○杉本
委員 維新の杉本です。
最後の
質問者ですが、両
大臣は何でも御存じなので釈迦に説法かもしれませんが、念のため、冒頭、ちょっと情報を
一つだけ提供させていただければと思います。
茂木大臣は、最近私はネットフリックスを見るよとおっしゃっておられた記憶がありますけれども、昨日、私はテレビっ子なので、BS世界のドキュメンタリーというのを見ました。そうしたところ、シリアの内戦が十年続いて、傭兵という形でシリアの
国民の方が、リビアだとか、あるいはアゼルバイジャンとアルメニアのナゴルノ・カラバフをめぐっての衝突といったところに、ちょっと
北方問題ということもあるので、直接国が関与している証拠はないようでありますけれども、
ロシアとトルコがそれぞれ
関係する人材派遣のようなところを経由して、シリアの
方々がそれぞれ、リビア、あるいはアゼルバイジャン、アルメニア、ナゴルノ・カラバフに行って、両陣営で同じ
国民同士が殺りくをしなければいけないというような
報道がございました。
ザータリ・キャンプなども、私もヨルダンへ行かせていただいたときに拝見をしたりしていまして、そういった
意味で、両
大臣は将来あられるお二人だということもあって、この内戦が及ぼす、シリアのケースに見られる難民であったり傭兵であったり、そういった問題が、やはり、SDGsとか我々は言っておりますけれども、そういった一方で、現実として、家族とも暮らせずに、生きるために何か米ドルで千二百ドルで雇われて行ったという方が話の中に出てきたりしていましたけれども、そういった事案があるということを十分御存じだと思いますが、改めて、この場をおかりして御報告しておきたいと思います。
次に、
日本の漁船の拿捕の問題を
外務大臣にお
伺いしようと思っておったのですけれども、石川議員が既に
質問されて、そして
大臣の御
答弁がございまして、最後のところで、再発防止策、よく
検討したいという御
答弁があられました。
私が
質問を出したときは、いわゆる官僚の皆さんに残業していただかないように、
国会対策で残業しなくていいように、前々日の昼ということを
目標に、この
委員会が設定されたのはその午後だったかと思うんですが、決まり次第、通告をさせていただいた
関係で、私が
質問した時点では、まだ、解放されたり、罰金を払ったり、あるいは稚内に帰ってきたりということがない
状況の中でありましたけれども、一応、先ほどの質疑で現状
確認を石川さんがしてくださったので。
私としては、これは御
答弁いただけるかどうか分からないんですけれども、提案として、
外務大臣だけの問題ではなくて、やはりこれ、農水省の問題であったり海上保安庁さんの問題であったり、省庁横断の問題として、
関係省庁、あるいは
大臣がそれぞれ出てくるというまでいくのかどうか分からないですが、局長クラスでそれぞれタスクフォースなり
会議を持ってちょっと注意喚起をしておいていただく必要があるのではないかというふうに、ちょっと先ほどの質疑を
伺いながら思った次第であります。
ちなみに、大分昔ですけれども、二〇〇六年の八月の事案で、第三十一吉進丸の事件があって、これは稚内沖ではなくて
歯舞群島の水晶島付近の海域での事案で、銃撃、拿捕ということで乗組員一人が死亡ということがあったのは皆さん御記憶にあると思うんです。
ロシアという国がやはり国境については大変厳しい見方をして、大韓航空機の撃墜事件は一九八三年にありましたけれども、
日本国民が銃撃されてしまうということをできるだけ避けなきゃいけないということで、今回、稚内沖は特になかったわけでありますけれども、
関係局長
会議とかそういうのを開いていただいて、人の命が失われることがないように。
今申し上げた水晶島の事案では、結局、最終的には
日本側にも非があったという事案だったようで、最終的には釧路地検に書類送検をされ、密漁というようなことが事実として判明したということがあって、事実
確認を非常によくしなきゃ
ロシアに対しても失礼かとも思いますが。いずれにしろ、先ほど
大臣が暗黙の了解の中でとおっしゃってくださいましたけれども、非常に難しいところで、やはり生きるために漁をしなきゃいけない
方々がいるということの中なんですが。
ちょっとこれは御
答弁いただければありがたいですけれども、局長クラスとかで、農水省だとか海保とか等も、
外務省も
連携して、できるだけこういう事案が起きないようにしていくというような方向づけをしていただけるかどうか、御
答弁いただければありがたいんですけれども。
お願いします。