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西村国務大臣 まず、
蔓延防止等重点措置の要望のあった様々な
知事さんと連絡を緊密に取らせていただいております。それぞれの
知事の
危機感を本当に共有して、私も
知事の思いを最大限受け止めて
対応しなきゃならないと常々思っているところであります。
他方、
蔓延防止等重点措置とはいえ私権の制約を伴うものでありますので、これまでの
議論の中でもかなり強い
措置を入れてきたこともあって、やはり慎重に考えなきゃいけない面もあるという中で、
専門家の御
意見を聞いて
判断をしてきております。
その後、徳島県や茨城県など、
知事のリーダーシップもあって、かなり新規の
陽性者の数も抑えられてきておりますので、引き続き
分析を進めながら、必要となれば機動的に
対応したいというふうに考えております。
その上で、
蔓延防止等重点措置、
緊急事態宣言、どう考えるか。様々、私
ども、いろいろな
地域の態様を見ながら、
蔓延防止等重点措置ではなく、いきなり
緊急事態宣言になることもありますし、
知事の要望に沿って
蔓延防止措置をやり、それでも収まらないときは緊急事態ということもあります。
ただ、二つ申し上げるとすれば、一つは、
蔓延防止等重点措置が、何となく緊急事態に比べるとちょっと弱いから、
国民の
皆さん、住民の
皆さんに
メッセージがちょっと伝わりにくいという面があるのかなというのが、前回、今日も、
分科会でも実はそんな
議論がありました。
他方、前回から、
蔓延防止等重点措置であってもお酒なりカラオケなりの提供を止めていただくと
要請をする、こうした強い
措置も入っておりますので、今回、私
ども、
北海道で考えたのは、あの広いエリアでありますから、全域を
対象とするというよりかは、
札幌で広がっていますので、あるいはその周辺でありますが、その周辺に強い
措置、いわば
地域限定の
緊急事態宣言ともいうべき強い
蔓延防止等重点措置で抑えることができないのかというふうに当初は考えたわけでございます。
それから、もう一つは、
感染が収まってくるときは、これもなかなか難しくて、やはり
緊急事態宣言が最強のカードですから、そこから
蔓延防止に変わると、また何となく気持ちが、ただでさえ長引くと緊張感が途切れやすいところに、
蔓延防止措置になると、ああ、ちょっと緩まったなと思う、そんな印象を与えかねないところでありますので、この辺り非常に注意をしなきゃいけないんですが、ただ、
蔓延防止等重点措置も、緊急事態の解除の際に、これも活用すること、機動的に使うことによって、その後のリバウンドを防ぐということもできると思いますので、
状況を見ながら、的確に、これは
専門家の
意見を聞きながらでありますが、適切に
判断して
対応していきたいというふうに考えております。