○長妻
委員 是非
田村大臣、
国民の健康、命を守る
内閣での責任
大臣ですから、そういう
意味では、是非解除の判断については科学的に、分科会に、解除するという前提で諮問するというよりは、諮問の仕方も私ちょっと疑問に思うんですけれども、こうしますけれどもどうですかじゃなくて、非常に微妙なときはどうするか、まずは御
意見を白紙の状態で聞かせていただきたいというような形で分科会に諮っていただきたいということで、是非、何か空気に、菅政権をもたせるためには云々かんぬんとか、まさかそんなような発想はないと思いますけれども、そういうことがあったときは、今の
尾身先生の言葉どおりの判断を是非していただきたいというふうに思います。
そしてもう一点、飲食店なんですけれども、これは、
緊急事態宣言でいろいろな対策というのがなされておりますけれども、私は、ちょっと行き過ぎたところと、行き過ぎなさ過ぎる、もっとやらなきゃいけないところが混在しているんじゃないかなと。
確かに、不要不急の外出というのは今自粛になっておりますけれども、外に散歩に行くとか、マスクをして人と距離を離して、そして公園に行くとか、そういうことまで自粛だと考えておられる
方々もおられるので、やはり、マスクを外していろいろ飲食をしながらおしゃべりをする、こういうところを本当にピンポイントで規制をして、それ以外はある程度、マスクをして、人との距離が離れて、屋外ということについては相当許容していく、私はそういうめり張りが必要なんじゃないかなと。
尾身先生が作っていただいた資料をいろいろ配っておりますけれども、例えば三ページ以降ございますが、「歓楽街や飲食を介しての感染が感染拡大の原因」。四ページ、「クラスターの発生は飲食店で先行した後に
医療・福祉施設で発生する」。五ページ、「レストランの再開が感染を最も増加させる」。六ページ、「感染経路が分からない感染の多くは、飲食店における感染によるものと考えられる。」その理由は三つある、こういう具体的な例で書いていただいて、これは私は全くそのとおりだと思います。
私も、歓楽街をこの前の土曜日夜、別に私が飲みに行ったというんじゃなくて、どういう
状況なのかちょっと見てまいりましたところ、六時から七時頃行ったんですけれども、もうすし詰め状態で、密封された居酒屋さんで、ひどいところはもう肩が触れ合うぐらいの形で皆さん楽しく飲んでおられて、八時の前ですけれどもね、そういうお店がたくさんあるわけです。
深夜営業も、うちはもう深夜営業を負けずにやっていますというところで、夜九時頃行くと若者が並んでいるわけですね、そこに。そういうような
状況、つまり、夜八時の前でもいろいろな課題があるんじゃないのかなと。これは
緊急事態宣言が解除された後も同じだと思いますけれども。
その中で、
尾身先生が一ページ目に、二酸化炭素濃度測定器を用いて店内を測定して収容人数を調整する、こういう案も出されておられますし、テーブルとテーブルの間を一定以上、目安、一メートルから二メートル離す、あるいはBGMをかけない、こんなようなことも出しているんですが、これはちょっと
田村大臣にお伺いするんですけれども、是非、健康と命を守る担当の
大臣として、やはり飲食店について、午後の八時より以前についても一定の指導や
調査あるいは規制、そういうこともかけたらいいんじゃないのか、あるいは、
緊急事態宣言が終わった後も一定程度そういうものは続けた方がいいんじゃないのか、こういう進言をしていただきたいと思うんですが、いかがですか。