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郡司彰君 私も、副
大臣、
大臣とやらせていただいたときに、やっぱり忙しさにかまけてなかなかまとまった形で
政策を実現にしていくというのが難しかったことがあるんですが、それでも、ちっちゃいことで言うと、国産チーズを何とか増やしたいなと、もう八五%も輸入しているもの食べなくてもよっぽど日本で作ったおいしいものを食べられるんじゃないかなと。そのためには、例えば畜産の
関係で、
規模拡大、頭数を増やすというようなことだけじゃなくて、国産チーズを作ることによって、例えば五十頭以内でも完全に大きな収益を上げているようなものが
全国いろんなところで見られます。
そのためには、ホルスタインだけじゃなくて、ブラウンスイスとかジャージーとか、チーズに適したような牛の飼い方、もっと言ったら、その当時はですよ、今はもう大丈夫だと思いますけれども、なかなか
農水省の中で飼い方を指導するようなこともかなわなかった。
それから、日本人でチーズを作る職人を育てるということもなかなかできなかったけれども、新たな
予算で二十四億ぐらいだったですけれども、始めて、大変、チーズを作っているところに行くと、そのことだとは知りませんけど、いや、国の方で職人を養成してくれたんで私も習ってきて作っているんだという話を聞いたりして、やはり何か一つずつ変えるようなこともしたい。そのときに、先ほどのところに戻って恐縮ですけれども、もっと
予算があればなというようなことがありましたので、やっぱりやりたい
政策、その
予算、ほかから分捕ってきてというようなことのこの
予算の配分をしていたんでは駄目なんだということを、改めてちょっと最後にまた申し添えておきたいと思います。
それから、余り時間の
関係であれですけれども、人員的に
予算が多かった頃と比べてどういうふうになっているかというふうになると、私は入った年の当初から、中川
大臣でございましたけれども、林野特会、五十年で返済をするんだというような、当時の国鉄の民営化の返済も併せての特別法律ができ上がりました。そのとき、五十年でありますから、当時、中川
大臣若かったんですよね。五十年たっても健在かなと思っておりましたけれども、ちょっとそれはそれで残念なことになりましたが、その当時は七万人ぐらいいたんですよね、一番多いときは。今五千人ぐらいですよね。
国土強靱化、これからは
国土強靱化だけで十五兆円来年は取るんだとかというような勇ましい話も聞こえてきておりますけれども、
農水省の林野の
関係の人たちも大変に優秀で、その人たちがいないとなかなか林道をどこに造るなんということもできなかったりするようなこともたくさん出てきております。
そういうところの
関係は、じゃ、民間にどうぞと言っても、民間はどこも受け付けません。それは、採算取れないから受け付けません。ようやく受け付けていただいたのは、切っていいですよ、後は元に戻さなくていいですよという昨年の法律ぐらいで、これはまたちょっと性格が異なってきている、政商の方々の
関係じゃないかなというふうにしか思えませんけれども、そういうことも出てきた。
それから、統計、厚労省でいろんな統計が一昨年辺りからありました。この統計が不備だと
政策にきちんと反映されないんじゃないか、おかしいじゃないか、そんな
議論で、当時の安倍総理もおっしゃっておりましたけれども、統計こそ国の基でありますと。
じゃ、振り返って、翻って、
農林水産省ではどうかというと、昔はどこにも食糧事務所と同じように統計事務所というのもありました。今はどんなふうになっているかというと、大変苦労して一生懸命やっているけれども、多くの部分は郵送でいただいたりするなりしています。昔はお米の出来具合なんかが何%違えば、もう大変
大臣の首が飛ぶようなことでありましたけれども、今は食管法あるいは米の余剰の
関係でそんなことも消えうせたかもしれませんけれども、それでも統計が大事だということはこれからも必要だろうというふうに思っております。
そういうようなこと、ほかにも幾つかありますけれども、本当に、
農林水産省、これまでの人員減らすことを内閣府庁の中で率先をして一番多くやってきた。やってきたところは今どうなっているかというと、前にやったんだから同じようにもっと減らせるだろうというので、
削減率がずうっと多いまま来ているんだろうというふうに思います。
このことに関しても、
予算も含めて
大臣はどうお
考えでしょうか。