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2020-11-30 第203回国会 参議院 決算委員会 第1号
公式Web版
会議録情報
0
令和
二年十一月三十日(月曜日) 午後三時三十分開会 ─────────────
委員氏名
委員長
中川
雅治
君 理 事
西田
昌司
君 理 事
野田
国義
君 理 事
三浦
信祐
君 理 事
芳賀
道也
君
足立
敏之
君
今井絵理子
君
古賀友一郎
君
酒井
庸行
君 自見はなこ君
高橋
克法
君
滝沢
求君
豊田
俊郎
君
野村
哲郎
君
藤井
基之
君
舞立
昇治
君
牧野たか
お君
山田
俊男
君
小沼
巧君
勝部
賢志
君
古賀
之士君
那谷屋正義
君
吉田
忠智
君
熊野
正士
君
宮崎
勝君
山本
博司
君
柴田
巧君
柳ヶ瀬裕文
君
岩渕
友君
武田
良介
君 ─────────────
委員長
の
異動
十月二十六日
中川雅治
君
委員長辞任
につき、そ の
補欠
として
野村哲郎
君を議院において
委員長
に
選任
した。 ─────────────
委員
の
異動
十月二十六日
辞任
補欠選任
高橋
克法
君
大家
敏志
君
中川
雅治
君
赤池
誠章
君
那谷屋正義
君
塩村あや
か君
野田
国義
君 岸
真紀子
君
熊野
正士
君
伊藤
孝江
君
三浦
信祐
君
里見
隆治
君
宮崎
勝君
下野
六太君
山本
博司
君
平木
大作
君 十一月四日
辞任
補欠選任
岩渕
友君
大門実紀史
君
武田
良介
君
田村
智子
君 十一月五日
辞任
補欠選任
今井絵理子
君
三木
亨君
大門実紀史
君
岩渕
友君 十一月六日
辞任
補欠選任
三木
亨君
今井絵理子
君
下野
六太君
河野
義博
君
田村
智子
君
武田
良介
君 十一月九日
辞任
補欠選任
河野
義博
君
下野
六太君 十一月十六日
辞任
補欠選任
足立
敏之
君
岡田
直樹
君 十一月十七日
辞任
補欠選任
岡田
直樹
君
足立
敏之
君 十一月二十四日
辞任
補欠選任
自見はなこ君
櫻井
充君
岩渕
友君
大門実紀史
君 十一月二十五日
辞任
補欠選任
櫻井
充君 自見はなこ君
大門実紀史
君
岩渕
友君 十一月二十七日
辞任
補欠選任
赤池
誠章
君
宮島
喜文
君
岩渕
友君
吉良よし子
君 十一月三十日
辞任
補欠選任
吉良よし子
君
岩渕
友君 ─────────────
出席者
は左のとおり。
委員長
野村
哲郎
君 理 事
古賀友一郎
君
舞立
昇治
君
牧野たか
お君
古賀
之士君
里見
隆治
君
芳賀
道也
君 委 員
足立
敏之
君
今井絵理子
君
大家
敏志
君
酒井
庸行
君 自見はなこ君
滝沢
求君
豊田
俊郎
君
西田
昌司
君
藤井
基之
君
宮島
喜文
君
山田
俊男
君
小沼
巧君
勝部
賢志
君 岸
真紀子
君
塩村あや
か君
吉田
忠智
君
伊藤
孝江
君
下野
六太君
平木
大作
君
柴田
巧君
柳ヶ瀬裕文
君
岩渕
友君
武田
良介
君
国務大臣
財務大臣
麻生
太郎
君 副
大臣
財務
副
大臣
中西 健治君 ─────
会計検査院長
森田
祐司
君 ─────
事務局側
常任委員会専門
員 笹嶋 正君 ───────────── 本日の
会議
に付した案件 ○
理事
の
辞任
及び
補欠選任
の件 ○
国政調査
に関する件 ○
令和
元
年度一般会計歳入歳出決算
、
令和元年
度
特別会計歳入歳出決算
、
令和
元
年度国税収納金
整理資金受払計算書
、
令和
元
年度政府関係機関
決算書
(
内閣提出
) ○
令和
元
年度国有財産増減
及び現在額総
計算書
(
内閣提出
) ○
令和
元
年度国有財産無償貸付状況
総
計算書
(内 閣
提出
) ○
国家財政
の
経理
及び
国有財産
の
管理
に関する調 査 (
会計検査院法
第三十条の二の
規定
に基づく報 告に関する件) ─────────────
野村哲郎
1
○
委員長
(
野村哲郎
君) ただいまから
決算委員会
を開会いたします。 この際、一言御挨拶を申し上げます。 去る十月二十六日の本
会議
におきまして、本
委員会
の
委員長
に
選任
されました
野村哲郎
でございます。(拍手) 本
委員会
は、
予算
が
関係法律
にのっとり適正かつ効率的に
執行
されたかを審査し、
国会
における
財政統制
の重要な役割を担う
委員会
であり、その使命は誠に重大であります。
委員長
といたしましては、皆様の御
支援
と御協力を賜りまして、公正かつ円滑な
委員会運営
を心掛けてまいりたいと存じますので、どうぞよろしく
お願い
いたします。 ─────────────
野村哲郎
2
○
委員長
(
野村哲郎
君)
委員
の
異動
について御
報告
いたします。 去る二十七日までに、
山下雄平
君、
三木亨
君、
磯崎仁彦君
、
岩井茂樹
君、
長峯誠
君、
森屋宏
君、
三浦信祐
君、
山本博司
君、
熊野正士
君、
宮崎勝
君、
野田国義
君、
那谷屋正義
君、
高橋克法
君及び
中川雅治
君が
委員
を
辞任
され、その
補欠
として
古賀友一郎
君、
滝沢求
君、
牧野たか
お君、
酒井庸行
君、
今井絵理子
さん、
里見隆治
君、
平木大作
君、
伊藤孝江
さん、
下野
六太君、
岸真紀子
さん、
塩村あやかさん
、
大家敏志
君、
宮島喜文
君及び私、
野村哲郎
が
選任
されました。 ─────────────
野村哲郎
3
○
委員長
(
野村哲郎
君)
理事
の
辞任
についてお諮りいたします。
西田昌司
君から、文書をもって、都合により
理事
を
辞任
したい旨の申出がございました。これを許可することに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
野村哲郎
4
○
委員長
(
野村哲郎
君)
異議
ないと認め、さよう決定いたします。
理事
の
補欠選任
についてお諮りします。
理事
の
辞任
及び
委員
の
異動
に伴い現在
理事
が五名欠員となっておりますので、その
補欠選任
を行いたいと存じます。
理事
の
選任
につきましては、先例により、
委員長
の指名に御一任願いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
野村哲郎
5
○
委員長
(
野村哲郎
君) 御
異議
ないと認めます。 それでは、
理事
に
古賀友一郎
君、
舞立昇治
君、
牧野たか
お君、
古賀
之士君及び
里見隆治
君を指名いたします。 ─────────────
野村哲郎
6
○
委員長
(
野村哲郎
君)
国政調査
に関する件についてお諮りいたします。 本
委員会
は、
今期国会
におきましても、
国家財政
の
経理
及び
国有財産
の
管理
に関する
調査
を行いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
野村哲郎
7
○
委員長
(
野村哲郎
君) 御
異議
ないと認め、さよう決定いたします。 ─────────────
野村哲郎
8
○
委員長
(
野村哲郎
君)
令和
元
年度決算外
二件を
議題
といたします。 まず、
令和
元
年度決算
、すなわち
一般会計歳入歳出決算
、
特別会計歳入歳出決算
、
国税収納金整理資金受払計算書
、
政府関係機関決算書
につきまして、また、引き続き、
令和
元
年度国有財産増減
及び現在額総
計算書並び
に
令和
元
年度国有財産無償貸付状況
総
計算書
につきまして、
財務大臣
から
概要説明
を
聴取
いたします。
麻生財務大臣
。
麻生太郎
9
○
国務大臣
(
麻生太郎
君)
令和元年
度の
一般会計歳入歳出決算
、
特別会計歳入歳出決算
、
国税収納金整理資金受払計算書
及び
政府関係機関決算書
を
会計検査院
の
検査報告
とともに
国会
に
提出
をさせていただき、また、
令和元年
度の国の
債権
の現在額並びに
物品
の
増減
及び現在額につきましても
国会
に
報告
をいたしておりますので、その
概要
を御
説明
させていただきます。 まず、
令和元年
度の
一般会計
の
決算
につきましては、
歳入
は百九兆一千六百二十三億円余、
歳出
は百一兆三千六百六十四億円余であり、差引き七兆七千九百五十九億円余の
剰余
を生じております。 この
剰余金
は、
財政法
第四十一条の
規定
により、既に
令和
二
年度
の
一般会計
の
歳入
に繰り入れております。 なお、
令和元年
度における
財政法
第六条の純
剰余金
は六千八百五十二億円余となります。 次に、
令和元年
度の
特別会計
の
決算
でありますが、同
年度
における
特別会計
の数は十三であり、これらの
決算
の
内容
につきましては、
特別会計歳入歳出決算
のとおりであります。 次に、
令和元年
度における
国税収納金整理資金
の受入れ及び
支払
につきましては、同
資金
への
収納済額
は七十七兆四千六百六十六億円余であり、
支払命令済額
及び
歳入組入額
は七十六兆八百十二億円余でありまして、差引き一兆三千八百五十四億円余が
令和元年
度末の
資金残額
となります。 次に、
令和元年
度の
政府関係機関
の
決算
でありますが、その
内容
につきましては、それぞれの
決算書
のとおりであります。 次に、国の
債権
の現在額につきましては、
令和元年
度における国の
債務
の
総額
は二百二十五兆五千八百四億円余であります。 次に、
物品
の
増減
及び現在額につきましては、
令和元年
度中における純
増加額
は七千九百三十七億円余であり、この結果、
令和元年
度末における
物品
の
総額
は十四兆三千九十億円余となります。 以上が、
令和元年
度の
一般会計歳入歳出決算等
の
概要
であります。 なお、
令和元年
度の
予算
の
執行
につきましては、
予算
の効率的な使用や
経理
の適正な
処理
に努めてきたところではありますが、
会計検査院
から二百四十八件の
不当事項等
について
指摘
を受けましたことは誠に遺憾であります。 今後とも、
予算
の
執行
に当たりましては一層の配慮をいたし、その適正な
処理
に努めてまいる所存であります。 何とぞ御
審議
のほど
お願い
を申し上げます。
令和元年
度の
国有財産増減
及び現在額総
計算書並び
に
令和元年
度の
国有財産無償貸付状況
総
計算書
を
会計検査院
の
検査報告
とともに
国会
に
報告
をいたしておりますので、その
概要
を御
説明
申し上げます。 まず、
令和元年
度の
国有財産増減
及び現在額総
計算書
の
概要
について御
説明
いたします。
令和元年
度中における
国有財産
の純
増加額
は一兆二千七百七十三億円余であり、この結果、
国有財産法
に基づく
令和元年
度末現在額は百九兆八千七百十二億円余であります。 以上が、
令和元年
度の
国有財産増減
及び現在額総
計算書
の
概要
であります。 次に、
令和元年
度の
国有財産無償貸付状況
総
計算書
の
概要
について御
説明
をいたします。
令和元年
度における
無償貸付財産
の純
増加額
は四百六十三億円余であり、この結果、
令和元年
度末現在において
国有財産法
に基づき
無償貸付
をしている
国有財産
の
総額
は一兆一千九百三十七億円余であります。 以上が、
令和元年
度の
国有財産無償貸付状況
総
計算書
の
概要
であります。 なお、これらの
国有財産
の各総
計算書
には、それぞれ
説明書
を添付いたしております。 何とぞ御
審議
のほどよろしく
お願い
を申し上げます。
野村哲郎
10
○
委員長
(
野村哲郎
君) 次に、
令和
元
年度決算検査報告
及び
令和
元
年度国有財産検査報告
につきまして、
会計検査院長
から
概要説明
を
聴取
いたします。
森田会計検査院長
。
森田祐司
11
○
会計検査院長
(
森田祐司
君)
令和
元
年度決算検査報告
につきまして、その
概要
を御
説明
いたします。
会計検査院
は、
令和
二年九月四日、
内閣
から
令和
元
年度歳入歳出決算
の
送付
を受け、その
検査
を行って、
令和
元
年度決算検査報告
とともに、
令和
二年十一月十日、
内閣
に回付いたしました。
令和元年
度の
一般会計
の
決算
は、
歳入
百九兆一千六百二十三億余円、
歳出
百一兆三千六百六十四億余円でありまして、
会計検査院
はこれらの
決算
を確認いたしました。
令和元年
度の
特別会計
につきまして、
会計検査院
は十三
特別会計
それぞれの
歳入
、
歳出
の
決算
を確認いたしました。 また、
国税収納金整理資金
は、
収納済額
七十七兆四千六百六十六億余円、
支払命令済額
十六兆五千九百七十億余円、
歳入組入額
五十九兆四千八百四十一億余円でありまして、
会計検査院
はこれらの
受払額
を
検査
完了いたしました。
令和元年
度の
政府関係機関
につきまして、
会計検査院
は四
政府関係機関
それぞれの
収入
、
支出
の
決算額
を
検査
完了いたしました。
令和元年
度の
歳入
、
歳出等
に関し、
会計検査院
は、国、
政府関係機関
、国の
出資団体等
の
検査対象機関
について、
書面検査
及び
実地検査
を
実施
いたしました。そして、
検査
の進行に伴い、
関係者
に対して四百
余事項
の質問を発しております。
検査
の結果、
検査報告
に掲記した
不当事項
について、その
概要
を御
説明
いたします。 まず、
法律
、政令若しくは
予算
に違反し又は不当と認めた
事項
は、合計二百五件、八十七億五千八百九十五万余円であります。 このうち、
収入
に関するものは、四件、十一億四千五十三万余円であります。 その
内訳
は、租税の
徴収
が適正でなかったもの、
保険料
の
徴収
が適正でなかったものなどとなっております。 また、
支出
に関するものは、百七十六件、五十七億八千二百四万余円であります。 その
内訳
は、
会計経理
が適正を欠いていたもの、
計画
が適切でなかったもの、
医療費
の
支払
が過大となっていたもの、
補助事業
の
実施
及び
経理
が不当なもの、
交付税
の
交付
が不当なものなどとなっております。 以上の
収入
、
支出
に関するもののほか、
貸付条件
に違反していたものなどが二十五件、十八億三千六百三十七万余円あります。 次に、
令和元年
十一月から
令和
二年十月までの間におきまして、
会計検査院法
第三十四条又は第三十六条の
規定
により
意見
を表示し又は
処置
を要求いたしましたものは十四件であります。 その
内訳
は、
国民健康保険特定健康診査
・
保健指導国庫負担金
の
交付額
の算定に関するもの、
保育間伐
の
実施
に関するもの、
地籍調査事業
の
実施
により作成された
地籍図等
に係る
認証請求
の早期の
実施等
に関するもの、
国立研究開発法人産業技術総合研究所
が保有するなどしている
土地
の
利用状況
に関するもの、
災害拠点病院
における
自家発電機等
の
浸水対策
に関するものなどとなっております。 次に、本院の
指摘
に基づき
当局
において
改善
の
措置
を講じた
事項
は二十二件であります。 その
内訳
は、
国際連帯事業
の
実施
に関するもの、物件の買入れなどに係る
契約
における
会計法令
に基づく
検査
の適正な
実施
に関するもの、地域再
エネ水素ステーション導入事業
の
実施
に関するもの、
賃貸借契約
により調達した
情報システム
の撤去に係る
会計処理
に関するもの、有効に利用されていない
土地
及び
建物
に関するものなどとなっております。 次に、
不当事項
に係る
是正措置等
の
検査
の結果につきましては、昭和二十一
年度
から
平成
三十
年度
までの
検査報告
に掲記した
不当事項
のうち、
是正措置
が未済となっているものは三十五
省庁等
における三百四十一件、八十四億五千百六十二万余円、このうち金銭を返還させる
是正措置
を必要とするものは三十五
省庁等
における三百三十一件、八十二億七千三百四十四万余円となっております。 また、
平成
三十
年度決算検査報告
において
改善
の
処置
の
履行状況
を継続して
検査
していくこととした本院の
指摘
に基づき
当局
において
改善
の
処置
を講じた
事項
のうち、
改善
の
処置
が履行されていなかったものはありませんでした。 次に、
令和元年
十一月から
令和
二年十月までの間におきまして、
会計検査院法
第三十条の二の
規定
により
国会
及び
内閣
に対して
報告
いたしましたものは、
福島再生加速化交付金事業等
の
実施状況
に関するもの、国による
地方公共団体
の
情報セキュリティ対策
の
強化
に関するもの、低
金利
の
状況下
における
政府出資法人
の
業務
及び
財務
の
状況
に関するものの三件となっております。 次に、
令和元年
十一月から
令和
二年十月までの間におきまして、
国会
からの
検査要請事項
に関し、
会計検査院法
第三十条の三の
規定
により
検査
の結果を
報告
いたしましたものは、
東京オリンピック
・
パラリンピック競技大会
に向けた
取組状況等
に関するもの、
待機児童解消
、
子ども
の
貧困対策等
の
子ども
・
子育て支援施策
に関するものの二件となっております。 次に、本院の
検査業務
のうち、
検査報告
に掲記する必要があると認めた
特定
の
検査対象
に関する
事項
は二件であります。 その
内訳
は、
財務基盤
の
強化
を図るために
特定同族会社
の
特別税率
の
適用対象
から除外された
法人
のうち、
特定同族会社
と比べて
財務基盤
が
一定水準
以上となっていると考えられる一部の
法人
の
財務基盤
の
状況等
に関するもの、
完全子会社株式等
及び
関連法人株式等
に係る
配当等
の額に対して
源泉徴収
を行うことにより生ずる
還付金
及び
還付加算金
並びに税務署における
源泉所得税事務
及び
還付事務等
に関するものとなっております。 次に、
国民
の関心の高い
事項等
に関する
検査
の
状況
として、これまで御
説明
いたしました
事例
などを整理し、
検査報告
に掲記しております。 最後に、
特別会計
に関する
法律
に基づき、
令和元年
十一月に
内閣
から
送付
を受けた
平成
三十
年度
特別会計財務書類
について
検査
をした旨を
検査報告
に掲記いたしました。 以上をもって
概要
の
説明
を終わります。
会計検査院
といたしましては、機会あるごとに
関係
各
省庁
などに対し適正な
会計経理
の
執行
について
努力
を求めてまいりましたが、なお、ただいま申し上げましたような
事例
がありますので、
関係
各
省庁
などにおいても更に特段の
努力
を払うよう望んでいる次第であります。 次に、
令和
元
年度国有財産検査報告
につきまして、その
概要
を御
説明
いたします。
会計検査院
は、
令和
二年九月四日、
内閣
から
令和
元
年度国有財産増減
及び現在額総
計算書
及び
令和
元
年度国有財産無償貸付状況
総
計算書
の
送付
を受け、その
検査
を行って、
令和
元
年度国有財産検査報告
とともに、
令和
二年十一月十日、
内閣
に回付いたしました。
令和元年
度末の
国有財産
現在額は百九兆八千七百十二億余円、
無償貸付財産
の
総額
は一兆一千九百三十七億余円になっております。
検査
の結果、
国有財産
の
管理
及び処分に関しまして、
令和
元
年度決算検査報告
に掲記いたしましたものは五件であります。 その
内訳
は、
不当事項
といたしまして、
国有財産
の
管理
に関するもの、
隊舎新設
に伴う残土の
処理
に係る
工事費
の積算に関するもの、
意見
を表示し又は
処置
を要求した
事項
といたしまして、
林道施設
に係る
長寿命化点検
を踏まえた
個別施設計画
の策定に関するもの、
保育間伐
の
実施
に関するもの、本院の
指摘
に基づき
当局
において
改善
の
処置
を講じた
事項
といたしまして、有効に活用されていない
土地
及び
建物
に関するものとなっております。 以上をもって
概要
の
説明
を終わります。
野村哲郎
12
○
委員長
(
野村哲郎
君) ありがとうございました。 この際、
麻生財務大臣
から発言を求められておりますので、これを許します。
麻生財務大臣
。
麻生太郎
13
○
国務大臣
(
麻生太郎
君) 先ほどの
決算概要説明
につきまして、
配付資料
の三ページ目の三行目におきまして国の
債務
の
総額
と
説明
をいたしておりますが、正しくは国の
債権
の
総額
でありますため、訂正をさせていただきます。
野村哲郎
14
○
委員長
(
野村哲郎
君) 以上で
令和
元
年度決算外
二件の
概要説明
の
聴取
は終わりました。
令和
元
年度決算外
二件に対する質疑は後日に譲ることといたします。 ここで
麻生財務大臣
は御退席いただいて結構でございます。ありがとうございました。 ─────────────
野村哲郎
15
○
委員長
(
野村哲郎
君)
国家財政
の
経理
及び
国有財産
の
管理
に関する
調査
のうち、
会計検査院法
第三十条の二の
規定
に基づく
報告
に関する件を
議題
といたします。
会計検査院
から
説明
を
聴取
いたします。
森田会計検査院長
。
森田祐司
16
○
会計検査院長
(
森田祐司
君)
会計検査院
は、
会計検査院法
第三十条の二の
規定
により
国会
及び
内閣
に対して、
令和
二年七月二十九日に「低
金利
の
状況下
における
政府出資法人
の
業務
及び
財務
の
状況
について」の
報告書
を
提出
いたしました。その
報告書
の
概要
を御
説明
いたします。
検査
しましたところ、
資金運用収益
を
事業
に要する費用に充てることとしている
基金等
において、
資金運用収益額
が年々減少していたり、
沖縄振興開発金融公庫
において、資産と負債の
平均残存期間
の差である
デュレーションギャップ
が
平成
三十
年度
末において一・六年となっていたり、
独立行政法人住宅金融支援機構
において、
金利スワップ取引
に関して通常想定される範囲の
損失
を超える異常な
損失
に対応するための
金利変動準備基金
を設置する
必要性
が低下していたりなどしておりました。
検査
の
状況
を踏まえた
会計検査院
の所見といたしましては、
デュレーションギャップ
が大きく、その
縮小
を図る必要があると自ら認識している
沖縄振興開発金融公庫
は、引き続き
縮小
に向けた
取組
を進めていくこと、
独立行政法人住宅金融支援機構
は、
金利変動準備基金
として必要と見込まれる額を改めて算定し、
必要額
を超えていると認められる額については
国庫
に納付することなどを検討することなどの点に留意する必要があると考えております。
会計検査院
としては、今後の
金利
の
動向等
も踏まえつつ、
政府出資法人
の
業務
及び
財務
の
状況
について、今後とも多角的な観点から引き続き注視していくこととしております。 これをもって
報告書
の
概要
の
説明
を終わります。
野村哲郎
17
○
委員長
(
野村哲郎
君) ありがとうございました。 以上で
説明
の
聴取
は終わりました。 本日はこれにて散会いたします。 午後三時五十一分散会