○秋本
委員 今
大臣が述べた見解について、私も全く賛同いたします。
我が党の中でも水素、水素とおっしゃる方がたくさんいますが、水素は非常にコスト高でありまして、言葉を選ばずに言うと、水素、水素と言うことによって予算がたくさん獲得できるので、猫もしゃくしも水素というふうに言っているような気がします。
私のところによくメディアの方が来て、当然私が水素ばりばりの推進派だと思って来るんですが、私の部屋に来ると、私は水素は余り推進派ではありませんと言うとびっくりして、何でですかと聞かれるんですが、それはもう間違いなくコストが高いからであります。水素は、とてもじゃないけれどもコスト的に合いません。
ですから、今
大臣がそれをおっしゃってくれましたけれども、再エネが余るほどつくり出して、もう系統に流し込めない、ただ同然の再エネで水素をつくって初めて水素の価値が出てくるというわけで、これを
海外から、特にブルー水素と言われるような化石燃料を使った、生成で発生する水素を日本に持ってくるというのは、私は、全くコストが合わないしカーボンニュートラルにも資さないというふうに思っていますので、私は、水素はちょっと時間をかけて、そういった再エネがじゃぶじゃぶに入るような時代が来るまでまだまだ時間のかかる
技術だというふうに思っていて、
大臣の見解と全く相違はないというふうに思っています。
そうはいっても、やはり再エネは変動しますので、裏側の、フレキシビリティーと
大臣はおっしゃっていましたけれども、柔軟性を高めるためにも、水素というのは先々は必ず必要になってくる。そのためには、最大限再エネを導入して、再エネがあふれるほどこの国に導入されているという状況をつくらなければならないわけであります。
水素まで
海外から輸入をするということになれば、戦前の日本を鑑みたときに、資源のなさというものがこの国に与える悲壮感、ダメージというものを
考えると、今この再エネの時代、再エネは日本だって十分じゃぶじゃぶにつくれますから、そういった過去の苦い我が国の経験も踏まえた中では、
再生可能エネルギーを最大限導入して、そのあふれた再エネで水素をつくるというようなことにしっかりと我々は傾注しなければならないのではないかなというふうに思っているところでございます。
大臣がちょっと出ていってしまったので、
大臣に聞こうと思ったんですが、副
大臣あるいは事務方の方でも結構ですけれども、エネルギー
基本計画が出ると、それに伴ってエネルギーミックスが出てきて、電源構成が示されます。これ全部を
環境省に示してくださいと言っても、それは当然発言できないでしょうから、少なくとも
大臣があれだけ再エネ最優先だと言っているわけですから、次のエネルギーミックスについて、新聞の報道等とかでは三〇%台後半じゃないかというふうに言われていますが、
環境省としては、ポテンシャルは二倍以上あるんだよねとさっき
大臣も言っていましたけれども、それだけのポテンシャルがあって、あと十年時間があるわけですから、
環境省としては、少なくとも再エネこのぐらい入れるよねというようなターゲットというものは、省として、まあ、ほかの省とのすり合わせとかもあってコンセンサスは取れていないかもしれませんが、
環境省としては、このエネルギーミックスの数字についてどのように
考えているのかお伺いをしたいと思います。