○小林正夫君
国民民主党・新緑風会の小林正夫です。
まず、
国民に不安が広がっている
新型コロナウイルス感染症についてお聞きをいたします。
全国的に
感染者数が増加していて、新規
感染者数は、先週十九日木曜日、これは私が
質問通告をした、この日は、前日、十八日水曜日に二千二百人を超えて、東京、埼玉、静岡、長野では過去最多を更新している
状況でした。しかし、十九日の木曜日には二千三百八十六人、二十一日の土曜日には二千五百九十六人となって、新規
感染者数は日々更新して、
国民の不安が、心配が増幅している、こういう
状況でございます。
菅総理
大臣や専門家の発言を十一月十八日以降について時系列的に整理をしてみました。
一つは、日本医師会の中川会長は、十八日水曜日の会見で、
政府の旅行支援策、GoToトラベルがきっかけになったことは間違いないと思っているとの見解を示されました。
二つ目。十八日水曜日の衆議院
厚生労働委員会で、
政府の対策分科会の尾身会長は、
政府が示した感染リスクが高まる五つの場面が多くの人に伝わっていない、医療体制が逼迫してからでは遅い、今が
最後のチャンスだ、このように言われました。
三つ目。二十日金曜日の参議院本
会議で、菅総理はGoToキャンペーン事業の見直しは現時点では検討しない考えを強調をされました。
四つ目。二十一日土曜日の
政府の
新型コロナウイルス感染症対策本部の会合では、総理はGoToキャンペーンの運用を見直す考え方を表明した。
これが時系列的な整理です。
そこで、お聞きをいたします。
季節性インフルエンザと
新型コロナウイルスを鑑別することは非常に困難な状態が想定をされて、このため疑似症患者が急激に増加することが想定されていた中で、新規
感染者数が日々更新していたにもかかわらず、日本医師会の中川会長の見解や尾身会長の心配を受け入れることなく、菅総理は二十日の参議院本
会議で見直しは現時点では考えていないと発言をされました。
また、昨日、全国知事会は緊急対策
会議を開催し、GoToトラベルについて、
政府に対して様々な意見、要望があったと報じられています。
そこで、二点伺います。
今回の感染拡大は
政府の
対応が後手後手になったからではありませんか。
二つ目。また、総理は二十一日土曜日にGoToキャンペーンの運用を見直すことを表明しましたが、感染拡大地域の
対象地域の判断やGoToイートの一時停止の判断等を知事に丸投げしたのではありませんか。
政府が判断基準を示すことが大事だと私は思いますけれども、見解をお聞きいたします。