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堀越委員 おはようございます。
立憲民主党・無所属の
堀越啓仁でございます。
本日も、
質問の機会をいただきまして、本当にありがとうございます。
そして、まず冒頭、前回の
質疑の際にビーガンの
子供たちの手紙を受け取っていただきまして、
大臣、本当にありがとうございました。お礼のメッセージとともに、やはり、食の
多様性、そういったところも
環境という側面からも牽引してもらいたいということを、また声をいただきましたので、
是非取り組んでいただきたいというふうに
思いますし、まだまだ国民の
皆さんの中にも、そういう
意味では、食と、実は私
たちが得ている豊かさが何かの犠牲の上に成り立っているんだ、そういうことについてまだまだ気づいておられない
方々もたくさんいるので、それは我々の方からもしっかり発信をしていかなきゃいけないことだというふうに思っています。
今回は、
自然公園法の
改正についての
質疑ということでございまして、私も群馬県でございますし、尾瀬ケ原という
国立公園があります。ここの
保全については、私も何度か足を運ばせていただいたりもしましたけれども、長いこと、
地元の
皆さんの御努力と多くの
方々の力で
保全がうまく進んでいるというところであると
思います。
しかし、そうはいっても、これから
質疑もさせていただきますが、
気候変動の
影響というのも、やはり
生態系が変わってくる大きな要因の一つでもあります。そういった変わっていく
自然環境に対して、どのように
保全と
利用と、そして
回復もやっていかなければいけないということだと
思いますので、それに関わる
質問をやらせていただきたいというふうに思っています。
私、元々、
自然系国会議員ですというふうに自称させていただいておりますが、屋内にいるよりも外にいることの方が本当に好きで、デーキャンプ、それこそ、キャンプ、それから
フリースタイルスキーもずっとやっていて、
あとボルダリング、山の中にいることが本当に好きなんです。
私、この
環境行政、
環境委員会に所属させていただいて本当によかったなというふうに思うんですが、やはりこの
会議室自体が非常に無機質なんですよね。ここに、できれば何かもう少し有機的なものがあるといいななんというふうにいつも思っていて、いろいろなところに視察に行くのもいいんですけれども、私から
是非提案させていただきたいのは、
環境行政を担う
環境省の職員の
皆さんや、それこそ
自然公園法、大事なレンジャーの
皆さんや私
たち委員で、みんなでたき火しませんか。たき火を囲んで、これは実際、社員研修なんかでもそういうたき火を取り入れている、あるいはデーキャンプを取り入れているという社員研修の
在り方というのもあります。
だんだんだんだん、自然と私
たちのビジネスというのが一体となっているんだということ、あるいは、たき火を、火をおこして育てるというこの工程そのものが実は主体性や
責任感を持たせることにもつながるんだという、そういうことがあります。
そういう
意味では、本当に自然を相手にしていかなきゃいけない、地球
環境全体を見ていかなきゃいけないという思考を私
たち自身が持たなきゃいけないということだと思うので、自然の中でたき火を囲んで、そして
環境や地球のことについて
思いをはせるという、この原点に立つということが、私は、一回スーツを脱いで、みんなでやっていったらまた新しいアイデアが出てくるんじゃないかなというふうに
思いますので、ちょっと提案をさせていただきたいと
思います。
それでは
法案の中身に移らせていただきたいと
思いますが、今回の
改正案は、
地域の主体的な
取組を促す
仕組みを設けて、
国立公園などの
魅力の向上と
地域の
活性化を目的とするものであります。
先ほど
お話もさせていただきましたが、私、群馬県でございまして、尾瀬ケ原というものが、尾瀬
国立公園というのがあります。これは湿原の景観で、非常にすばらしい
国立公園となっているというわけですけれども、だんだんそのニーズが変わってきているというふうに私は思っていまして、元々は、結構、団体でトレッキングですとかあるいは
国立公園を散策するというふうなニーズがあったと思うんですが、団体から個人型にだんだん近年では
変化してきているというふうに思っています。
群馬県も、低山、低い山もたくさんあって、本当にいい、ピークまで一時間ぐらいで登れる山がたくさんあるんですけれども、私も時間があるときには山に登るんですが、やはり個人で登られている
方々が結構増えていますね。昔は団体で連なってばあっと行った、そっちの方が安全性はあるんでしょうけれども、しかし、個人のニーズというのが結構上がってきているなというふうに思っています。そうした旅行のニーズの
変化に
対応するためにも、今回の
国立公園の
在り方、
国定公園の
在り方、
改正というのは、やはり
利用という側面からすると必要なんだろうというふうに思っております。
その一方で、
利用面の施策の強化という
改正に当たって、
魅力向上に伴う持続性のある
利用と同時に、自然の
保護、これはやはり大前提になるというふうに思っています。
保全の質も上がっていく実効性のある
取組でないといけないというふうに思っているんですが、先ほども
お話しさせていただきました
気候変動の
影響というのも、当然、こうした
国立公園内にも起こっております。ある
意味では、
国立公園の成り立ちそのものが、自然の
生態系の中で、生物
多様性であるとか、
環境のいわゆる特性によってその
公園が保たれてきたという背景はあると思うんですね。
例えばこの尾瀬ケ原も、湿原というのは生物
多様性の宝庫でもあるわけですが、しかし一方で、気候が変動することによってのダメージも受けやすい、
変化が起きやすいというところにもなるというふうに思っています。
そういった観点から、
国立公園、
国定公園においても、
気候変動に対して、適応した
生態系の
保全と
回復を図る必要が私はあるというふうに思っています。
そこで、
保全と
利用、両方の面からの
気候変動への適応策の
検討や管理の
実施が今後喫緊の課題であるというふうに考えられると
思いますが、その
対応について、新たに
気候変動担当
大臣も担われている
小泉環境大臣の御見解を伺いたいと
思います。