○本村
委員 コロナ禍の中でダメージを受けているわけですから、そこの点も深刻に受け止めていただいて、
被災者の
方々、
被災農家の
方々、
被災中小・小規模
事業者の
皆様の姿勢に寄り添って、
是非支援を
強化していただきたいというふうに思います。
副
大臣始め、
内閣府、
国土交通省、農水省、中小
企業庁の
皆様、御退席いただいて構いませんので、
被災者の
皆様の
支援をどうぞよろしく
お願いを申し上げます。ありがとうございます。
時間がございませんので、
自治体の皆さんが
新型コロナのワクチンを受けたときに、副反応が
医療従事者の
方々や救急隊員の
方々に出て、次の日出られないという事態がございまして、これは有給の特別休暇ということにしてもらうのが当然だということで、この間、
総務省とやり取りをさせていただきましたけれども、昨日、特別休暇に関する通知も出していただきました。これを
周知徹底していただきたいということと同時に、同意をした全ての
自治体の職員の皆さんのワクチンの接種は
業務だという認定をする通知も昨日出していただきました。そして、労災、公務
災害に当たるんだということも含めて、これは事務連絡ですね、出していただきましたので、それを
徹底していただきたいということを申し上げまして、次の生活保護に関する
質問をさせていただきたいと思います。
三重県にお住まいの九十歳のお独り暮らしの女性のAさんですけれども、生活保護を申請をいたしました。その後、三重県内の福祉事務所長から保護申請の却下の通知書が届きました。Aさんは、年金が、その生活保護の基準にぎりぎりですから、やはり暮らしが大変、病院も行かないといけないということで、不服といたしまして、不服審査請求を行いました。その不服審査請求に対して、福祉事務所の所長は、弁明書と
調査書類などを、三重県の審理の手続を行う審理員、三重県の子ども・福祉部に当たるんですけれども、そこに提出をいたしました。この三重県の審理員は、その福祉事務所長の弁明書と
調査書類などをAさんに送って、反論書などを提出するようにということを求めました。
問題は、この福祉事務所長が提出をした弁明書、
調査書類の中に、Aさんについて虚偽の可能性がかなり高い人権侵害の記述があったという問題でございます。Aさんについて、日頃から自己
中心的な言動が多いため、周りとのコミュニケーションがうまくいかず、近隣住民に敬遠されているような
状況、信頼し合える友人はおらず、同地区の住民には特に警戒されており、話をできる相手がいないという記述や、最近では物忘れが多くあり、認知症と言われる言動がある、それに加え、気難しい性格であるため民生
委員が頻繁に交代しているという記述がございました。
この文書を受け取った高齢のAさんは、大きなショックを受けて寝込んでしまい、こんなことが書かれるなんて死にたいと追い詰められてしまいました。
Aさんの
支援者の方が民生
委員の方に確認をしたところ、ここ数年民生
委員をしています、本人が気難しくて民生
委員が替わることなんてありません、そして、こんなひどいことを言うことはありません、私の知らないところでこんな文書が書かれるなんて民生
委員を辞めたいぐらいですと怒っておられたそうです。そして、Aさんには御友人もございます。
生存権を保障するための機関である福祉事務所が、生活保護を申請した方について、虚偽の疑いの高い、こういう人権侵害の
内容を含む文書を書き、当事者の名誉と尊厳を深く傷つけ、死を考えるような
状況に追い詰めた、このことは絶対に許されることではないというふうに思います。
生活保護の
行政というのは国の法定受託事務ですから、
厚生労働省が責任を持って、この問題を
調査すること、名誉を傷つけたことに対する御本人への謝罪、撤回、名誉回復を行わせること、そして
再発防止策を取ること、
厚生労働省が相談者や申請者の人権侵害を許さないというしっかりとした立場に立っていただきたいというふうに思いますけれども、副
大臣、
お願いしたいと思います。