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松尾委員 これだけ重大な問題で、
許認可が非常に大切だ、重要だということも繰り返し先ほどから
原官房長がおっしゃっていますし、
大臣も、重要な問題だからこれからきちんと改善していくんだというふうに言っている割には、その
許認可についてきちんと確認しないままあのような断言をするというのは、非常に軽い
発言だったのではないかというふうに思われますので、そこはきちんと確認した上で
発言していただきたいと思います。
そうしたら、また続きまして、
行政がゆがめられた点、ここについてもう少しお
伺いをしたいと思います。
今、
大臣の方から、
会食によってゆがめられたものではないというふうにおっしゃっていましたけれ
ども、本件の
報告書を見ると、
会食の場面において様々な
依頼があったというふうには言ってはいないですけれ
ども、この一連の
会食であったりとか
関係性を通じて、なれ合いであったりとか村意識というものが醸成された結果、起こったのではないかというような
指摘がされているところです。ですから、軽々しく、
会食によって
行政がゆがめられたものではないというふうに断言するのは全くおかしいというふうに私は思っています。
今回の、
行政がゆがめられた原因については、繰り返しますけれ
ども、この
報告書の中で、
会食自身において
外資規制違反の事実の伝達や
対応方針の相談が行われたという事実は、一応、客観的なものからは確認されないというふうにはしていますけれ
ども、やはり、今申し上げたとおり、
会食等を通じて、すごくなれ合い意識、携帯電話で直接やり取りするような、そんな
関係が生じたことによって、結果的にはゆがみにつながっていったのではないかというような推認もされています。
ですから、
会食が繰り返し行われていたということが、
放送行政をゆがめる原因の重要な要素ではないかというふうに考えるのが普通なのですけれ
ども、そこの辺りはどのように考えていらっしゃるのですか。