○竹内真二君 公明党の竹内真二です。
質問の
機会をいただきましたことに
感謝を申し上げます。
本日は、
GoToトラベルについて
質問をいたします。
七月二十二日に
事業がスタートしてから約五か月がたちました。
実績はどうかといえば、先ほどありましたように、少なくとも延べ約五千二百六十万人が利用して、
支援額は約三千億円に上るということであります。この間、
観光業の
皆様から、廃業を免れた、コロナ前の客足に戻ったと、大変喜びの声を多くいただきました。
地域振興策として
効果は大変大きかったと思います。
それが十二月二十八日からの十五日間は
全国一斉に一時
停止になったということで、宿泊、交通、運輸、そして土産物など多くの
観光関連産業の
事業者から、なぜこのタイミングなのかと悲鳴が上がりました。しかし、都市部を中心に
感染の拡大傾向が続き、医療
体制が逼迫しつつある厳しい現状の下で、特に
年末年始というこの時期を考えて
政府が
トラベル事業に一時的に
全国一斉のブレーキを掛けたという
判断は、私は必要なことだったと思っております。
昨日二十三日も、
全国の
新規感染者数というのは、報道によれば三千二百七十一人と、過去最高を記録しております。この一時
停止という事態は重く受け止めた上で、日本の
観光業を日本の各
地域に残す、
地域経済が回っていく、そのために
トラベル事業というのはやはり本当に重要だと私は考えております。
先日、千葉県内のホテルに泊まりました。それほど規模は大きくありませんが、私は仕事で泊まったので当然
トラベル事業の対象ではありませんが、感心したのは
感染対策への取組です。
例えば朝食ですが、ビュッフェ方式というので、コロナ
対策というのをどうしているのかと思っていましたが、ほとんどの料理が小鉢と小皿で
提供されておりまして、しかも、プラスチックの蓋が全部に付いているんですね。大変な手間が掛かっていると思います。しかし、
感染防止のためには手間を惜しまないと、六時半から営業しておりましたけれども、もう五時から、早く
準備をして
対応しているというふうにも
伺いました。
やはりコロナに打ちかつぞというこの真剣な思い、誇りというものが、この朝食の食事の
準備を始めレストラン内の衛生管理など随所に見て取れました。
一方、
利用者の方にも、私、感心しました。全員が少なくとも座席二つ以上離れて座っているんですね。家族連れを含めて、ほとんどしゃべらないようにもしていました。しかも、レストランに入ってきた
利用者の方は、少し混んでいるなと思うと一度部屋に戻られて入ってこないような、そういう方も何人かいらっしゃいました。ホテルも
宿泊者もすごく
努力している、それを実感しました。
トラベル事業によって
感染者が増えたのではないかというふうに思われる方が少なくなく、その気持ちは私も分からなくもないんです。しかし、日本人は相当この
事業の大前提である
感染防止
対策の徹底ということを、また、新しい旅のスタイル、安全、安心のスタイルというものを
事業者、
利用者双方が実践されているんではないかと、これもまた紛れもない事実ではないでしょうか。そこをもっと評価していただいて、
国民にも
理解をしていただいて更に
事業を
改善させていく取組というものがこれから更に重要になってくると私は考えております。
そこで、まず
観光庁にお聞きしますけれども、
事業の
利用者のうち陽性と判明した方というのは今どのぐらいいるのか、また、
トラベル事業が
感染拡大の主要な要因であるとのエビデンスは今のところ存在しないという
見解は変わっていないのか、確認したいと思います。