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倉林明子君 日本共産党の
倉林です。
十月下旬以降の
コロナの
感染拡大、全く歯止めが掛からないまま
増加の一途をたどり、重症の
コロナを受け入れてきた
医療機関、これはもはや危険水域を超えているという
状況でなかろうかと
思います。
看護師の話を
是非紹介したいと思うんですね。これ、一旦レッドゾーンに入りますと、四時間以上立ちっ放し、トイレに行けないと。防護服の交換という業務も付きまといますので、そういうことできないんですね。そういう場合どうしているかというと、トイレに行けないのでおむつを着けてレッドゾーンに入ると。その上、バッシングを恐れて家族にも
コロナ病棟勤務だと言い出せないと。極度のストレスが長期化する中で、重症患者の受入れがもはや限界ということになっている。
確かに、受入れ
協力要請します、お金も一床
当たり随分積みますという提案されているんだけれども、なぜ増えないのかと。受入れの限界、看護師は急には育たない、急に応えられる体制をつくれないというキャパの限界がもう来ているんだということをしっかり見る必要があると思うんですね。
都市部では、人工呼吸器など救命
措置を望まない、こういう人でないと受け入れられないという
事態が既に起こっておりまして、治療を選別する、命を選別せざるを得ないという
状況になってきています。
コロナで救急
病床が埋まる、拡充する、そういうことになりますと、それ以外の救急搬送の受入れもできないと、つまり救急が崩壊すると、保健所の方も機能不全に追い込まれると、こういう
事態に至っております。もはや、
国民の命の危機、守れないと、こういう領域に入っているという
認識が強く必要だと思うわけです。
そこで、今回、
対象地域を拡大するという中身になっております。しかし、そもそも今回の
緊急事態宣言の
要請の
実効性、
感染者減らせるのかと、ここが問われているんだと思うわけです。
飲食店の
時短営業や午後八時以降の
外出自粛、
テレワークの
推進で出勤者七割減と、前回と同様の
要請だとおっしゃるけれども、同様の
要請とは受け止められていないというのが実態だと
思います。
こういう限定的な
内容にとどまる下で、補償も極めて限定的だと言わざるを得ません。これでどうやって
感染者を、あと、二月七日までですよね、三週間と四日余りでどうやって抑制できるのか。
私は、
国民が一番知りたいのは、これで減らせるという科学的な明確な根拠だと思うんです。お示しいただきたい。