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青山(雅)
委員 今お約束いただいたとおり、その後で結構ですけれ
ども、しっかりとした
対応をお願いいたします。
続きまして、現状それから過去を振り返って、
コロナ対策もそろそろ見直すべき時期が来ていると思いますので、資料を提示しながらお伺いします。
まず資料四、これは当
委員会の
理事会にのみ開示された資料、それが最新版にアップデートしたものを月曜日に受け取ったものです。
これは何が大事かというと、各月で
新規陽性者となった方が最終的にお亡くなりになった方はどのくらいか、つまり致死率がどのくらいかというのを、日本で多分これだけです、きちんと出ているデータは。
これは驚くべきデータですけれ
ども、七月は〇・二%なんですね。〇・二%というのは、御存じだと思いますけれ
ども、インフルエンザとそんなに変わらない、季節性のインフルエンザと。まず、そういうような
状況になってきています。
尾身先生が
先ほど、
状況の変化ということで、どうしたら終息すると言っていいのかというところの一つのめどが見え始めているんですね、実は。
それからもう一つは、
ワクチン接種が先行している国々はどうなっているか。これは資料五の一、資料五の二。これは両方ともイスラエル保健省のデータからうちが拾ったものですので、正確性は間違いございません。
これを見ていただくと、黄色のが未
接種者、緑が二回
接種している方です。青いのが三回
接種までいっている方。これを見ると、もちろん、やはり
接種に効き目はあるわけですけれ
ども、
感染予防ということではやはり不十分である。余り変わらない、言ってしまえば、陽性者を抑えるのは。これを見るとこれは明らかです。
ですから、
ワクチンが
感染予防対策にまではならないということは、これは今日もそういう
趣旨で尾身さんもお答えされていましたけれ
ども、それははっきりしていることだと思います。
それから資料六の一、これはスコットランド。これは、何と六十歳以上は九九%以上が既に二回
接種を受けている。最初の六の一が、年代ごとの
接種率、六の二が、九九%が
接種している六十歳以上の
新規陽性者、経時的なグラフです。
これを見ると、やはり九九%が打っても
感染を止めることはできないんです。つまり、やはりゼロ
コロナは
ワクチンを打っても無理だということははっきりしているわけですね。
そして、
最後、これは
是非尾身会長によく検討いただきたいんですけれ
ども、
東京都が人流を非常に細かく検討されています。これは多分御覧になっていると思うんですけれ
ども、そこに私
どもの事務所で、レイヤーでもって
東京都の
感染者数を重ね合わせてみました。
これを見ていただくとすごくショッキングなんですけれ
ども、下に大きい赤い矢印を出しているところが、人流がおおむね増えているところ、青い矢印が、減っているところ。これは見事に逆相関なんですよ。人流が増えると減って、逆に、減ったところで、つい最近の第五波ですけれ
ども、急激に。二週間のタイムラグと言われると思ったので、これはちゃんと二週間きちんとしてあります。
赤と青がありますけれ
ども、これを見ていただいて、これは赤が、二週間と書いてある幅が二週間のタイムラグです。このタイムラグを見ていっていただいても、人流の抑制とあるいは拡大と、
感染の上下には、余り因果関係とか相関関係がないのははっきりしていると思います。
結局、何をお聞きしたいかというと、
ワクチン先進国でも
感染拡大状況がある。そして、英米仏などは、御
承知のとおり、欧米はスポーツや音楽のビッグイベントをどんどん開催して、人流抑制というのはもう捨てているんですね。
こういう致死率の低下、それから
ワクチンを打っても
感染を抑えることはできない、それから人流と
感染者増減の逆相関というところを見ると、今後の対策というのはゼロベースで考え直していく方が私はいいんじゃないか、もうそういう時期だと思うんですが、それについて
大臣と尾身会長の御意見をお伺いしたいと思います。