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2021-05-21 第204回国会 衆議院 議院運営委員会 第38号
公式Web版
会議録情報
0
令和三年五月二十一日(金曜日) 午後二時
開議
(
衆議院規則
第六十七条の二による)
出席委員
委員長
高木
毅君
理事
御法川信英
君
理事
盛山 正仁君
理事
松本 洋平君
理事
井上
貴博
君
理事
福田 達夫君
理事
井野 俊郎君
理事
小川 淳也君
理事
青柳陽一郎
君
理事
佐藤
英道
君 武井 俊輔君 武部 新君 根本 幸典君
屋良
朝博君
塩川
鉄也
君
青山
雅幸
君 浅野 哲君 …………………………………
議長
大島 理森君 副
議長
赤松 広隆君
国務大臣
西村
康稔
君
事務総長
岡田 憲治君 ――
―――――――――――
委員
の異動 五月二十一日
辞任
補欠選任
武内
則男
君
屋良
朝博君
遠藤
敬君
青山
雅幸
君 同日
辞任
補欠選任
屋良
朝博君
武内
則男
君
青山
雅幸
君
遠藤
敬君 ――
―――――――――――
本日の
会議
に付した案件
新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言
及び
まん延防止等重点措置
の
区域変更
の
事前報告
に関する件 ――――◇―――――
高木毅
1
○
高木委員長
これより
会議
を開きます。 この際、
新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言
及び
まん延防止等重点措置
の
区域変更
について、
西村国務大臣
から
事前報告
を聴取いたします。
西村国務大臣
。
西村康稔
2
○
西村国務大臣
各党
の
皆様
におかれましては、
政府
の
新型コロナウイルス感染症対策
に御
協力
を賜り、御礼申し上げます。
全国
の各
都道府県
の
新規陽性者数
を見ると、横ばいや
減少傾向
にある県が見られる一方、引き続き
増加傾向
にある
地域
も多く、
感染力
の強い
変異株
が広がる中で、多くの
地域
で
病床
が厳しい
状況
にあり、
重症者数
や
死亡者数
も
増加傾向
が続いております。
政府
として、極めて強い
危機感
を持って
対応
し、何としても
感染拡大
を抑え込む必要があると
考え
ております。 特に、
沖縄
県においては、
新規陽性者数
が非常に多く、その直近の
伸び率
も高く、
病床使用率
や
療養者数
が非常に高い
水準
であるなど、複数の
指標
で
ステージ
4
相当
であることから、
緊急事態措置
を実施すべき
区域
に追加する必要があります。県からも
緊急事態措置
の
適用
について
要請
をいただいており、
酒類
の
提供
の
停止
や、県をまたいだ移動、特に
県外
からの来県の
自粛要請
を含めた強い
措置
が必要と
考え
ております。 また、
愛媛
県については、県独自の
取組
として四月当初から
営業
時間
短縮要請
を行い、四月二十五日から
蔓延防止等重点措置
を実施してきたことで、
新規陽性者数
は一桁台まで減少し、
病床使用率
も
ステージ
2
相当
が視野に入るなど、ほとんどの
指標
で
ステージ
2
相当
以下であることから、
蔓延防止等重点措置
を実施する必要がなくなったと認められます。 このような
状況
を踏まえ、本日、
基本的対処方針分科会
を開催し、五月二十三日から六月二十日までを
期間
として、
緊急事態措置
を実施すべき
区域
に
沖縄
県を加えること、また、五月二十三日以降、
蔓延防止等重点措置
を実施すべき
区域
から
愛媛
県を除外することについて、御了解をいただいたところであります。これを受け、この後、
政府対策本部
を開催し、これらについて決定したいと
考え
ております。 このほか、本日の
分科会
では、インドで
最初
に確認された
変異株
を踏まえ
水際対策
を
強化
すべき、
抗原検査キット
の
活用
など
検査
を拡充すべき、
蔓延防止等重点措置
をより柔軟に
適用
できるよう運用の
在り方
を見直すべきといった御
指摘
をいただきました。こうした
議論
も踏まえ、
感染拡大防止策
の
強化
に取り組んでまいります。 なお、
岐阜
県からは
緊急事態措置
の
適用
について
要請
があり、
茨城
県からは
蔓延防止等重点措置
の
適用
について改めて
要請
がありました。 まず、
岐阜
県については、
病床使用率
は高いものの、
入院率
が高いことにも表れているように、これまで
基本
的に
陽性者
を全て入院させる
方針
を取っているためであり、
自宅療養者
はゼロであること、また、
蔓延防止等重点措置
で
酒類提供
を
停止
するなど
緊急事態宣言
と
同等
の強い
措置
により
繁華街
の人出が
減少傾向
にあるとともに、
新規陽性者数
は
愛知
県の
影響
もあり高い
水準
であるものの、
愛知
県において今週末から
大型商業施設
の
土日休業
を
要請
するという
対策強化
を行う方向にあること、私自身、
中京圏
の
経済団体
に対し、
テレワーク
の
徹底等
による
出勤者
の七割削減を直接強く
要請
したことから、引き続き、
岐阜
県と連携して
状況
や
データ
の
分析
を進めてまいります。 また、
茨城
県については、
療養者数
及び
陽性率
が
ステージ
2
相当
であることを含めて全ての
指標
で
ステージ
3
相当
以下であり、急激に
感染拡大
している
状況
ではないと見られること、また、県独自の施策として
飲食店
に対する二十時までの
営業
時間
短縮要請等
に取り組んでいることから、引き続き、他の
都道府県
も含め、各県と連携して
状況
や
データ
の
分析
を進め、徹底した
感染防止策
を講じつつ、必要となれば機動的に
対応
していくことといたします。 国民の
皆様
の命と健康を守ることを第一に、
都道府県
と緊密に連携しながら、
感染拡大
の
防止
に向けた
取組
を徹底してまいります。
各党
の
皆様
におかれましても、何とぞ御
理解
と御
協力
をよろしくお願いいたします。 ――
―――――――――――
高木毅
3
○
高木委員長
ただいまの
事前報告
について
発言
を求められておりますので、順次これを許します。
井上貴博
君。
井上貴博
4
○
井上
(貴)
委員
自由民主党の
井上貴博
です。 時間もありませんので、四問まとめて
質問
をさせていただきたいというふうに思います。 まず
最初
に、本日、ファイザーに加え、モデルナ、アストラゼネカが承認されると聞いております。
新型コロナウイルス対策
は、迅速な
ワクチン
の
接種
の完了にもう尽きるものだというふうに感じております。 そういう中で、各地で
集団接種
が行われるということもお聞きしております。福岡市でも、五月の二十八日から
集団接種会場
を五時間延長し、七月から二十四時間
体制
で行うように計画をさせていただいております。そういう中で、
全国
でも三十か所以上、
集団接種会場
をやられるとお聞きしておりますが、その中で、
予診票
の記入、問診、
接種
という流れの中で、その
オペレーション
がどのように行われることが一番効率的なのかというのを
厚生労働省
は明確に持っていらっしゃいます。 そういう中で、その御指示をまずいただきたいというふうに思いますし、四十七
都道府県
、千七百市町村に、そのやり方、方法、そして、最も効率的な
オペレーション
の
在り方
について御示唆いただければありがたいというふうに思っています。 二問目に、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金
について
質問
させていただきたいと思います。
緊急事態
、それから
蔓延防止
などによる
休業支援
など、各
自治体
が行っている
支援策
の
財源
は、ほとんどが国からの
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金
で
対応
していると言っても過言ではありません。そういう中で、これだけ
緊急事態
や
蔓延防止
が多くなってまいっています。そういう中で、地方
自治体
の
財源
がなかなか大変な
状況
になっております。それを御
検討
いただければというふうに思います。 それから、
雇用調整助成金
については、いろいろな
各種団体
から
継続
の
要請
が行われております。何とぞこれを
検討
していただきたいと思いますが、御
検討
ください。 それと、
ワクチンパスポート
について、これから
検討
されるというふうに思います。
ワクチンパスポート
が、
経済活動
を再開する上で必須になってくるというふうに思います。 そういう中で、今どのように進んでいるのか、各
省庁
の
取組
はどうなのか。そして、
ワクチンパスポート
をする上で、
ワクチン接種
に関しては
ローマ字表記
が必要になります。そういう中で、今、
ワクチン接種
を行っている
方々
に対しての
ローマ字表記
は行われておりません。そういう面では、
是非
、これも今、
接種
の
段階
でつけ加えていただければありがたいと思っています。 以上であります。
西村康稔
5
○
西村国務大臣
まず、
ワクチン接種
については、御
指摘
のように、
地域
でそれぞれ
工夫
をされておられますが、
地域
によって
状況
は様々であり、最も効率的な
オペレーション
をお示しすることはなかなか難しいんだと思いますが、その上で、
厚生労働省
により、各
自治体
の
参考
となる
取組事例
について
周知
が行われているものというふうに
承知
をしております。 できるだけ
早期
に一日百万回
接種
できる
体制
をつくり、七月末を念頭に、各
自治体
が、希望する
高齢者
に対して二回の
接種
が終えられるよう、私の
立場
でもしっかりと
田村大臣
、
河野大臣
をサポートしていきたいと
考え
ております。 そして、
地方創生臨時交付金
につきましては、これまで約三・六兆円の予算を
措置
しておりまして、先般、四月三十日にも三千億円分の各県の
配分額
をお示しし、速やかな
事業着手
を可能としているところであります。
地域
の
事情
に応じたきめ細かな
支援策
が取れるように、引き続き後押ししてまいりたいと思います。
予備費
が
残り
四兆円ありますので、この
活用
も含め、機動的な
対応
、必要な
対策
を講じていきたいというふうに
考え
ております。 また、
雇用調整助成金
の七月以降の取扱いにつきましては、
厚生労働省
において適切に
対応
していくものと
考え
ておりますけれども、今回の
沖縄
県を
緊急事態措置
の
対象地域
にすることも含め、
感染
の
状況
、
雇用情勢等
を踏まえつつ、私の
立場
からも、
田村大臣
と連携しながら
対応
していきたいと
考え
ております。 また、いわゆる
ワクチンパスポート
、
ワクチン
の
接種証明
の
活用
については、欧州を始め、様々な
議論
が国際的にあるというふうに
承知
をしております。
政府
において、今般、
加藤官房長官
の下、
内閣官房
において
関係省庁
と連携して
検討
を深めていくものというふうに
承知
をしております。御
指摘
の
ローマ字表記
の件を含め、具体的な
接種証明書
の内容について、引き続き、国内外の
議論
、各国の
対応状況
を注視し、知見の収集にも努めながら、
検討
を深めていきたいというふうに
考え
ております。
井上貴博
6
○
井上
(貴)
委員
終わります。
高木毅
7
○
高木委員長
次に、
屋良朝博
君。
屋良朝博
8
○
屋良委員
立憲民主党
、
屋良朝博
でございます。
沖縄
県の
緊急事態宣言
、
期間
が二十九日、これまでの
宣言
の中でも長い方だというふうに感じました。
人口規模
が小さい
沖縄
で、この日数にした理由は何でしょうか。
西村康稔
9
○
西村国務大臣
これまで
蔓延防止等重点措置
も講じてきているところですが、
連休明け
後、急激に
感染拡大
して、過去最多の
数字
など日々二百人
規模
の
陽性者
となっている中で、これまでの
緊急事態宣言
の
基本
的な
考え
方は、二週間
措置
をやって、二週間、その後、その成果を見ていく、
状況
を見ていくということですので、
基本
的に、四週間、約一か月程度ということで、
基本
に立ち戻り、非常に高い
数字
が出ておりますので、今回、六月二十日までというふうにさせていただいたところです。
屋良朝博
10
○
屋良委員
ある自民党の重鎮の
政治家
が、十九日に、
蔓延防止措置
、
緊急事態措置
は
効果
がないと断言なさいましたけれども、この認識でよろしいでしょうか。
西村康稔
11
○
西村国務大臣
地域
によって、
感染状況
、そして
クラスター
の
発生状況
などが違いますので、一概に申し上げられませんが、例えば、宮城県、
愛媛
県など
地方部
において、その
中心部
、
県庁所在地
での
感染拡大
を抑えるためにこの
蔓延防止等重点措置
を
活用
すれば、
効果
は明らかに出てきているものというふうに思います。 それから、
大都市部
においても、
東京周辺
の三県、
蔓延防止等重点措置
を講じてきているところですが、
緊急事態宣言
と
同等
の、
酒類
、お酒の
停止
、カラオケの
停止
など
要請
を行って、そして急
拡大
を防いでいる、こういう
効果
も出てきているものというふうに思います。 いずれにしても、
地域
の
状況
に応じてこの
蔓延防止等重点措置
を機動的に講じていければというふうに
考え
ております。
屋良朝博
12
○
屋良委員
そうすると、
政府
のお
考え
と全く逆のことをおっしゃっているということなんですけれども、
政府
の要職も歴任された、
影響力
のある方なので、この
発言
、
政府
として、撤回を求めるなりあるいは抗議を申し入れるなり、そういった
対応
は必要だとお
考え
でしょうか。
西村康稔
13
○
西村国務大臣
沖縄
県の
感染状況
や
病床
の
状況
など、与党にも丁寧に説明をしていきたいというふうに
考え
ております。
沖縄
県のことで申し上げれば、四月に
拡大
した後、一旦は
感染
がかなり減少して落ち着いてきました。これは、
蔓延防止等重点措置
の
効果
が一定程度あったものというふうに思います。 その後、
連休
で、例年ほどではないですけれども、昨年に比べればかなり多い
観光客
の方が
沖縄
を訪れて、その
影響
もあり、ここに来て、
連休
後、
感染
が急
拡大
しているものというふうに思いますので、
蔓延防止等重点措置
の
効果
が全くないということではないと思いますが、他方、先ほど申し上げた
首都圏
の三県はお酒の
提供
も
停止
をしている中で、
沖縄
県はそこまで強い
措置
は講じていなかったということもありますので、当然、
感染状況
や
クラスター
の
状況
、あるいは取っておられる
措置
、こういったものによって差は出てくるものというふうに思います。 いずれにしましても、与野党を超えて、できるだけ丁寧に
状況
などを説明していきたいというふうに思います。
屋良朝博
14
○
屋良委員
蔓延防止措置
から
緊急事態宣言
へというふうになって、
酒類
の
提供
も控えるようにというふうなことが書き込まれておる。そうすると、その新しい
措置
によってこれは
効果
が出るよというふうに
政府
は期待しているはずであって、それが全く、そんなのは
効果
がないよというこの
発言
とはまるっきり逆のことを言っているような気がするんですけれども、この
発言
を放置しておると、
緊急事態
とかの中でも苦しみながら頑張っていらっしゃる全ての人に対して、私は失礼だというふうな気がするんですけれども、
大臣
、これはそのままでいいとお
考え
ですか。
西村康稔
15
○
西村国務大臣
御
指摘
の
発言
の詳細は
承知
をしておりませんけれども、私の聞いているのは、いわゆる
島嶼部
である
沖縄
県でありますので、
来訪者
を通じた
感染拡大
を防ぐことが大事だと。国と国との国境の
水際
ではありませんけれども、
水際
措置
的な
対策
が重要であるということを
指摘
されたものと
理解
をしておりますが、いずれにしても、
状況
などを丁寧に説明していきたいというふうに思います。
屋良朝博
16
○
屋良委員
その
水際対策
が不十分である
沖縄
県を、ばか呼ばわりしたんですね。そうすると、
変異株
を
防止
できていない現状、
菅政権
全体に対しても同じような評価だというふうに受け止められるんですけれども、
大臣
、どのように受け止められますか。
西村康稔
17
○
西村国務大臣
御
指摘
のような呼ばわりをしたようなふうに私は
理解
をしておりませんけれども、いずれにしても、詳細は
承知
しておりませんが、
沖縄
県は
沖縄
県で
蔓延防止等重点措置
を含めて
対策
を取られてきたものと思います。ただ、
緊急事態
と
同等
の強い
措置
は取られていなかったこと、それから、
水際
、いわゆる
沖縄
県に入ってくる人の
検査
も、進められておりますが、なかなか
検査
を強制できない中で、全員受けていただけないというふうな
事情
はあります。 それから、今年に入って、一月以降ですね、
成人式
後のやはり
飲食
で大きな
クラスター
が若者を
中心
に発生したり、最近でも
飲食
を伴う
クラスター
も発生しておりますので、いろいろな
事情
で
感染
は
拡大
しておりますので、それぞれ適切な
対策
を取っていくことが重要だというふうに
考え
ております。
屋良朝博
18
○
屋良委員
それから、これはちょっと聞き捨てならなかったんですけれども、
沖縄
県は独自に
対策
をすべきであって、国に頼るなとおっしゃったんですね。
感染症対策
というのは国の責任であるわけでありまして、そういったその
基本
を無視したような
発言
は、しかも、
沖縄
のみに
対策
を求めているような
発言
が、差別的ではないかというふうな受け止め方をする
人たち
もたくさんいるんですね。それについてはどう思われますか。
西村康稔
19
○
西村国務大臣
国と県が連携をして
感染
を抑えていく、それぞれ、
立場
、
持ち場
がありますので、私も
玉城知事
とはもう頻繁に連絡を取り合って
対応
してきております。それぞれの
知事
と連携して、
持ち場持ち場
で、しっかりと、そして、
感染拡大
しているところは特に強い
措置
で
感染
を抑えていく、そのことが
病床逼迫
を抑えることにもつながりますので、
是非
、引き続き、私の
立場
で
沖縄
県をしっかりとサポートして、そして、
医療提供体制
もしっかり
確保
できるように応援をしていきたいというふうに
考え
ております。
屋良朝博
20
○
屋良委員
どうもありがとうございます。 終わります。
高木毅
21
○
高木委員長
次に、
佐藤英道
君。
佐藤英道
22
○
佐藤
(英)
委員
公明党の
佐藤英道
です。
高齢者
の
方々
の
ワクチン接種
を七月末までに完了させるには、
接種
を安全かつ迅速に行う必要があります。例えば、
高齢者
が椅子に座ったままで
医師
や
看護師
が
会場
内を巡回する
方式
や、
ドライブスルー方式
など、
自治体
自らが
工夫
をしております。
政府
は、こうした有効な
事例
を、動画なども
活用
し、
全国
の
自治体
に
情報提供
を行うべきです。
見解
を求めます。
西村康稔
23
○
西村国務大臣
御
指摘
のように、各
自治体
で
創意工夫
を凝らして、
接種
を円滑に進めていく
対応
が取られております。
厚労省
において、各
自治体
の
参考
となる
取組事例
について
周知
が行われているものと
承知
をしておりますし、また、それぞれの
地域
の
事情
を反映して必要となる
費用
も含めて、
ワクチン接種
の
費用
については
全額国
が
負担
をするという
方針
で臨んでおりますので、それぞれの
地域
で
実情
に応じて
創意工夫
していただきながら円滑に進むように取り組んでいただき、それを国がしっかりと
支援
していきたいというふうに
考え
ております。
佐藤英道
24
○
佐藤
(英)
委員
残念なことに、現在においても打ち
手不足
の問題がいまだに解消されておりません。
政府
は、各
自治体
の打ち
手不足
の実態をつかめていないとも聞いております。打ち
手不足
の解消に向けて
全力
で
自治体支援
に当たっていただきたい。
見解
を求めます。
西村康稔
25
○
西村国務大臣
ワクチン接種
については、昨日は三十三万五千件強、そして、これまで最大は十七日の四十九万二千件強、五十万件弱ですね。一日も早く一日百万回
接種
できるように、そして、希望する
高齢者
が七月までに二回
接種
が終えられるように取り組んでいきたいと
考え
ております。 そのために、
医療関係者
の
確保
が重要であります。
医師
や
看護師
に加え、
歯科医師
にも御
協力
をいただき、また、
研修医
の
活用
も進めているところであります。 さらに、
厚生労働省
の、
医療
のお
仕事Key
―
Net
が、
医師
と必要とする
自治体
との
マッチング
を進めております。そうした中で、
尾身会長
も
共同代表
を務められる、
医師
の
セカンドキャリア
と
地域医療
を支えるネットワークというNPOが、
医師
の
確保
、二千五百人、
全国
で
確保
したということでありまして、登録をしておりますので、必要な
自治体
への今
マッチング
をこの
Key
―
Net
で進めているところであります。
是非
、必要な
自治体
の
皆さん
には、この
厚労省
の、
医療
のお
仕事Key
―
Net
にアクセスしていただく、あるいは、
官邸ホームページ
からもアクセスが可能ですので、こうした
マッチング
を進めながら、
医療従事者
、
接種
をされる方の
確保
に
全力
を挙げていきたいというふうに
考え
ております。
佐藤英道
26
○
佐藤
(英)
委員
是非
ともよろしくお願いしたいと思います。 次に、
支援策
ですが、
雇用調整助成金
の
特例措置
の
期限
を始め、
緊急小口資金
、
総合支援資金等
の
申請期限
について、七月以降も
是非
とも
継続
すべきであります。
早期
の決断を求めます。いかがでしょうか。
西村康稔
27
○
西村国務大臣
御
指摘
の様々な
支援策
、厳しい
状況
にある
皆さん方
への
支援
ということで用意をしてきておりますけれども、それぞれの
延長等
につきましては
所管省庁
において適切に
対応
していくものと
考え
ておりますけれども、今般、
沖縄
県を
緊急事態宣言
の
対象地域
、六月二十日までとするということも含めて、
感染
の
状況
、
経済
の
状況等
を踏まえつつ、私の
立場
からも、各
大臣
としっかり連携しながら
対応
していきたいと
考え
ております。 特に、
予備費
が四兆円ございますので、この
活用
も含めて、機動的に必要な
対策
を講じていきたいというふうに
考え
ております。
佐藤英道
28
○
佐藤
(英)
委員
緊急事態宣言
によりまして多くの
事業者
に甚大な
影響
を生じる懸念があり、
地方創生臨時交付金
の速やかな
追加交付
を求めます。 また、
緊急事態宣言等
に伴う
休業
や時短の
要請協力費
について、現行は、
地方負担
二割の総額が昨年三次補正の
感染症対策分
を超えないと国からの
支援
が発動されない仕組みになっています。
自治体
が
協力金
の
継続
に不安を抱えるほど大きな重圧となっております。
見直し
を行うべきではないでしょうか。 併せて
見解
を求めます。
西村康稔
29
○
西村国務大臣
御
指摘
の
地方創生臨時交付金
でございます。 今般、五千億円の
予備費
を決定しまして、そのうちの三千億円分について先行して各県に
配分額
をお示しいたしました。速やかな
事業着手
を可能としているところであります。
残り
二千億円についても、
状況
を踏まえ、必要な
支援
に
活用
いただけるように
配分
をまた
考え
ていきたいというふうに思います。 その上で、御
指摘
の、
自治体
の
負担分
、
協力金
に対する
負担分
については、この
地方創生臨時交付金
の
地方単独事業分
を充当することも可能としておりまして、これまで四兆円近くを
措置
してきております。 お
地元
、
関係
の
北海道
については、二千百九十二億円をこれまで
配分
させていただいておりますし、また、
全国
で七千四百億円が本年度に繰越しもされておりますので、そういったことの
活用
も可能かと思いますが、引き続き、
地域
の
状況
に応じてしっかりと
支援
をしていきたいと
考え
ております。 特に、
自治体負担分
が多額にわたる場合、
地方創生臨時交付金
のこの
地方単独事業分
とは別に、
地方負担分
が、
配分
されたこの
感染症対応分
を上回る場合に、その上回る額の九五%を交付することとしておりますので、そういったことも含めて、それぞれの
地域
の
実情
、
財政状況
も踏まえて必要な
支援
を行っていきたいというふうに
考え
ております。
佐藤英道
30
○
佐藤
(英)
委員
私の
地元北海道
は、百四十四億円を
負担
しないと国の
支援
が発動されません。非常に高いハードルであります。真剣に
見直し
を
検討
していただきたいと思います。 さらに、
予備費
の積み増しも含めて、引き続き鋭意
検討
をお願い申し上げまして、私の
質問
を終わります。
高木毅
31
○
高木委員長
次に、
塩川鉄也
君。
塩川鉄也
32
○
塩川委員
日本共産党
の
塩川鉄也
です。 国の
ワクチン
大
規模接種
に関して、
東京
・
練馬
区の
前川区長
は、非常に困惑していると述べております。
前川区長
は、
練馬
区では、
年齢別
、
段階別
に
予約
を受けるなど
工夫
をしてほしいとの国からの
要請
を踏まえて、まずは七十五歳以上の
高齢者
に
接種券
を送付したが、国の大
規模接種
が六十五歳以上を
対象
にしたため、区からの
接種券
が届いていない
高齢者
から多くの苦情が寄せられているとしております。 国の
取組
が
自治体現場
を
混乱
させているのではありませんか。
西村康稔
33
○
西村国務大臣
東京
、大阪におきます自衛隊大
規模接種センター
、五月二十四日から
稼働開始予定
でありまして、五月十七日から六十五歳以上の
高齢者
を
対象
に
接種予約
の受付を開始したというふうに
承知
をしております。 そして、この
高齢者向け
の
接種券
の
発送
については、
厚労省
から
自治体
に対しては、標準的には四月二十三日頃までに
発送
することを示しております。
東京
都の全
自治体
のうち、多くの
自治体
で四月二十三日までに
発送
を開始されたものと聞いております。ただ、御
指摘
のように、
練馬
区など一部の
自治体
で
混乱
があったというふうに聞いております。 今後、より一層、
市区町村
における
ワクチン接種
の
取組
と連携するとともに、住民の
皆さん
の間で
混乱
を招くことがないように準備を進めていくというふうに
承知
をしております。
塩川鉄也
34
○
塩川委員
システムの問題を含めて改善すべき点は改善する、しっかりとした
対応
を求めたい。 前川
練馬
区長は、
ワクチン
の配付量とスケジュールを示してほしいと要望しています。
ワクチン
の安全、迅速な
接種
のために、
ワクチン
配付スケジュールや
医療
スタッフの
確保
支援
など、
自治体
の
実情
に即した、国としてロードマップを明らかにすべきではありませんか。
西村康稔
35
○
西村国務大臣
六月末までに、希望する全ての
高齢者
が二回
接種
できるように、その可能となる数量を超える一億回分が供給される見通しとなっております。
厚労省
から、
ワクチン
の供給の見通し、そして配送時期をお知らせしたところであります。これを受けて
自治体
において
接種
が進められていくこととなります。 そして、御
指摘
の、
医療従事者
の
確保
につきましては、
医師
、
看護師
に加えて、
歯科医師
、それから、
研修医
などにもお願いをしているところであります。 また、先ほど少し申し上げましたが、
厚労省
の、
医療
のお
仕事Key
―
Net
というところで
マッチング
をしておりまして、尾身先生も代表を務められるNPOで
医師
二千五百人を
確保
しておられるということでありますので、
是非
、必要な
自治体
は
活用
いただければと思いますし、さらに、土日や夜勤における
接種
単価の引上げ、あるいは、
集団接種
に
医師
、
看護師
を派遣した
医療
機関への
支援
などを行っているところでありますが、更に必要となる
支援
についてはしっかりと講じていきたいというふうに
考え
ております。
塩川鉄也
36
○
塩川委員
インド
変異株
の
感染拡大
が危惧されます。インドからの帰国者は八千人といいます。インドからの入国者の停留
期間
は六日。
尾身会長
は、公衆衛生の常識でいえば停留
期間
を十四日間にした方がよいと述べております。 ホテルの部屋を
確保
するなど、十四日間待機にすべきではありませんか。
西村康稔
37
○
西村国務大臣
インドで
最初
に確認された
変異株
、いわゆるB・1・617と言われるものでありますが、
感染力
が極めて強い、英国株の一・五倍と言われておりまして、英国株がこれまでの、従来株の一・三倍から一・五倍ということの評価がされておりますので、従来の株に対して二倍以上の
感染力
があるということ、そしてまた、
ワクチン
などに対してもその
効果
を弱める可能性も
指摘
をされておりまして、極めて強い警戒感を持って
対応
しなきゃならないという認識を持っております。 本日も、朝の
分科会
におきまして、御
指摘
のこの十四日間の待機の必要性についても
議論
があったところであります。今まさに行っております待機の
状況
確認のための見回りなど、このフォローアップの
強化
に加えて、どのような
対応
が
考え
られるか、
厚労省
を
中心
に
検討
を急いでいるものというふうに
承知
をしております。
政府
として、今後とも必要な
水際対策
をしっかりと講じていきたいというふうに
考え
ております。
塩川鉄也
38
○
塩川委員
地方衛生研などの
検査
体制
の
強化
なども強く求めておきたいと思います。
感染拡大
のリスク、
医療
体制
の大きな負荷を考慮した場合に、九万人が来日するとされるオリンピック・パラリンピックはきっぱりと中止をすべきだ、コロナ
対策
担当
大臣
として菅総理に進言をすべきではありませんか。
西村康稔
39
○
西村国務大臣
東京
大会に関する最終的な判断権限はIOCにあるというふうに
理解
をしております。そのIOCの決定に基づいて、この夏に
東京
大会を開催すべく、現在、
関係
者が一丸となって準備を進めているところであります。
感染拡大
への不安をお持ちの方もたくさんおられると思います。安全、安心の大会となるように
全力
を挙げていきたいと
考え
ておりますが、先ほども申し上げた
ワクチン接種
も、七月末までに二回
接種
できるように、
全国
の
自治体
の多くがそれに
対応
できるということで、私どもも、
支援
も含めて進めているところであります。
ワクチン接種
が進むことで重症化リスクは軽減される、これによって
医療
への負荷も軽減されることが期待されるわけであります。先ほど申し上げた、三十万回、四十万回と、今、一日、
接種
が進んでおりますけれども、一日も早く一日百万回の
接種
ができるように、先ほどの
医療従事者
の
確保
も含めて、
全力
を挙げて取り組んでいきたいというふうに思います。 いずれにしましても、今回の
緊急事態宣言
で何としても
感染拡大
を抑えて、そして、
ワクチン接種
が円滑に進む中で、安全、安心な大会となるよう、引き続き、私の
立場
で
全力
を挙げて取り組んでいきたいというふうに
考え
ております。
塩川鉄也
40
○
塩川委員
事業者
への
支援
が欠かせません。二回目の持続化給付金、家賃
支援
給付金、その支給を
是非
とも求めたい。いかがでしょうか。
西村康稔
41
○
西村国務大臣
お尋ねの持続化給付金、家賃
支援
給付金でありますけれども、昨年、このコロナというものが分からない中で、四月―五月、
全国
一斉に
緊急事態宣言
でお願いをして
経済
を意図的に止めた、そうした中で厳しい
状況
に置かれた
事業者
に対しまして一律に給付したものでございます。 今回、
地域
地域
で
緊急事態措置
やあるいは
蔓延防止等重点措置
を講じてきておりますけれども、そうした
影響
を受ける中堅・中小企業者に対しましては、二か月分として、法人四十万円、個人二十万円の
支援
金を支給することとしておりますし、この準備を経産省において進めているところでございます。 あわせて、事業
規模
に応じた
協力金
あるいは
雇用調整助成金
などでも
対応
してきているところでありますし、
地方創生臨時交付金
を三千億円
配分
して、
地域
ごとに
地域
の
事情
に応じた
支援
を講じていただいているところであります。 いずれにしましても、
感染状況
、
経済
的な
影響
をしっかりと見ながら、
予備費
の四兆円の
活用
も含めて、必要な
対策
を機動的に講じていきたいというふうに
考え
ております。
塩川鉄也
42
○
塩川委員
雇用調整助成金
、
休業支援
金の五月からの縮小を撤回し、維持、拡充、延長、遡及
適用
を強く求めたい。いかがでしょうか。
西村康稔
43
○
西村国務大臣
厚生労働省
におきまして、雇調金やあるいは
休業支援
金など、適切に判断し、
対応
していくものと
考え
ておりますけれども、今回、
沖縄
県を六月二十日まで
緊急事態宣言
措置
の
対象地域
としたことも含めて、
感染
の
状況
、
経済
への
影響
などをしっかりと見極めながら、そうしたものを踏まえながら、私の
立場
でも、
田村大臣
と連携して
対応
していきたいというふうに
考え
ております。
塩川鉄也
44
○
塩川委員
時間が参りましたので、終わります。
高木毅
45
○
高木委員長
次に、
青山
雅幸
君。
青山雅幸
46
○
青山
(雅)
委員
日本維新の会・無所属の会、
青山
雅幸
です。 私は、国がやるべき
対策
を放置していることについて、まずお聞きします。 やるべきことは、二つだけです。介護施設での防疫
対策
、そして
都道府県
の枠を超えた
医療
融通
体制
の構築です。 重症者の圧倒的多数は
高齢者
。しかも、その大半は、実は介護施設での
クラスター
発生によるものです。
対策
は施設への
感染
流入を防ぐことで、これは施設従事者への頻回な抗原
検査
で防げます。 海外からの
観光客
受入れを再開しましたギリシャは、全民間部門の全従業員に週二回の頻度で義務づけております、抗原
検査
を。ところが、日本では、
感染拡大
地域
でさえ、二週間に一度、介護施設に対して任意で呼びかけているにすぎません。これでは
効果
が薄い。 また、EUでは、既に、昨年三月、州境、国境越えの移送を実施しております。フランスでは、TGVを改造して、州を越えて移送しています。 この点、総理に、四月二十三日、質疑しました。総理は、オール・ジャパンで取り組む、こう言われたのにもかかわらず、厚労
委員
会で私が
田村大臣
と質疑しますと、後ろ向き、できない言い訳ばかり述べておられます。 四千五百人の重症者用
病床
を
確保
し、重症者は千五百人。三万の入院用
病床
を
確保
し、一万人しか使っていないのに
医療
逼迫。不思議でなりません。そして、若者が放置死されている有様です。 ドイツのハイコ外相は、昨年四月、友人であるイタリアのそばにいるのだから、共に戦うしかないと言って、緊急救命機をイタリアに派遣して、患者を受け入れています。 日本は、
都道府県
境を越えれば友人ではなくなるのか、共に戦う仲間ではなくなるのでしょうか。国民に
負担
を呼びかける前に、
政府
はまずやるべきことをやるべき、そう思いますが、いかがでしょうか。
西村康稔
47
○
西村国務大臣
国民の
皆さん
の命を守ることは最も大事なことでありますので、私どもも、
高齢者
施設、あるいは
医療
の広域連携を含めて、それぞれの
都道府県
で取り組んでいることを
支援
しながら
対応
してきているところであります。 御
指摘
の、
高齢者
施設への集中的な
検査
、二月から三月に行ったところでありますが、強制がなかなかできない中で、多くの
事業者
、施設の
皆さん
が
協力
に応じていただいて、集中
検査
を実施いたしました。 また、現在、四月から六月にかけても、大都市の
自治体
はもとより、そのほかの
自治体
においても、集中的な実施計画を策定し、定期的な
検査
を実施してきているところであります。 さらに、
抗原検査キット
を
活用
して、八百万回分
確保
しておりますので、これを
事業者
に応じて
配分
するということを可能な限り早く進めることとしておりますし、それぞれの
事業者
で、リスクがある場合、一人でも
陽性者
が認められた場合など、これは行政
検査
として全額公費
負担
で
対応
できることとなっておりますし、また、それぞれの施設で
感染防止策
を講じたことに対して予算
措置
などを講じてきているところであります。 いずれにしても、一時期に比べて、こうした
取組
もあって、
高齢者
施設での
クラスター
は減ってきておりますし、また、もちろん油断はできないわけでありますが、今後、
高齢者向け
の
ワクチン接種
が進む中で、重症化、そしてさらには
感染
防止
にもつながっていくものと思います。 そして、御
指摘
の広域搬送についてでありますが、全くないわけではなくて、例えば、滋賀県が大阪府から患者を受け入れていただいて搬送した例もございますし、鳥取県が兵庫県から受け入れるという意向を示されましたり、あるいは神奈川県が大阪から受け入れるというようなこともございました。 ただ、搬送時間が長くなることに伴う身体への
負担
とか、様々な課題もありますので、広域連携も含めて、私ども、
医療提供体制
をしっかりと
確保
し、
対応
していきたいというふうに
考え
ております。
青山雅幸
48
○
青山
(雅)
委員
今御紹介があった
高齢者
施設への抗原
検査
、頻度が全く足りません。そして、大阪から滋賀への移送というのは一例だけです。 全く
体制
構築されていないに等しい
状況
であることは素直にお認めいただいた上で、きちんとやるべきことをやっていただかなければ、本来、日本の
感染
者レベルは欧米に比べれば、比較すればやはり少数である、そこを、国民にこれだけ
負担
をかけてしまっていることについて、
政府
は真摯に反省すべきです。その点を
指摘
しまして、
質問
と代えさせていただきます。 ありがとうございました。
高木毅
49
○
高木委員長
次に、浅野哲君。
浅野哲
50
○浅野
委員
国民民主党の浅野哲でございます。よろしくお願いいたします。 まず、通告しておりませんが、一問伺います。 先週に引き続き今回も、二度目の
蔓延防止等重点措置
の
適用
申請をした
茨城
県が
適用
になりませんでした。これは、現場からも強い抗議の声が届いております。
大臣
は、先ほど、
療養者数
や
陽性者
数が
ステージ
2
相当
であることを理由に挙げられておりましたけれども、重症者
病床
や、あるいは濃厚接触者以外の
感染
者、つまり追跡できない
感染
者の割合は
ステージ
3と、かなり危険な
状況
が続いております。
岐阜
県と
茨城
県、今回
適用
しなかった
都道府県
について、
是非
適用
をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
西村康稔
51
○
西村国務大臣
御
指摘
のように、
岐阜
県
知事
、そして
茨城
県
知事
から
要請
をいただきましたので、私ども、
知事
の意向をしっかりと受け止めながら、
分析
を進めました。 その上で、御
指摘
がありましたけれども、
岐阜
県は確かに
感染
者の数が非常に多い
状況
で、先ほども申し上げたとおり、
愛知
県の
影響
も非常に強いということもございます。
愛知
県が
対策
を
強化
していくということ。そして、
茨城
県の場合、御
指摘
のように、
感染
者のレベル自体は、大きな県ですので、日々、五十人、六十人と
感染
が出ているんですが、全体として見れば、この一週間、十万人当たり十五人、そしてほぼ横ばいの
数字
になっているものですから、
全国
で三十番目ぐらいの十万人当たりの
感染
者の数でもありますので、そういったことを踏まえて、本日、
分科会
にもこうしたことを御説明し、専門家の
皆さん
からも御了解をいただいたところであります。 ただ、御
指摘
のように、
感染状況
そして
病床
の
状況
、私ども警戒を持って見ておりますので、引き続き、県としっかり連携し、
分析
を進めながら、必要となれば機動的に
対応
していきたいというふうに
考え
ております。
浅野哲
52
○浅野
委員
五月十九日のアドバイザリーボードの資料の中では、流行の早い
段階
から
対策
を進めることが重要だと、
政府
自身がそのように申しております。更に加えて、この立法府の意思として、新型インフル特措法附帯決議第三項、地方から
要請
があった場合には、その意向を最大限尊重せよというのをつけさせていただいております。
是非
、地方
自治体
の意思をしっかり尊重していただきたい。 そして、その上で次の
質問
ですけれども、今、金曜日に
蔓延防止等重点措置
あるいは
緊急事態措置
の判断が続いております。ただ、一週間に一回だけですと、
都道府県
が判断をしてから実際に効力が発動するまで、長い場合だと一週間くらいかかるケースもあります。
是非
、判断する頻度を上げていただきたい。 また、実際に
会議
が開けないという場合があるかもしれませんが、今はネットを使った
会議
もできます。
是非
、意思決定の頻度をもっと高めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
西村康稔
53
○
西村国務大臣
御
指摘
、しっかりと受け止めたいというふうに思います。 この日々の
感染
者の数、これも、土曜日、日曜日はどうしても
検査
数が少なくなったりしますので、前半の日、月、火はどうしても
感染
者の数が少ない、水、木、金ぐらいで
陽性者
の数が多く出てくる、平日で
検査
をしっかり受けてということですので、どうしても曜日のばらつきがあること。 それから、
全国
の
病床
の
体制
、
厚労省
が、金曜日に、毎週木曜日の夜から金曜日にかけて最新のものを整理して、公表するということになっております。 もちろん、
感染拡大
している県あるいは
要請
のあった県については、日々我々はやり取りをしておりますので、それを待つことはないんですが、
全国
の
状況
を判断していく上で、どうしても週後半になってくるというのはありますけれども、御
指摘
のように、それぞれの
知事
からの
要請
、
沖縄
県の場合はおとといありましたので、今回こういう早い
対応
になっておりますけれども、以前から
茨城
県を始め
要請
を受けておりますので、そうした
要請
も踏まえながら、できる限り機動的に
対応
していきたい。 国会にも場合によってはこういう形で無理をお願いする場面もあるかもしれませんけれども、機動的に
考え
ていきたいというふうに思います。
浅野哲
54
○浅野
委員
最後の
質問
です。 今の答弁を聞いておりましても、
政府
の意思決定はある程度スピード感の制約がございます。 先週も申し上げましたが、
全国
一斉に
緊急事態
の
対象
とし、各
都道府県
知事
にその判断の裁量を委ねる、そして機動的な
対策
を講じてもらう、この
対策
方法はいかがでしょうか。
西村康稔
55
○
西村国務大臣
今回、
緊急事態宣言
、大型
連休
前に
考え
るに当たって、去年は、
全国
一斉に、一律にお願いをしましたので、私自身、
全国
に
緊急事態宣言
を発出することも含めて、様々な
対応
を
検討
いたしました。 その上で、今、それぞれの県で、臨時交付金を使って県独自の、県民が県内観光を行うということを
支援
している県が十二県あります。それから、国の
支援策
を使っているところも七県あります。これらの県も含めて、
全国
一律に、外出自粛であったり、非常に強い
措置
、私権の制約を伴う強い
措置
を講じていいのかということも
考え
た上で、やはり厳しいところに
緊急事態宣言
なり
蔓延防止等重点措置
を発出するというふうに
考え
たところであります。 いずれにしましても、今の
状況
、今日の
状況
は、横ばい、減少している県も、幾つかというか、かなり出てきております。一方で、
拡大
している県もあるわけでありますので、そうした
状況
を日々見ながら、専門家の意見を聞いて、適切に判断をしていきたいというふうに
考え
ております。
浅野哲
56
○浅野
委員
終わります。ありがとうございました。
高木毅
57
○
高木委員長
これにて
発言
は終わりました。 本日は、これにて散会いたします。 午後二時四十四分散会