○
高木かおり君
大臣、ありがとうございます。
今、
大臣の方からもテレワークに関しての情報セキュリティーの
確保の点もおっしゃっていただきました。実際に、このコロナ禍の中で、私、テレワークはもう是非とも
推進していくべきだと思っていて、今もうどんどんテレワークはこれ増えていっているんですけれども、やはりその悪質なサイバー攻撃というのも、元々以前からありましたが、より増えているというふうに聞いております。
例えば自宅のパソコン、持ち帰って、そのパソコンの方から会社のサーバーなどに接続して操作するときに、ログイン画面に、ログインをしてIDとパスワードを入れます。そのログイン画面を狙った攻撃というのが今すごく増えているというふうに聞いています。アメリカのセキュリティー会社の観測では、日本国内では、その先ほど申し上げたログイン画面が公開されているサーバーが先月で十一万件あるというふうに聞いています。
先ほどの大阪の事例、
企業の事例ですけれども、そういった
中小企業も本当にそのセキュリティーの部分は大変厳しい、人もお金も厳しいという状態、そこから情報を取られてしまうというような
状況が今いろいろ蔓延をしている
状況なんではないか、なかなか見えない部分だと思うんですね。
そういった中で、先ほどの事件は中国の会社でしたけれども、今、軍民融合とかそういったことを中国は掲げて、海外研究者を雇うというようなそういった計画もあるということです。こういったやっぱり大切な情報を、なりふり構わずこういった形で日本に対してやってくる、こういった警戒感というのは本当に私たちも持たないといけませんし、これ、アメリカとか欧州諸国というのももちろんこの危機感強まっていると思うんですけれども、私がすごく心配するのは、そういった日本の
企業とか大学でそういった、先ほど山谷議員もおっしゃっておられました、やっぱり
技術流出ということになりますと、それが抜け穴になってしまって、その
技術の損失という、もうそれ自体ももちろんなんですけど、日本の国がやっぱり欧米と渡り合っていけない、共同研究すらなかなかできないというような、そういった事態も容易に想像ができるということで、本当にこれは
スピード感を持ってやっていただきたいというふうに思います。
なかなか、こういったテレワークの
推進ということもコロナ禍の中で必要になってくるんですけれども、是非ともこの
状況を、もう認識は
共有していただいているということでしたけれども、是非、一歩先行くセキュリティー
確保、
対策、行っていただきたいというふうに
お願いをして、この
質問は終わらせていただきます。ありがとうございます。
続いて、女性の
社会進出について伺っていきたいと思います。
今、テレワークのお話がございましたけれども、この女性の育児や仕事、家事、こういった両立支援という観点から今日は
質問をさせていただきたいと思います。
テレワークがこのコロナ禍で一気に進んでいるというような
状況でございますけれども、このテレワーク、多様な女性の働き方ですとかワーク・ライフ・バランス、こういったこと、まあ女性に限らずですけれども、通勤時間の短縮、こういったいろいろメリットがたくさん言われている中で、やはりこれ、問題も指摘されているかと思います。
この、逆に、九時―五時で柔軟に働けるというメリットの代わりに、逆にそこが見えないから働き過ぎてしまうのではないかですとか、ワーキングスペースを
確保しづらいですとか、また、家族の無
理解といいますか、家にいるイコール休日だというふうに思われがちだと、なかなか気持ちを切り替えられない、そういった問題もあると、ソフトの面ですね、こういったところも
課題であるというふうに思っております。
この女性の労働参加というのを後押しするには、やっぱり女性が仕事と育児、それから家事、これ両立できる
環境というのを整備していくのが当然重要であるわけなんですけれども、これまで、私が感じているのは、仕事と育児、これの両立という支援というのは、産前産後の育休ですとか、また保育の
サービスだったり、そういったところは一定
サービスが充実しつつあるのではないかと思いますけれども、その仕事と育児、もう一つ家事、家事ですね、家での家事ですね、家事に対して、これ女性は大変多くの時間を費やしているということなんです。
先ほどの家族の無
理解という点も、なかなかこの、どうしても今までの日本の性別役割分業
意識という中では、どうしても家族の中で女性が家事、育児、もう一つ言えば介護なんかもどうしても期待されてしまうというような形で、そうすると、働く女性というのは今まで以上に、テレワークをする中で、家にいるということでこういった家事、育児、介護、子育て、そういったものに忙殺をされて、そこにリモートワークが加算されると、最悪家庭内過労死というようなことにもなりかねないのではないかというふうに感じているわけです。
もちろん、今男性が全くやっていないということを言っているわけではありませんし、逆のパターンというのもありますから一概には言えませんけれども、やはりこういった
状況があるのではないかというふうに
問題意識を持っております。
そういった中で、この女性の活躍というものを念頭に置く中で、やはり、様々なパソコンの整備とか社内
環境の整備、そういったことも必要なんですが、まずその
生活環境の整備に力を入れるべきだというふうに考えております。
そこで、今日もう一つの資料を付けさせていただいていますが、そこで、家事支援
サービスの拡充についてなんですけれども、まだまだこれ認知度が高まっていなくて、金額も高かったりなかなか使い勝手が難しいというような
アンケートも出ておりますけれども、そこで橋本
大臣に御
質問させていただきたいと思います。
こういった、もっとこの家事支援
サービスを拡充させ、利用しやすくする仕組みをつくれないものなのかどうか。業者を増やして
サービスを多様化して業界全体もっと、例えばバウチャー
制度なんかを取り入れて
政府が補助をするですとか、自治体もやっているところもあるかもしれませんけれども、一時的に女性を支援するということで女性を家事から解放する、こういった視点、いかがお考えか、御見解をお聞かせください。