○吉田(宣)委員 おはようございます。公明党の吉田
宣弘でございます。
本日も本当に貴重な質疑の機会をいただきましたこと、
委員長、それから
理事各位、また委員の
皆様に心から感謝を申し上げて、質問に入らせていただきたいと思います。
昨日の参考人質疑でも私は申し上げたところでございますけれども、私が居住をしている福岡県の久留米市という町は、三年連続で
水害が起きているというところでございます。
そういった町でございますので、
水害に関する市民の関心というのは極めて高い
状況にあります。私もそのうちの一人でございますけれども、その
水害というものについて関心が高い
住民の方が、じゃ、まず、何をもって自分の住んでいる、暮らしているその
地域の
水害状況というものを把握するのかと考えますれば、それはやはり
ハザードマップの存在であろうというふうに思っております。
ただ、一言に
ハザードマップと申し上げましても、様々な種類の
ハザードマップがあって、国民は、どの
ハザードマップを見たら自分の
地域のことがよりよく分かるのかという意味では、結構迷っておられるのではないのかなというような気もいたします。
例えば氾濫
ハザードマップ、これは
河川が氾濫を起こすというようなことでございまして、これはもう決してあってはならないことでありますが、その際に起きる
被害というのも、これは尋常じゃないということが
ハザードマップ上でも示されております。それを見ると本当に末恐ろしくなるのですけれども、恐らく、相対的に確率はそんなに高くはないのではないのかなという気がします。
実際に、久留米市で起きている
洪水についても、筑後川という、本当に暴れ川と呼ばれる川なんですけれども、その川が別に氾濫を起こしたわけではございません。そういった意味では、この
ハザードマップの在り方についても少し工夫が要るのではないのか。また、先日の秋田参考人の御意見にもそのような趣旨の
お話があったかと思います。
そこで、迅速、円滑な
避難のため、想定最大
規模の
洪水に
対応した
ハザードマップ、これは極めて重要だと私も思っておりますが、実際は、内水
ハザードマップや、
住民が身近に感じる
発生頻度の高い
水害リスクの
情報についても、これはしっかりと発信をしていくべきと私は考えておりますけれども、国交省の御
認識をお聞かせいただければと思います。