○足立
委員 日本維新の会の足立康史でございます。
共産党の本村
委員が時間どおり終わるのが珍しいので、ちょっと一瞬焦りまして、走ってまいりましたが、
政府参考人の出入りに時間がかかっておるようでありまして、これはまず全部出てから入ったらいいですよね、という余計なことは言わない方がいいと
思います。
大臣、
基本的に
吉田局長に聞きますが、フジの話は、今、
松尾委員とか神谷
委員もやっていましたが、ちょっとやはり、先ほど
大臣おっしゃったように、とにかく決めないといけないからなということだから、私も
大臣のお立場なら分からないでもないわけでありますが、ただ、結局分かったことは、菅正剛氏は
関係ないということですね、分かったことは。この話は
最初は菅正剛氏から始まったわけです。しかし、菅正剛氏が所属する東北新社はぼこぼこにして、フジは不問に付す。これは逆だったらもう大変ですよ、
予算委員会をまたやれということになって。
だから、元々、当初の問題設定は、やはり私が
指摘したとおり。私は当初から、この郵政省の問題は菅正剛氏は
関係ない、単に郵政省の
職員の
皆さんが飲むのが好きだった、こういう問題だということを私は
最初から
指摘をしてきました。だから、大体私の見立てが合っていたなと思うんですが。
問題は、やはり放送法、電波法の外資規制のずさんさであります。これは、先般の
委員会でも
大臣から、認識は同じだから、この
法改正も視野に入れてしっかりやっていくという御答弁をいただいていますので、未来に向けてはもういいと思うんです、未来に向けては。
ただ、私がかねがね申し上げているように、
国会の
役割は三つある。政権を争うという
機能と
法律を作るという
機能、そしてもう一つが
行政監視でありまして、私は決して
行政監視を軽視しているわけではありませんので、ちょっとこの点だけはもう少し時間を取ってやらせていただきたいと
思います。
吉田局長、大変ですが。
先ほど、今日午前中の審議で分かったことは、昭和五十六年の
見解のときは、いろいろ自民党の部会の要請も背景にあって、
法制局に
見解を求めたということで紙が残っているわけでありますが、今般、そのフジのケースは
法制局に照会をしなかったということですね。
ところが、当時は、これは電波法です、今回は放送法です。たてつけが、それはお隣さんということかもしれないけれども、
基本的には、持ち株会社に関する今回の規律の問題ですから、
基本的には別の話ですよね。
それを同じだと判断して、かつ、その判断には、東北新社は認定、認可のときに、一番
最初のイニシャルで問題があったからアウトというんだけれども、でも、私からすれば、東北新社はかわいそうだと
思いますね。だって、もしそのとき分かっていたら、おまえら、これはおかしいだろうと言っていれば、すぐに直して、こんなものはすぐに直るんだから、すぐに直して認可を取れていましたよね、絶対。絶対というか、そういうことが容易に想像できるわけです。
だから、イニシャルに問題があったからアウト、途中はそれなりの
期間問題があってもセーフというのは、まさに立憲民主党の皆様がおっしゃっていたのと私は全く同じ
意見で、これは恣意的に過ぎる。
局長、恣意的に過ぎると自分でお
思いになりませんか。