本国として重要な問題になっている。
そういった中で、実は、土地の買収、私は森林な
ども含めて是非やるべきだとずっと訴えていますけれ
ども、例えば森林法なんかは事後届出なんですけれ
ども、しかも、届出の件数は恐らく実態の十分の一以下だろう。そして、国別に森林の届出数が出ているんですけれ
ども、中国は僅か二件ですよ。そんなはずないですよね。ですから、森林法上の届出では実態を把握されていませんので、やはりそういう経済
安全保障の
観点から
外国資本による土地
規制というのはやらなきゃいけない。
ところが、
政府で
検討した結果、内外無差別でしたっけ、つまり
外国と
日本で区別できないんだと。その
理由の
一つは、確かに、法人なんかの場合は中国の人が裏にいても表上は
日本法人とすることができてしまう。それから、GATSがあって、なかなか協定は難しい。
これは、実は、
国民民主党の古川国対
委員長が、官房副長官で、民主党政権の時代にこの
法案を作ろうと
検討したことがあったそうです。そのときも、やはり同じ
理由で難しかったんだと言っていました。
しかし、あれから十年あったわけです。十年以上があって、しかも、経済
安全保障の脅威というのは日増しに高まって、この十年間で変わっていますから、やはり私は
日本政府としてそれをやるべきだったと。
そんなことを言ったら、諸
外国だって一緒ですよね。諸
外国はちゃんと
外国資本の
規制をやっているんですよ。ところが、
日本だけ今言った二つの
理由でできないと。でも、これは
日本特有の
理由じゃありませんから、世界各国どこも同じなのに世界はやっているわけですから。私は、是非ここをもう一度、次の改正のときにはしっかり受け止めていただきたいと思います。
それで、
大臣には
最後に
質問します、ちょっと通告できませんでしたので。昨日の
国民民主党の党内、会派内の
議論で、是非ここは
大臣にちゃんと明言してほしいと私は預かってきたので、
最後に聞きますけれ
ども、やはりこの
法律の目的は、今言ったような経済
安全保障なんだ、それで、
日本国の人を、基地周辺とか原発の周辺とかそういったところで活動している人を取り締まるとか、あるいは住んでいる人をいろいろ
調査するとかそんな目的では、私はゆめゆめないと思いますけれ
ども、そのことをちゃんと
大臣から
答弁してほしいという要望を預かってきましたので、
最後にそれを聞きますから、しっかり
大臣考えていただいて。それの上で、そこがしっかり確保できるのであれば、
国民民主党は賛成をするということでございます。どうぞよろしく
お願いします。
それでは、今私が申し上げた経済
安全保障、非常に重要だと思いますけれ
ども、これは担当は
内閣官房国家
安全保障局、ここに経済班というのを新たにつくって、非常にしっかりした
組織でやっています。そして最近では、昨日ですかね、新聞報道で、経済
安全保障会議なるものをつくろうとか、あるいは自民党さんの方では経済
安全保障一括推進法というのを作ろうということで新聞報道もされていますが、この経済
安全保障というものの
重要性をどのように認識しているのか。
それと併せて、もう時間がないので、三つ目に通告をしましたけれ
ども、私はやはり中国が非常に脅威で、国家
情報法というのがあります、それから輸出管理法というのがあります、あるいは科学者を千人集めるという千人計画、こういったいろいろなことが起こって、世界各国どこもやはり中国に対する経済
安全保障というのを取り組んでいるわけですが、今日は
外務省も来ていただきましたが、もう
外務省は結構です、
外務省はもう認識を述べるだけだと思うので。是非
内閣官房に、この経済
安全保障の
重要性、そしてこうした
外国の脅威に対してどのように対応していくのか、二つまとめてお答えください。