○岸本
委員 いえ、
大臣、事細かく書いてくださいと申し上げているわけではなくて、基本
方針に、だって、もう
木村内閣審議官がお答えになっていたじゃないですか。構築物を造るだとか、電波妨害をするだとか、これは明らかに基本
方針にそう書かれるわけです。そうだとするならば、誰が考えても、ああ、なるほど、そういうことが阻害
行為になるんですねということを条文に二つ、三つ書いて、ほかの論点でも他の
委員から例示が必要だというのがありましたけれども、そして、そのようなものとして、それに類似のものを基本
方針に委ねます、こういうことになりませんか。
本当にこれ、完全に丸投げなんです、基本
方針に。いや、それは最近のトレンドではありますけれども、これだけ重要な
法案については、本当にこんなことでいいんでしょうかと、与党の
先生方にも是非お考えをいただきたい。
与党の
事前審査制が本当にこの
国会の審議を活性化しているのだろうかという、ちょっと大きな問題ですけれども、是非今共有をしていただきたい。
民主党政権のとき、僅か三年でしたけれども、これも失敗しました。最初、
事前審査制をなくしたんです。なくして、
国会の議論を活性化しようとしましたけれども、やはりどうしてもうまくいかなかったので、そこは本当にじくじたるものがあるんですけれども。
過半数以上を占める与党の皆さんが
事前審査制で、与党でできたものは、それは通るわけですよ、
国会を、基本的には。だから、与党の質問時間が少なくて、野党の質問時間が長くて、そして時間がたてば
法律が通っていく。
場合によっては、今日は本当に割と、割とというか、
内閣委員会は本当に真面目な議論をずっとこの
国会、積み重ねてきました。これは
委員長にも感謝したいと思います。本当にいい議論をしていますけれども。
予算
委員会を見たら、スキャンダル追及ばかりじゃないですか。スキャンダルばかり追及して、
国民から見たら、皆さん、地元に帰って言われませんか、あんたら、毎日あんなことやっているのかって。いや、違いますよ、あれはテレビに映るときだけやっているんですと。いろいろな
委員会では本当に真面目な議論をしていますし、野党だって出てきた
法案の八割から九割は賛成しているんですよ、修正もしているんですよ。そういうことを、この
法律とは余り関係ないのですが、小此木
大臣は共感するものが多いので、是非頭の片隅に置いておいていただきたいと思います。
そして、最後になりますけれども、これもお願いでありますけれども、
勧告や
命令、最後の質問です。
勧告や
命令は、まさに懲役までいってしまう、
国民の権利義務に多大な
影響を与える
行為であります。これは、一年に一回公表しますというのではなくて、まさにこれこそ、これこそ
国会に
報告をするというたてつけを
法律上作っていただいて、立法府の関与を改めて要求したいと思いますけれども、
大臣、いかがでしょうか。