運営者 Bitlet 姉妹サービス
使い方 FAQ このサイトについて | login

2021-06-16 第204回国会 衆議院 情報監視審査会 第5号 公式Web版

  1. 会議録情報

    衆議院情報監視審査会規程第二十九条第四項に基づく会議録     ――――――――――――― 令和三年六月十六日(水曜日)     午前十一時十九分開議  出席委員    会長 松野 博一君       山口 俊一君    高市 早苗君       柴山 昌彦君    大島  敦君       津村 啓介君    太田 昭宏君     …………………………………    議長           大島 理森君    副議長          赤松 広隆君    国務大臣         河野 太郎君    衆議院情報監視審査会事務局長           佐藤 憲仁君     ――――――――――――― 六月十一日  特定秘密指定及びその解除並びに適性評価実施状況に関する報告が本審査会に提出された。     ――――――――――――― 本日の会議に付した案件  行政における特定秘密指定及びその解除並びに適性評価実施状況に関する件(特定秘密指定及びその解除並びに適性評価実施状況に関する報告)      ――――◇―――――
  2. 松野博一

    松野会長 休憩前に引き続き会議を開きます。  行政における特定秘密指定及びその解除並びに適性評価実施状況に関する件について調査を進めます。  この際、去る十一日に提出されました特定秘密指定及びその解除並びに適性評価実施状況に関する報告につきまして、政府から説明を聴取いたします。河野国務大臣
  3. 河野太郎

    河野国務大臣 おはようございます。  令和三年六月十一日に国会に提出いたしました特定秘密指定及びその解除並びに適性評価実施状況に関する報告について御説明申し上げます。  第一に、報告趣旨ですが、毎年、特定秘密指定等状況政府において取りまとめ、それに有識者意見を付して国会報告するとともに、公表するものです。  第二に、対象期間ですが、令和二年一月一日から令和二年十二月三十一日までの一年間です。  第三に、運用基準の見直しですが、政府としては、これまでの各議院の情報監視審査会情報保全諮問会議有識者及び特定秘密取扱いを実際に行っている関係省庁等意見を踏まえた検討を行い、令和二年六月十六日に運用基準の一部変更について閣議決定を行いました。  第四に、特定秘密保護法における行政機関は、対象期間末で二十八機関となっております。  第五に、特定秘密指定権限を有する行政機関は、昨年末時点で二十機関となっております。  第六に、対象期間中における特定秘密指定及びその解除並びに適性評価実施状況です。  対象期間中、九の行政機関において五十一件の特定秘密指定され、二の行政機関において四件の特定秘密指定有効期間が満了し、九の行政機関において五十七件の特定秘密指定有効期間が延長されました。また、一の行政機関において三件の特定秘密指定解除されました。  適性評価実施状況でありますが、対象期間中、政府全体で五万九千九百五十八件の適性評価実施されました。なお、評価対象者実施について同意をしなかった件数は、政府全体で五件でした。  第七に、対象期間時点における特定秘密指定及びその解除並びに適性評価実施状況でありますが、対象期間時点において、十二の行政機関で六百十三件の特定秘密指定されております。  特定秘密が記録された行政文書保有状況については、政府全体で五十二万三千百七十件となっております。  また、適性評価を経て特定秘密取扱いの業務を行うことができる者の数は、全体で十二万八千四百五十二人となっております。  第八に、内閣独立公文書管理監及び情報監視審査会への対応です。  内閣独立公文書管理監による検証・監察が行われた結果、四件の是正の求めがあり、当該省庁において対応がなされました。  衆議院情報監視審査会では、関係行政機関指定した特定秘密に関する調査に対し、説明が行われました。また、衆議院情報監視審査会令和元年年次報告書における政府に対する意見について、政府対応状況説明しております。  令和三年五月十一日に衆議院議長に提出された衆議院情報監視審査会令和二年年次報告書には、政府に対する御意見が掲載されております。政府としては、御意見を重く受け止め、その趣旨を十分に踏まえ、必要な対応を検討し、説明してまいりたいと考えております。  第九に、内閣独立公文書管理監からの意見ですが、特定秘密保護法のより一層適正な運用に努められたい旨の意見がありました。  第十に、有識者からの意見ですが、第十回情報保全諮問会議に際し、本報告に関して御意見がありましたので、必要な修正を行ったほか、特定秘密保護法運用等についても御意見をいただいております。  以上が本報告の概要となりますが、政府といたしましては、今後とも、法律の適正な運用を積み重ねていく中で、常にその改善に努め、特定秘密取扱い客観性透明性の一層の向上を図ってまいります。
  4. 松野博一

    松野会長 以上で説明は終わりました。  本日は、これにて散会いたします。     午前十一時二十三分散会