○平木大作君 公明党の平木大作でございます。この
災害対策特別委員会、
質問におよそ一年ぶりに立たせていただきます。
去年、どんなときに
質問したかというと、十月の一日でありまして、先ほど小沼
委員の方からも言及ありましたけれども、昨年も大変
災害が続いた年でありました。
台風十五号が九月九日の未明に上陸をして、私もとにかく一か月間
被災地をずっと歩き続けて、その
状況を報告し、また
質問にぶつけさせていただいたわけでありますが、その十月、同じ月のうちにまた今度は
台風十九号が上陸をいたしまして、十五号がよく風
台風と言われたんですけれども、十九号は水
台風だったということで、一月余りの間に本当にこんな大変な
災害がまた違う形でやってくるのかという思いで昨年は過ごしたわけであります。
この十月の、昨年の
災害特で私どんなことをお伺いしたかというと、一つは、この十五号のときに、これ房総半島を中心にでありますけれども、長期にわたって停電、断水、そして大
規模な通信障害というのが発生をいたしました。特にこの通信障害という部分については、これは今年起きた
災害のときにもまた
指摘をされている点でありますけれども、私も非常にこれは何とかしなければいけないなという思いで実はおりまして、これ当然、通信障害、要は電話が通じない、携帯電話も通じないしネットにもつながらないという
状況になりますので、
災害対応の最前線に立つ
市町村ですとか県庁がそもそも現場の
状況を把握できないということがまず起きました。加えて、要するに独り暮らしの
高齢者の方とか御自身で移動がなかなかままならないという方がSOSを
発信できないと、こういう
状況になりました。
我々も、例えば千葉県内、公明党の議員、地方議員を中心に百六十人いるんですけれども、上陸前から
災害対策本部を立ち上げまして、基本的に夜通し各地からの
災害の
状況を収集していたんですけれども、実はこのときには途中から電話がつながらなくなったんですね、各地の議員と。これは停電できっと電池切れだということで、私も、上陸した日の朝、もうモバイルバッテリーをとにかく車に積み、たくさん積み込んで各地の議員訪ねて歩いたんですけれども、実は幾ら携帯を充電しても結局電話はつながらなかったというところが一つのポイントでありまして、そもそも、これ近年の
災害、東日本大震災のときに特に
指摘されているんですけれども、この携帯の基地局のちゃんとバックアップ電源というものを長時間化しておかないと、いざというときにやっぱり電話が通じないという、そういう問題が長らく
指摘をされてきたわけであります。こんな点を昨年の
委員会で問わせていただきました。
改めて、今日、ちょっと振り返りなんですけれども、まさにこのときお伺いした例えばハード面、倒木
対策ですね。結局、木が倒れるときに電線ですとか様々なものを巻き込んで一緒に停電を引き起こしてしまう、あるいはそれに伴う無電柱化、言われているけどなかなか進まない、そして通信
環境の強靱化、こういったハード面の
整備。それから、ソフト面に関して言うと、この
復旧、特に電力の
復旧のときに、電気
事業者、電力
事業者の皆さんと
自治体の道路部局、また自衛隊、こういったところがうまく
連携できなくて、皆さん
現地入っているんだけれどもどこにいるんだっけみたいなことで、実はいろんなところのコンビニの駐車場がそういう
人たちで埋まっているみたいな、そういう
状況が昨年は実際に起きてしまいました。
改めて、これ一年で簡単に解決する問題ではありませんが、これまで
検討状況、あるいはその後の
取組ということについて、今日改めてお伺いをしたいと思います。