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2020-11-12 第203回国会 参議院 文教科学委員会 第1号
公式Web版
会議録情報
0
令和
二年十一月十二日(木曜日) 午前十時開会 ─────────────
委員氏名
委員長
吉川ゆうみ
君 理 事
赤池
誠章
君 理 事
石井
浩郎
君 理 事
水岡
俊一
君
有村
治子
君
上野
通子
君
太田
房江
君 こやり
隆史
君
世耕
弘成君
高階恵美子
君
石川
大我
君
横沢
高徳
君 蓮
舫君
佐々木さやか
君
高瀬
弘美
君
梅村みずほ
君
松沢
成文
君
伊藤
孝恵
君
山下
芳生
君
舩後
靖彦
君 ─────────────
委員長
の
異動
十月二十六日
吉川ゆうみ
君
委員長辞任
につき、 その
補欠
として
太田房江
君を議院において
委員
長に
選任
した。 ─────────────
委員
の
異動
十月二十六日
辞任
補欠選任
こやり
隆史
君
水落
敏栄君
水岡
俊一
君
斎藤
嘉隆
君
高瀬
弘美
君
安江
伸夫
君 ─────────────
出席者
は左のとおり。
委員長
太田
房江
君 理 事
赤池
誠章
君
上野
通子
君
吉川ゆうみ
君
斎藤
嘉隆
君 委 員
有村
治子
君
石井
浩郎
君
世耕
弘成君
高階恵美子
君
水落
敏栄君
石川
大我
君
横沢
高徳
君 蓮
舫君
佐々木さやか
君
安江
伸夫
君
梅村みずほ
君
松沢
成文
君
伊藤
孝恵
君
山下
芳生
君
舩後
靖彦
君
国務大臣
文部科学大臣
萩生田光一
君 副
大臣
文部科学
副
大臣
高橋ひなこ
君
文部科学
副
大臣
田野瀬太道
君
大臣政務官
文部科学大臣政
務官
鰐淵
洋子君
文部科学大臣政
務官
三谷
英弘君
事務局側
常任委員会専門
員 戸田 浩史君 ───────────── 本日の
会議
に付した案件 ○
理事
の
辞任
及び
補欠選任
の件 ○
国政調査
に関する件 ─────────────
太田房江
1
○
委員長
(
太田房江
君) ただいまから
文教科学委員会
を開会いたします。 議事に先立ちまして、
一言
御挨拶を申し上げます。 去る十月二十六日の本
会議
におきまして
文教科学委員長
に
選任
をされました
太田房江
でございます。
委員各位
の御
指導
、御
協力
を賜りまして、公正かつ円満な
委員会運営
に努めてまいりたいと存じますので、何とぞよろしくお願いを申し上げます。(拍手) ─────────────
太田房江
2
○
委員長
(
太田房江
君)
委員
の
異動
について御報告をいたします。 昨日までに、
吉良よし子
さん、
佐藤啓
さん、
衛藤晟一
さん、
三原じゅん子
さん、
高瀬弘美
さん、
水岡俊一
さん及びこやり
隆史
さんが
委員
を
辞任
され、その
補欠
として
山下芳生
さん、
高階恵美子
さん、
有村治子
さん、
安江伸夫
さん、
斎藤嘉隆
さん、
水落敏栄
さん及び私、
太田房江
が
選任
をされました。 ─────────────
太田房江
3
○
委員長
(
太田房江
君)
理事
の
辞任
についてお諮りをいたします。
石井浩郎
さんから、文書をもって、都合により
理事
を
辞任
したい旨の申出がございました。これを許可することに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
太田房江
4
○
委員長
(
太田房江
君) 御
異議
ないと認め、さよう決定いたします。
理事
の
補欠選任
についてお諮りをいたします。
理事
の
辞任
及び
委員
の
異動
に伴い現在
理事
が三名欠員となっておりますので、その
補欠選任
を行いたいと思います。
理事
の
選任
につきましては、先例により、
委員長
の指名に御一任願いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
太田房江
5
○
委員長
(
太田房江
君) 御
異議
ないと認めます。 それでは、
理事
に
上野通子
さん、
吉川ゆうみ
さん及び
斎藤嘉隆
さんを指名いたします。 ─────────────
太田房江
6
○
委員長
(
太田房江
君)
国政調査
に関する件についてお諮りをいたします。 本
委員会
は、
今期国会
におきましても、
教育
、
文化
、
スポーツ
、
学術
及び
科学技術
に関する
調査
を行いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
太田房江
7
○
委員長
(
太田房江
君) 御
異議
ないと認め、さよう決定いたします。 ─────────────
太田房江
8
○
委員長
(
太田房江
君) この際、
萩生田文部科学大臣
、
高橋文部科学
副
大臣
、
田野瀬文部科学
副
大臣
、
鰐淵文部科学大臣政務官
及び
三谷文部科学大臣政務官
から発言を求められておりますので、順次これを許します。
萩生田文部科学大臣
。
萩生田光一
9
○
国務大臣
(
萩生田光一
君) おはようございます。 この度、引き続き
文部科学大臣
及び
教育再生担当大臣
を拝命いたしました
萩生田光一
でございます。 今後とも、
委員長
を始め、
理事
、
委員
の
皆様方
の御
指導
、御鞭撻を賜りますように、よろしくお願い申し上げます。 第二百三回国会において各般の
課題
を御審議いただくに当たり、
一言
御挨拶申し上げます。 まず、
新型コロナウイルス感染症
により尊い命を落とされた方々に心から哀悼の意を表します。 この
新型コロナウイルス感染症
については、今なお予断を許さない
状況
が続きますが、政府としては、引き続き
社会経済活動
と
感染拡大防止
の
両立
に向けた
取組
を進めているところです。その中でも特に、
文部科学省
が担う
教育再生
や
科学技術イノベーション
、
スポーツ
及び
文化芸術
の
振興
は、
我が国
の未来を切り開く
取組
の
中核
であり、この
コロナ禍
においても、決して歩みを止めることが許されないものです。 こうした決意の下、安全な
環境
において
子供たち
の
学び
をしっかりと保障し、
子供たち
が自らの夢を
実現
することができるよう、
関係省庁
とも
連携
しつつ、持てる力の全てを尽くしてまいる
所存
です。 同時に、
新型コロナウイルス
及び将来の
感染症対策
に貢献する
研究開発
を加速し、
研究者
への
支援
を行うとともに、甚大な
影響
を受けている
スポーツ
、
文化芸術活動
の
支援
にも
全力
で取り組んでいかなければなりません。 他方、
感染症
への
対応
を進める中においては、既存の
システム
が持つ
課題
に気付かされる場面もあり、中でも特に、
デジタル化
の
推進
は、今、
社会
全体で
取組
を進めなければならない
課題
であります。今、私は、
GIGAスクール構想
の
実現
、
デジタル社会
に向けた
最先端技術
、
教育研究基盤
の
活用
、
教育研究
の
デジタル化等
に鋭意取り組む必要があるとの意を強くしています。
菅内閣
の下、これら目下取り組むべき
文部科学行政
における諸
課題
の解決に向け、
文部科学大臣
として私自らが
先頭
に立って、果敢に取り組んでまいる
所存
です。
教育
は国の礎であり、
教育再生
は、
菅内閣
においても最
重要課題
の一つであります。 誰もが希望する質の高い
教育
を受けられる
環境
の
整備
は、
我が国
を支える
基盤
と言っても過言ではありません。
安倍内閣
においては、
子供たち
が自ら希望する進路に挑戦できる
社会
の
実現
を目指し、
幼児教育
、
保育
の
無償化
や
高等教育
の
修学支援
新制度の
実現
を始めとする
取組
を力強く推し進めてきました。 全ての
子供たち
に質の高い
教育
を保障するためには、こうした
学び
の
セーフティーネット
に加え、
教育
の質の
向上
を図るための
取組
を加速させる必要があります。
令和
の時代にあって、
デジタル化
の
推進
は、質の高い
教育
を
実現
する上で必要不可欠です。
菅内閣
においては、
GIGAスクール構想
の
実現
に向けた
取組
を加速させ、
義務教育段階
の全ての
子供たち
に対して一人一台の
端末
の導入を本年度中に進めるとともに、SINETの
初等中等教育
への開放を含めた
ネットワーク等
の
環境整備
に取り組みます。また、並行して、質の高い
教育
の
実現
を図るため、
学校
における
ICT活用
の
拡大
に向けた
教員研修
の
充実
や
GIGAスクールサポーター
の
配置促進
、
オンライン学習システム
の
全国展開
、
全国学力
・
学習状況調査
の
CBT化
や
教育データ利活用
に関する
検討
を進めるとともに、今後の遠隔・
オンライン教育
の
充実
や
デジタル教科書
の
普及促進
に向けて、
児童生徒等
の
発達段階
を考慮しつつ、
ICT環境整備
の
状況
も踏まえながら、
制度改正
を含めた具体的な
検討
を進めてまいります。 また、少人数によるきめ細かな
指導体制
の計画的な
整備
は、
学校現場
において高い
ニーズ
があります。新たな
感染症
の発生など、今後どのような
状況
においても
子供たち
の
学び
を保障するとともに、一人一台の
端末
の
活用
による
児童生徒
一人一人の特性や
学習定着度等
に応じたきめ細かな
指導
を
実現
するため、
学級編制
の標準の引下げを含め、しっかりと
検討
してまいります。
学校
における
ICT
の
活用
と、その効果を最大化する少人数によるきめ細かな
指導体制
は、まさに車の両輪です。新
学習指導要領
を着実に実施し、急激な
社会
的な変化が進む中で、多様な
子供たち
を誰一人取り残すことなく、全ての
子供たち
の
可能性
を引き出す個別最適な
学び
と
協働的
な
学び
を
実現
することができるよう、
令和
の
日本型学校教育
の
構築
に取り組んでまいります。 そして、
教育再生実行会議
においては、
ポストコロナ期
における新たな
学び
の
在り方
について具体的な
検討
を進めてまいります。
学校現場
の
先生方
には、日々、
感染症対策
と
教育活動
の
両立
に向けて
使命感
を持って取り組んでいただいております。
感染症対応
のため
学校
における働き方
改革
が頓挫することがないよう、まずは、
学校
に対する
外部人材
の配置などの
支援
を通じ、この特別な時期を乗り越えることが重要です。
学校
における働き方
改革
は特効薬のない総力戦です。
部活動
の見直しや
教員免許更新制
の検証、小
学校
における
専科指導
の
充実
を始めとした
教職員定数
の改善、
外部人材
の
活用
などに取り組むとともに、
改正給特法
の趣旨も踏まえつつ、引き続き、国、
学校
、
教育委員会
があらゆる手だてを尽くして
成果
を出していけるよう、
文部科学省
が
先頭
に立って取り組んでまいります。
子供たち
の
成長
は、
社会
が一体となって寄り添い支えていくべきものです。
地域
と
学校
の
連携
、協働の
推進
、
学校
安全の
推進
、いじめや不登校への
対応
、
SNS等教育相談体制
の
構築
、
児童生徒
の
自殺予防
の
取組
の
推進
に加え、
道徳教育
や
人権教育
の
充実
、
教育支援センター
やフリースクールなど多様な
教育機会
の
確保
、
夜間中学
の
設置促進
、
充実
、
家庭教育支援
の
充実
、読書・
体験機会
の
提供推進
などにしっかりと取り組んでまいります。
高等学校
においては、
高校生
の
学習意欲
を喚起し、実
社会
での様々な
課題
に
対応
できる力を身に付けられるよう、
普通科改革
や
職業教育
の
充実
などに取り組んでまいります。
児童生徒
を守り育てる立場にある教師が
児童生徒
に対して
わいせつ行為
を行うようなことは、決してあってはなりません。
教員免許状
の
管理等
の
在り方
をより厳しく見直すべく、
制度改正
を含めて必要な
対策
を講じてまいります。
学校
は、
子供たち
の
学習
、生活の場であり、災害時には
避難所
となるなど、
国土強靱化
の
観点
からも重要な
施設
です。このため、非
構造部材
を含めた
耐震化
の
早期完了
を目指すとともに、
学校施設
の
長寿命化
を含む
老朽化対策
や
バリアフリー化
、
防災機能
の
強化
、空調や
給食施設等
の
整備
の
推進
に力を尽くしてまいります。
大学
においては、
新型コロナウイルス感染症
への
対応
を進める中で、
遠隔授業
の実施にいち早く取り組むなど、
学び
を止めないための工夫がなされてきました。一方で、いまだ対面の
機会
が十分でないとする
学生
の声、特に新入生による声をしっかりと受け止める必要があります。
大学
において
学生
の理解が得られる
学修機会
が適切に
確保
されるよう、引き続き各
大学
による積極的な
取組
や工夫を促すべく働きかけてまいります。
ソサエティー
五・〇に向けた
人材育成
や
イノベーション創出
の
基盤
となる
大学等
の
改革
が急務です。
高等教育
の質の
向上
と
教育研究基盤
の
強化
を図り、
高等教育機関
の
取組
や
成果
に応じた手厚い
支援
と厳格な
評価
を徹底し、
教育
、
研究
、
ガバナンス
の
一体的改革
を
推進
してまいります。中でも
国立大学
は、
社会変革
を先導し、
社会
や
地域
から支えられる存在になることが重要です。
国立大学法人
の
戦略的経営
を
実現
するため、
ガバナンス
の
在り方
や
規制緩和策等
についての
検討
を進めてまいります。
大学入試改革
に関しては、まずは
令和
三年度
入試
について、この
コロナ禍
においても
受験生
が安心して受験できるよう、
受験生
第一の立場に立って引き続き必要な準備を進めてまいります。また、英語四
技能評価
や記述式問題を含め、ウイズコロナ、
ポストコロナ時代
の
大学入試
の
在り方
についての議論を進め、
高大接続改革
の
推進
に引き続き取り組んでまいります。
新型コロナウイルス感染症
への
対応
において、
大学病院
は
我が国
の
医療
を支える大変重要な
役割
を果たしています。
医療提供
や
教育研究活動
への
継続的支援
とともに、
感染症分野
の
人材養成
の
強化
に向けて尽力してまいります。
高等専門学校
は、創設以来約六十年にわたり五年一貫の
実践的技術者育成
を行っており、
産業界
や諸
外国
から高い
評価
を受け、これまで
我が国
の
産業界
を支える大きな
役割
を果たしてきました。今後、
機能
の
高度化
、
日本型KOSEN
の
海外展開
と
国際化
の
一体的推進
、
技術者教育
の
基盤
となる
施設設備
の
整備
とともに、
地域
に求められる
人材ニーズ
を踏まえた積極的な
取組
を
促進
するなど、その
振興
に努めてまいります。
リカレント教育
については、抜本的に拡充し、生涯にわたって
学び
続け、チャレンジし続けられる
機会
の
確保
を目指してまいります。 加えて、
地方大学
における
地域
の特性や
ニーズ
を踏まえた
人材
の
育成
や、数理、
データサイエンス
、
AI教育
を
推進
するとともに、
成長分野等
を踏まえた質の高い
専門職業人
を
育成
する
観点
からは、
専門職大学
や
専修学校等
における
教育
の
充実
に向けた
取組
の
推進
に努めてまいります。 また、これらの
実現
のためにも、
国立大学法人運営費交付金
や
施設整備費補助金
、
私学助成
など
基盤的経費
を安定的に
確保
するとともに、
経営力
の
強化
、
大学間連携
や統合の
促進
、財政
支援
のめり
張り化等
を通じ、強靱な
大学
への転換を促してまいります。
幼児期
から
高等教育段階
までの
切れ目
ない形での
教育
の
無償化
、
負担軽減
を着実に実施する必要があります。
高校生等奨学給付金
など
修学支援
の
充実
や、
新型コロナウイルス感染症
による
影響
を受けた
学生
を含め、引き続き、
学生等
が進学、修学を断念することがないよう、必要な
支援措置
を講じてまいります。また、
幼児教育
、
保育
の
無償化
の対象でない
施設
を利用する方の
負担軽減
については、
子育て支援
の
観点
から、
関係
府省と
連携
しつつ、来年度からの
支援
の
在り方
について
検討
してまいります。これに加えて、質の高い
教育機会
の保障や
学校
と
福祉機関
との
連携強化
を通じ、
子供
の
貧困対策
に取り組んでまいります。
児童虐待
による悲劇を二度と繰り返してはなりません。
厚生労働省
など
関係
府省庁と緊密な
連携
を図りながら、スクールソーシャルワーカーの
重点配置
など
児童虐待
の防止にしっかりと取り組んでまいります。
障害者
が一生を通じて自らの
可能性
を追求できるよう、
支援
に係る
環境
の
整備
が必要です。
福祉部局等
と
連携
した
切れ目
のない
支援体制
の
構築
や、
特別支援教育
の
充実
、
障害者
の生涯にわたる多様な
学習活動
の
充実
に取り組んでまいります。
グローバル社会
を生きていく
子供たち
や若者にとって、
外国語
を含めた
国際的素養
を身に付けていくことは極めて重要です。
学校
における
外国語教育
や、
留学生交流
の
推進
などの
大学
の
グローバル化
、
在外教育施設
の
機能強化
、
日本型教育
の
海外展開
、ユネスコが主導する持続可能な
開発
のための
教育
や
国際バカロレア
などを
推進
してまいります。 また、
外国人児童生徒等
への
教育
や
外国人
に対する
日本語教育
の
充実
、
大学等
における
留学生支援
や
在籍管理
の
徹底等
にしっかりと取り組むとともに、
義務教育段階
の
外国人
の
子供たち
の不
就学等
の
状況
を踏まえ、その
実態把握
や
就学促進
のための
取組
を進めてまいります。 これらの
取組
を着実に
実現
するため、必要な財源を
確保
しつつ、
教育投資
の
充実
に努めてまいります。
我が国
が将来にわたって
成長
と繁栄を遂げるための要は、
科学技術イノベーション
です。国連が定めたSDGsの達成に
科学技術イノベーション
が果たす
役割
が極めて大きいことは
国際社会
の
共通認識
です。
我が国
の
科学技術イノベーション
の
中核
を担う
文部科学省
として、来年度施行される
科学技術
・
イノベーション基本法
に基づく新しい
科学技術
・
イノベーション基本計画
の策定に向けた
検討
に積極的に
協力
してまいります。また、かつてリーマン・ショックの後に
研究開発投資
が停滞しましたが、
コロナ禍
でその轍を踏まないよう、国として
科学技術予算
の
確保
に努めます。
我が国
の
研究力
は諸
外国
に比べ相対的に
低下傾向
にあります。この現状を一刻も早く打破するため、
研究力向上
の鍵である
若手研究者
への
支援
の
強化
が重要です。
博士課程
の
学生
が
生活面
での心配をすることなく
研究
に打ち込めるような処遇の
向上
や優秀な
若手研究者
への
ポスト
の
重点化
など、
博士課程学生
を含む
若手研究者
への
支援
の
充実
に取り組んでまいります。また、
研究成果
の
切れ目
ない
支援
の
充実
や新興・
融合領域
への
取組強化
などの
研究資金改革
、
研究設備等
の
共用促進
や
研究支援体制
の
強化
などの
研究環境改革
を
大学改革
と一体的に進め、絶えず
イノベーション
を生み続ける
社会
の
実現
に
全力
で取り組んでまいります。 持続的な
イノベーション
の
創出
には、その源となる
学術研究
、
基礎研究
が極めて重要です。
科研費
、
戦略的創造研究推進事業
の
充実
を図るとともに、
若手研究者
を中心とした多様な
研究者
が自由で挑戦的な
研究
に腰を据えて取り組めるよう、
創発的研究支援事業
を通じて
支援
してまいります。さらに、
大学等
の
研究力強化
を長期的な視野で安定的に
支援
していくため、
ファンド創設
などの新たな
仕組みづくり
に向けて具体的な
検討
を進めてまいります。
人材
、知識、資金の好
循環システム
の
構築
に向けて、
大学等
の
マネジメント機能強化
や
産学官共創
の場の
形成
による
オープンイノベーション
、
地域
における
イノベーション創出
、
ムーンショット型研究開発
など、非連続な
イノベーション
を生み出す
研究開発
を進めます。また、
アントレプレナーシップ教育
の
充実
や
大学発ベンチャー
の
創出
に向けた
環境整備等
を図るとともに、
科学技術
の戦略的な
国際展開
を図ります。 近年、国際的に
大学等
における
技術管理
の
重要性
が高まっております。
技術流出防止
の
強化
と
研究成果
の
創出
、
育成
のバランスを図りながら安全、安心を
実現
していくことが重要であり、現場の
研究者
が萎縮することのないよう、しっかりと取り組みます。 本年六月、スーパーコンピューター「富岳」が、
関係者
の努力により、「京」以来八年
半ぶり
に
国際ランキング
で一位を奪還しました。既に
新型コロナウイルス感染症対策
への
活用
が進むなど、私
たち
の暮らしを守ることに貢献しております。これを
研究者
のみならず
産業界
に広く開放するとともに、
子供たち
にも
体験機会
を提供するなど、
国民共有
の財産として誰もが
活用
しやすい
環境
を整えてまいります。
ソサエティー
五・〇の到来を見据え、こうした「富岳」等の
情報基盤
の
整備
とともに、
人工知能
、
ビッグデータ等
の
研究開発
、
活用
などの
研究
の
デジタル化
の
基盤
となる
情報科学技術
を
推進
します。また、
我が国
が強みを持つ
再生医療等
の
ライフサイエンス
、マテリアル、
ナノテクノロジー等
の
研究開発
を進めます。
量子技術
については、
我が国初
の
国家戦略
に基づき、重点的な
研究開発
や
イノベーション拠点
の
形成等
を加速してまいります。
我が国
として二〇五〇年までに脱
炭素社会
を
実現
するという目標の達成に向けて、革新的な
環境
・エネルギーに関する
研究開発
、
ITER計画等
の
核融合研究
を
推進
するとともに、地震、津波、火山、
豪雨等
の防災・減災に関する
研究開発
などを進めます。
次世代放射光施設
など
物質科学等
を支える
最先端
の
研究基盤
を始めとする
大型研究施設等
の
整備
、共用を
促進
します。 国内外で大きな期待と関心が寄せられている
宇宙
・
航空分野
では、
米国提案
の
アルテミス計画
の
推進
や、「はやぶさ2」等の
宇宙科学
・探査、H3ロケットの
開発
などに着実に取り組みます。今月十五日には、
野口聡
一
宇宙飛行士
が搭乗する
宇宙
船が
国際宇宙ステーション
に向けて打ち上げられる予定です。来年秋には、新しい
日本人宇宙飛行士
の募集も行います。こうした今後の
宇宙開発利用
の
充実
に向けた
取組
を進めてまいります。さらに、
北極域研究船
の建造を含む海洋・極域に関する
研究開発
、「もんじゅ」の安全、着実かつ計画的な
廃止措置
の実施も含めた原子力に関する
取組
など、
国主導
で取り組むべき
基幹技術
を
推進
します。
スポーツ
には、体を動かし楽しむだけでなく、
人々
を夢中にさせ感動させる力があります。 来年に延期された
東京オリンピック
・
パラリンピック競技大会
を人類が
ウイルス
に打ちかったあかしとして安全、安心に開催するため、
文部科学省
としても
全力
で取り組んでまいります。
国際競技大会
における
日本代表選手
の活躍は、国民に夢と希望、感動を与えるものです。
東京大会
はもとより、その先も見据えて、トップアスリートが安心して
強化活動
に専念できるよう、
感染症対策
の徹底とともに、
競技力強化
に係る
支援
の
取組
を進めることに加え、
東京大会
のレガシーを
次世代
にしっかりと継承し、更なる
スポーツ
の
振興
に取り組んでまいります。 安全、安心な
環境
の下に
スポーツ活動
を再開させ、第二期
スポーツ基本計画
を着実に実行し、全ての
人々
が
スポーツ
をする、見る、支える
機会
を
確保
することを通じ、
スポーツ立国
の
実現
を目指します。さらに、アスリートの
セカンドキャリア形成支援
、
スポーツ
を通じた
健康増進
、
国際交流
・
協力
や
地域活性化
、
大学スポーツ
の
振興
、
スポーツ
の
成長産業化
、
障害者スポーツ
の
振興
、
学校体育
の
充実等
にも力を尽くしてまいります。 また、
スポーツ活動
が公正かつ適切に実施されるよう、
スポーツ団体
に対し、
ガバナンス
コードの遵守を促すことを通じ、
スポーツ
インテグリティーの
確保
に努めてまいります。
文化芸術
は、
我が国
のアイデンティティーを
形成
する源であり、無限の
可能性
を秘めた世界に誇るべき重要な資源です。国難とも呼ぶべき現状においてこそ、
人々
の心を癒やし、勇気付ける
文化
や
芸術
の力が強く求められています。このため、
文化芸術活動
の再開、継続、発展を力強く
支援
するとともに、
文化
財の修理、
整備
、防火・
耐震対策等
を通じて、
文化芸術
の
振興
を着実に進めてまいります。 また、
インバウンド観光需要
の回復に向けた
反転攻勢
への
基盤
の
整備
や、
国内観光需要
の喚起にも資するよう、
日本博
を一層強力に
推進
するとともに、日本遺産を始め、
地域
の
文化
資源の磨き上げ、
文化
施設
の
機能強化
や
地域
一体となった
文化
観光の
推進
への
支援
等を通じて、伝統
文化
から現代
芸術
まで幅広い
文化芸術
による国づくりをオールジャパンで
推進
し、日本
文化
の魅力を積極的に国内外に発信してまいります。 さらに、
文化
庁の京都移転も見据え、地方創生や観光などとも
連携
しつつ、
文化芸術
推進
基本計画や
文化
経済戦略を着実に実行し、
文化芸術
立国の
実現
に取り組んでまいります。 東日本大震災や
令和
二年七月豪雨を始めとする災害に対しては、就学
支援
、
児童生徒
の心のケア、
学習
や
学校
再開への
支援
等を始め、復興を支える
教育
、
人材育成
、
大学
、
研究
機関による
地域
再生への貢献、
学校施設
や
文化
財の復旧など、被災者の心に寄り添った復興に引き続き取り組みます。さらに、廃炉に関する
研究開発
や
人材育成
、原子力損害賠償にも着実に取り組むとともに、原発事故の避難者を始めとする被災した
児童生徒
に対するいじめについては、
関係
機関とも
連携
して必要な
取組
を行ってまいります。 本年九月、新たに発足した
菅内閣
において、再度
文部科学大臣
の任を預かることとなり、
大臣
として二年目を迎えました。国民のために働く
菅内閣
の一員として、今、改めて、国家百年の計に立って、人づくりを始めとした
文部科学行政
における諸
課題
の解決に向け、果敢に
取組
を進めていく覚悟です。引き続き
関係
各位の御
指導
、御鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
太田房江
10
○
委員長
(
太田房江
君)
高橋文部科学
副
大臣
。
高橋ひなこ
11
○副
大臣
(
高橋ひなこ
君) この度、
文部科学
副
大臣
を拝命いたしました
高橋ひなこ
でございます。 副
大臣
として、
大臣
をよく補佐し、日本の経済
成長
の原動力となる
科学技術イノベーション
の
推進
及び
文化芸術
立国の
実現
のための
文化
の
振興
に
全力
を尽くしてまいります。
委員長
、
理事
、
委員
の
皆様方
の御
指導
、御鞭撻を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ありがとうございます。
太田房江
12
○
委員長
(
太田房江
君)
田野瀬文部科学
副
大臣
。
田野瀬太道
13
○副
大臣
(
田野瀬太道
君) よろしくお願いします。 この度、
文部科学
副
大臣
兼内閣府副
大臣
を拝命させていただきました
田野瀬太道
でございます。 副
大臣
として、
大臣
をよく補佐し、日本の将来を担う人の育てる
教育
の再生、
国家戦略
としての
スポーツ
の
振興
及び
東京オリンピック
・
パラリンピック競技大会
の成功に向けた
取組
に
全力
を尽くしてまいる
所存
でございます。 今後とも、
委員長
を始め、
理事
、
委員
の
皆様方
の御
指導
、御鞭撻を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
太田房江
14
○
委員長
(
太田房江
君)
鰐淵文部科学大臣政務官
。
鰐淵洋子
15
○
大臣政務官
(
鰐淵
洋子君) おはようございます。 この度、
文部科学大臣政
務官
を拝命いたしました
鰐淵
洋子でございます。
大臣政務官
として、
大臣
、副
大臣
とともに、
教育
の再生及び
文化芸術
の
振興
に
全力
を尽くしてまいります。 今後とも、
太田
委員長
を始め、
理事
、
委員
の
皆様方
の御
指導
、御鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
太田房江
16
○
委員長
(
太田房江
君)
三谷文部科学大臣政務官
。
三谷英弘
17
○
大臣政務官
(
三谷
英弘君) この度、
文部科学大臣政
務官
兼内閣府
大臣政務官
を拝命いたしました
三谷
英弘でございます。
大臣政務官
として、
大臣
、副
大臣
とともに、
科学技術イノベーション
の
推進
、
スポーツ
の
振興
及び
東京オリンピック
・
パラリンピック競技大会
の成功に向けた
取組
に
全力
を尽くしてまいります。 今後とも、
太田
委員長
を始め、
理事
、
委員
の
皆様方
の御
指導
、御鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
太田房江
18
○
委員長
(
太田房江
君) 本日はこれにて散会いたします。 午前十時二十七分散会